2019年02月15日

ビルの屋上で風力発電

パイオニア精工兵庫県姫路市花田町加納原田

ビルの屋上に設置される室外機の排気流を、風力発電に活かす?

室外機の排気流で発電へ 姫路のメーカーが挑戦中(神戸新聞NEXT)
都市部でビルの屋上にずらりと並ぶ空調の室外機。この排気流を活用して発電する「都市型風力発電」の実用化に、精密部品メーカー、パイオニア精工(兵庫県姫路市花田町加納原田)が取り組んでいる。
室外機を電気で回していて、そこで起きた風を発電に使う。
頭がぐるぐるしそうですが、しかし、安定的に発生している風をそのまま使わないのはもったいない・・ですね。

参考
どんなサイズでもOK。コンパクト図面折り「機」(372log@姫路)

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2018年10月21日

世界最大級の研究所が播磨にあった



世界最大級の研究所が播磨にあります。

ゴキブリ研究所で20年間飼育担当 女性課長が「害虫図鑑」(神戸新聞)
ゴキブリ100万匹、ダニ1億匹、ハエと蚊で計10万匹、アリ5千匹などがいる世界最大級の「ゴキブリ研究所」で20年間、飼育を担当した経験から、身近な害虫の素顔を分かりやすく紹介している。
(中略)
かつて虫が大の苦手だったことや、ドラマ制作会社の依頼で飼育したうじ虫がテレビに登場したことなどユニークなエピソードを盛り込んだ。
アース製薬坂越工場(播磨・赤穂市)にある研究所。害虫駆除を研究するために飼育しています。

虫が苦手だったのにこんな本を出版するまでになるとは・・。人生わかりません。

参考
ゴキブリ60万匹の恐怖、世界最大級の研究所を見た(NIKKEI STYLE)

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2017年12月11日

「知の播磨」で、ノーベル賞目指す寺西信一氏

SACLA播磨佐用町

スマホやデジカメのイメージセンサ技術で世界的な賞を受賞した兵庫県立大学特任教授・寺西信一さん。
英国での贈呈式を終え、次はエックス線のイメージセンサーでノーベル賞を目指します。

英女王賞の寺西さん「次はノーベル賞」 贈呈式終え会見(神戸新聞NEXT)
エリザベス女王工学賞」を日本人で初めて受賞した兵庫県立大特任教授の寺西信一さん(64)=神戸市灘区出身、兵庫県上郡町在住=が英国であった贈呈式を終えて帰国し、11日、県庁で会見した。
(中略)
現在はエックス線自由電子レーザー施設「SACLA(さくら)」=同県佐用町=で、エックス線のイメージセンサーの開発に携わっており「新しい分野でノーベル賞も目指したい」
学究の播磨、知の播磨ですね。

参考
日本人初、エリザベス女王工学賞受賞(372log@姫路)
人材の宝庫・播磨から、ノーベル賞の予感(372log@姫路)

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2017年09月09日

「本に書いてあることを信用しない」 イグノーベル賞 東山教授

立命館大学OIC大阪府茨木市

股のぞきでイグ・ノーベル賞を受賞した、播磨加西市出身の東山教授に市民栄誉賞が贈られます

“股のぞき”イグ・ノーベル賞の東山特任教授に市民栄誉賞 加西(神戸新聞NEXT)
兵庫県加西市は、昨年9月にノーベル賞のパロディー版として知られる「イグ・ノーベル賞」の知覚賞を受けた同市出身で立命館大総合心理学部の東山篤規(あつき)特任教授(66)を顕彰するため、市民栄誉賞を贈る方針を固めた。
東山教授が教える立命館大総合心理学部は、姫路から1時間半の大阪茨木にあります。経営学部政策科学部も大阪。

「石の上にも3年」といいますが、教授は10年と言います。

股をのぞくと世界が変わる!?:立命館大・東山 篤規氏【イグ・ノーベル賞インタビュー Laugh and Think 第7回】(Tech Note)
私は、本に書いてあることをほとんど信用していません。世の中の話は、文字と算術以外はほとんどがうそです。
(中略)
新しいことは、みんな自信がなかったりリスクが高かったりして、途中でやめてしまうことが多く、大抵の人はすぐ次の話題に移ってしまいます。人間だから途中で飽きることはあるでしょう。そのようなときは他の分野に寄り道して、いろいろと参考にしながら、結局戻って同じことを続けるのがベストだと思います。
でも10年はなかなか続けられないから、寄り道をして、また戻ってくればいいと。
なるほどね。

参考
人材の宝庫・播磨から、ノーベル賞の予感(372log@姫路)
関西大より立命館大のほうが近くなるかも(372log@姫路)

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2017年02月13日

日本人初、エリザベス女王工学賞受賞

ニュースバル放射光施設播磨上郡町

播磨にある兵庫県立大の寺西特任教授が、日本人初の受賞。

英女王工学賞に初の日本人 デジタル画質向上に貢献(神戸新聞NEXT)
寺西さんは、センサーを開発した米国の技術者らと同時に受賞。同賞の審査委員会は、寺西さんについて、デジタル画像の質を「大幅に向上させた」と高く評価した。
イメージセンサーの画質向上への貢献が評価されたとのこと。
いまやデジタル画像なしでは考えられない世の中になりましたが、どこかで誰かが頑張っているおかげなのですね。

英女王工学賞 寺西さん「多くの支えのおかげ」(神戸新聞NEXT)
優れた技術者を表彰する英国の「エリザベス女王工学賞」に選ばれた兵庫県立大特任教授の寺西信一(のぶかず)さん(63)が13日、姫路市内で会見した。日本人初の快挙に「本当にうれしい賞をいただいた。多くの人の支えのおかげ」と喜びを語った。
ノーベル賞よりも賞金は多い(1億4000万円)そうですが、今度はノーベル賞も欲しいですね。

参考
人材の宝庫・播磨から、ノーベル賞の予感(372log@姫路)

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2016年10月12日

立派な土俵か、人が気づかない土俵か



ノーベル賞をとる秘訣。

ノーベル賞・大隅良典さん 学者一家、のんびり過ごした学生時代(産経ニュース)
誰が一番乗りするかを競うより、誰もやっていないことを見つける喜びの方が大事
ノーベル賞だけでなく、同じ土俵に乗って戦う人と、違う土俵を探す人がいます。

同じ土俵は立派で試合もしやすい
だから人が集まる
でも大勢の相手と激しい戦い

違う土俵は気づきにくい
だから、試合の相手がほとんど来ない
相手がいないから負けない

違う土俵に気づいて負けないようにすることを、アメリカの経営学者は、差別化戦略と言いました。
大隅先生だけでなく、違う土俵を探すのは、なかなか楽しい。

参考
ノーベル医学生理学賞に大隅良典・東工大栄誉教授「人がやらないことをやりたい」(dot.)

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2016年10月01日

人材の宝庫・播磨から、ノーベル賞の予感

天橋立京都府宮津市

ノーベル賞の発表に先立ち、イグ・ノーベル賞では、播磨加西市出身の東山篤規教授が受賞。

受賞喜び「あんまりない。えー、なんで?」 立命館大・東山教授が「股のぞき」研究受賞の凱旋報告(産経WEST)
兵庫県加西市出身の東山教授。
(中略)
国内の学会発表では無反応だったが、「欧州は人が集まるほど反響がすごかった」
(中略)
東山教授は「股のぞき」の姿勢で眺めると、空と海が逆転し、見える風景の距離感がつかみにくくなる「光学的・身体的変換視野の効果(股のぞき効果)」を証明。大阪大大学院の足立浩平教授(行動統計科学)とともに、人々を笑わせる研究に贈られるイグ・ノーベル賞を受賞した。
そして今月発表されるノーベル賞では、前田浩崇城大教授が、化学賞を受賞する可能性があります。
前田教授は兵庫県生まれ、龍野高校出身。

人材の宝庫・播磨の底力!ですね。

参考
前田特任教授が「トムソン・ロイター引用栄誉賞(ノーベル賞有力候補者)」受賞(崇城大学)
【ノーベル賞は西日本の公立高校出身がほとんど】(facebook)

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2015年08月25日

研究倫理の崩壊過程? 進む「軍学共同」



戦後、軍事研究に距離を置いてきた学術会に、変化が起きています。

日本の学術界、軍事の侵入を懸念(2015年5月7日付け Nature "News in Focus" 和訳)
第二次世界大戦後から、日本は確固とした平和主義をとってきた。研究者の中には、先月防衛省が研究基金制度を開始したと知り、狼狽した者もいる。合計額―初年度で3億円(250万米ドル相当)―は国家による研究基金の合計を考慮するとわずかでしかないが、研究者の多くは、その基金が不吉な徴候であると見ている。
政府は「軍民両用(軍事にも民生にも使える)技術の積極的活用」と言っています。
人によっては、軍事研究ではなく軍民両用だったらいいんじゃないかと、抵抗感が減るかもしれません。
でも、最初から研究目的の一つとして軍事が入っていれば、秘密研究にせざるをえないケースも出てきます。

姫路出身の池内了先生も、ずいぶん心配されています。

記者の目:戦後70年夏 科学界から=千葉紀和(東京科学環境部)(毎日新聞)
政府は「軍民両用(デュアルユース)技術の積極的活用」を掲げ、それに呼応するように資金援助を受ける研究者や、研究指針を改める大学が出始めている。
(中略)
国立大法人化などで国の交付金が減った。「研究者は飢えている。問題は科学技術を用いる側にあると、割り切る人も増えた」。研究倫理に詳しい池内了・名古屋大名誉教授(宇宙物理学)は指摘する。
軍学共同(大学・研究機関における軍事研究)反対アピール署名
防衛省は、大学や研究機関を軍事研究に取り込む「軍学共同」の動きを強めています。例えば、防衛省防衛技術研究本部と大学・研究機関との間で締結された共同研究の件数は、2010年ごろから加速的に増加する傾向にあります。
「軍学共同」が進みはじめている(世界平和アピール七人委員会)
防衛省が2015年から「安全保障技術研究推進制度」と名付けた競争的資金制度を発足させ、軍事利用できる技術開発を目的とした大学や研究機関の研究者への研究費の支給を決定した。研究費不足に悩む研究者が多い状況につけ込んでの制度と言えるだろう。このような資金が大学に入るようになると、公開できない秘密研究が堂々と行われるようになるだけでなく、軍事研究に動員される学生への悪影響が心配される。
憲法を重要視する戦後平和主義は、研究者の倫理にも影響を与えてきました。憲法を見直し、軍事力こそ抑止力、すなわち平和維持装置と考えるなら、軍事研究も秘密研究も否定しにくくなります。

一方で、軍事研究の魔力は絶大。日本の民生技術力は、軍事技術に距離を置いてきた故、力をつけてきた面もあります。
(桁違いの軍事予算で研究すれば、家電のきめ細かい工夫や精緻な技術、低価格技術は育ちにくかった等)

日本は稀有な技術力を持った国ですが、この力を、今後何に使っていき、世界に貢献できるのか。
少なくとも戦後70年は、ずいぶん世界に貢献してきたと感じます。

これからは・・どうする?

参考
進まぬ東大「軍事研究解禁」 産学官協力に悪影響(産経ニュース) - 人型ロボットの開発を進めてきた東大の研究者ら有志が平成24年、東大は肌が合わないとして離れ、ベンチャー企業「SCHAFT(シャフト)」を立ち上げた。(記事より) ← ベンチャー立ち上げの文脈が、理解できませんでした。
東大「SCHAFT」はなぜ日本を去ったのか(WEBRONZA) - まず資金調達。日本のベンチャーキャピタル(VC)は長期投資に耐える資金力が乏しく、どうしても短期で利益を出そうとする。そのためカネと時間がかかるメカニック系ベンチャーを敬遠しがちだ。(記事より)
SCHAFT開発とGoogleの買収、ロボットビジネスの今 稲葉雅幸教授インタビュー2(東大新聞オンライン) - 大学を離れた理由は諸説あるが、稲葉教授は「それに集中したいという彼らなりのチャレンジでした」と語る。(記事より)
東大「軍事研究認めない」 「解禁」の一部報道を否定(朝日新聞デジタル)
東大が軍事研究解禁 軍民両用技術研究容認 政府方針に理解(産経ニュース)
池内兄弟が提示する「楽しい未来にする方法」(372log@姫路)

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2015年05月26日

鳥取に、最後にできたもの。初めてできたもの

鳥取港鳥取市

ワイドショーだけかと思ったらNHKまで。

全国の都道府県で最後に鳥取で「スタバ」開店(NHKニュース)
大手コーヒーチェーン、スターバックスが全国の都道府県で最後となる鳥取県に出店し、23日、鳥取市にオープンした店舗は待ちわびた大勢の人たちでにぎわっています。
25年前にモスクワマクドナルドがオープンしたとの報道がありましたが、比べると報道の重みが違うような・・
鳥取市で報道するならこっちでしょ。

鳥取県明治大学が、鳥取メタンハイドレートコアセンター(仮称)を鳥取市の鳥取港に設置します。

メタンハイドレートコアセンター整備 県と明治大(日本海新聞)
日本海側のサンプルを集める施設としては国内唯一の拠点になる見通しで、2階には研究スペースも確保する。
将来、メタンハイドレートの一大研究拠点に育てたいという鳥取県の思惑があります。

参考
寄稿■ロシア人にとって、マクドナルドとは何か(日露ビジネスジャーナル) - マクドナルドのロシア1号店がモスクワに開店したのは、ソビエト崩壊1年前の1990年1月だ。(記事より)
あっと驚く資源量。鳥取・兵庫沖にメタンハイドレート(372log@姫路)
エネルギー拠点目指し、メタンハイドレート科学コース(372log@姫路)

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2014年12月26日

日本海でメタンハイドレート採取成功

 山陰海岸

日本海でメタンハイドレートの採取に成功。

「メタンハイドレート」のサンプル採取、秋田や山形沖で成功 新たに746カ所でも埋蔵期待(サンケイビズ)
秋田山形両県と上越の沖合計3カ所で実施した地質サンプル調査で、海底の地中からメタンハイドレートを採取した
(中略)
音波探査で北海道日高地方、秋田、山形両県や上越の沖合、隠岐諸島周辺の海底に、埋蔵の可能性がある特有の地形である「ガスチムニー構造」が本年度に新たに746カ所見つかった。昨年度調査分と合わせ計971カ所となった。
埋蔵可能性がある地域もどんどん広がっています。
韓国でも話題に。

日本が成功、次世代燃料メタンハイドレートを日本海で初採取・・韓国ネットは「日本の致命的な欠点が消える」「独島を欲しがるのも…」(FOCUS-ASIA)
「あれが商用化されれば、日本にとって戦略的に大きな資産になるだろう。価格が高く商業的には大きな利益が無くても、外交ではエネルギー禁輸で日本を圧迫できなくなり、日本の致命的な欠点が一つ消える。外交交渉面で強大な武器になる」
資源大国の道へまた一歩、近づいているのでしょうか。

参考
エネルギー拠点目指し、メタンハイドレート科学コース(372log@姫路)
メタンハイドレートで日米が協調?(372log@姫路)
経産省調査。隠岐周辺にもメタンハイドレートあります(372log@姫路)
世界が注目するメタンハイドレート(372log@姫路)
日本海でメタンハイドレートがどんどん見つかる(372log@姫路)
メタンハイドレート噴出痕、兵庫沖で数十箇所超?(372log@姫路)

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2014年11月08日

メタンハイドレートで日米が協調?



日米が歩調を合わせてます。

メタンハイドレートで日米が初の共同開発 アラスカの地質調査へ(FNN)
日本政府は、アメリカ政府と共同で、アラスカ州北部にある永久凍土で、メタンハイドレートに関する地質調査を始めることを決めた。
今後5年間で、ガス生産まで進める方針。
エネルギー利権に抜かりなさそうな米国が歩調を合わせることで、日本国内でもメタンハイドレートがいっそう注目されるのではないでしょうか。

参考
世界が注目するメタンハイドレート(372log@姫路)

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2014年10月09日

田舎の非常識パワー



実用化したのは大メーカーではありませんでした。

徳島)「地方でもやれる証明」徳島大学長らが会見(朝日新聞デジタル)
「地方にいても、情熱とやる気、負けん気があれば、ノーベル賞がとれるということを証明してもらった」と力を込め、博士論文は歴史的な論文であり、大学内のギャラリーに展示したい、とも述べた。
地方でも、情熱とやる気、負けん気があれば、ハンディは克服できるとの説明ですが、それだけじゃないんです。

ホリエモンが聞く、中村修二教授の「ゼロ」と今。(HORIEMON.COM)
当時、LEDとかレーザーダイオードっていうのは、結晶欠陥が10の3乗個以下じゃないとできないっていうのが常識だったんです。それを、10の9乗個もあるような窒化ガリウムで、LEDやレーザーを目指すっていうのは非常識なんです。しかも、よく光って、寿命が持つというのを作るというのは……。
(中略)
物理とかあまり知らないど田舎の会社で、当時は私もそんなに専門知識を知らなかった。全部独自でやっていて、とても常識的ではなかった。
地方で、(大メーカーのように)専門知識もなく、常識がなかった。だからやってみた(やってしまった)という面があります。
周囲に常識のある人がいなかったので、潰されなかった。

結果として、世界中がやらないことをやったから世界一になったというわけです。
無知のパワーって、時々すごいことをやってしまいますが、ノーベル賞をとってしまうこともある。
地方のパワーはこんなところにもあるんですね。

都会なんて、どんな分野でも常識のある人が周囲にいるので潰されてしまう。
なんと都会は恐ろしい!

韓国は、ノーベル賞がほとんど獲れない。理由の1つに、ソウル(都会)一極集中というのがあると思います。
田舎を持たない(田舎の力が弱い)国からノーベル賞は生まれないと、言ってみたいと思います。

by ど田舎ではないけど地方在住者

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2014年10月03日

姫路で医療器開発。獨協医科大と神戸大、県立大

 獨協医科大栃木県壬生町

姫路で医療器を開発するそうです。

兵庫県、県立病院で医療機器開発 神戸大などと連携(日本経済新聞)
独協医科大学(栃木県壬生町)の医療研究機関を併設し、神戸大学兵庫県立大学、地元企業も参加して検査装置など医療機器の開発に乗り出す。
獨協医科大は、姫路獨協大学と同じ獨協学園グループ
姫路市が用地で協力しているとか。

参考
中心市街地に戻る病院。その隠れたパワー(372log@姫路)
獨協医科大学が姫路に進出(372log@姫路)

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2014年07月14日

政府「ロボット増やすぞ!」

産業用人型ロボット(川田工業)

政府はロボット市場を拡大する方針を発表。

骨太方針と成長戦略決定、生産性向上へ法人減税など明記=政府(朝日新聞デジタル)
イノベーション活性化のため、ロボット革命実現会議を立ち上げ、2020年までにロボット市場を製造分野で現在の2倍、非製造分野で20倍に拡大するとした。
ロボット技術の蓄積は、姫路でも何年も前から取り組んでいます。
姫路ロボ・チャレンジも18回目。

自作ロボットの技術や性能競う 姫路科学館でコンテスト(神戸新聞NEXT)
2足歩行ロボットの技術や性能を競う「姫路ロボ・チャレンジ第18回大会」が12日、兵庫県姫路市青山姫路科学館で開幕した。
これまで産業用ロボットは人型ではありませんでしたが、人型のロボットが導入され始めたことで、今後は人の形をしたロボットが社会に益々取り入れられていく気がします。

参考
姫路ロボ・チャレンジ(372log@姫路)
通天閣ロボット、姫路に現る(372log@姫路)
二足歩行ロボット新展開。姫路ソフトワークス(372log@姫路)
日本が誇る、役に立たない2足歩行ロボット(372log@姫路)

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2014年07月12日

南極と姫路が「つながる」

県立姫路飾西高校姫路市飾西

姫路出身で南極昭和基地の隊長・隊員と、姫路の高校が「つながり」ました。

昭和基地の活動、興味津々 姫路飾西高で「南極教室」 兵庫(MSN産経ニュース)
県立姫路飾西高校(姫路市飾西)で、南極昭和基地と衛星回線でつなぎ隊員と交流する「南極教室」が開かれた。
南極って年中寒いんだろうと思っていましたが、昭和基地の7月の平均気温は-17.3度。1月が-0.7度というから、1年間の間でもかなり差があり、8月が最も寒いみたいです。

南極教室で使うスタジオは、普段隊員たちが使っている食堂の一部を利用するのだそうです。

参考
南極の今を私たちが伝えます(昭和基地NOW!)

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2014年04月21日

先端技術の宝庫、理研を見に行こう



理研の一般公開が行われました。

理研が研究施設を一般公開 「実験ノート」売り切れ 「STAP細胞」質問コーナー設置(MSN産経ニュース)
理研は毎年この時期に施設を公開している。今年は、例年の8000~9000人を上回る約1万1000人が来場。
来週は、播磨で公開。

理化学研究所 播磨地区 一般公開、4/27(日)開催です!(理化学研究所)
一般公開では、最先端の科学研究に親しんでいただくため、研究施設の公開をはじめ、講演会、各種イベントを行います。
一度行った事がありますが、こんな人に(も)、おすすめです。

1 播磨科学公園都市に行った事がない
2 科学の事はよくわからない
3 予約が苦手(団体の場合は連絡要)
4 無料駐車場があるところしか行かない

理研は広報活動が熱心で、一般の人に対して非常に親切です。

参考
第22回 SPring-8施設公開(理化学研究所)
国内最大級の公的研究機関・理研をつくった人(372log@姫路)
スプリングエイトに行かなくちゃ(372log@姫路)

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2014年04月20日

世界が注目するメタンハイドレート

経済産業省資料より

今年も、日本の将来を左右するかもしれない、大事な調査が始まりました。

平成26 年度表層型メタンハイドレート調査を開始します(経済産業省)
資源エネルギー庁は、平成25 年度に引き続き、表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けた調査を実施します。
世界中がメタンハイドレートに注目しています。

メタンハイドレート、「ガス採取成功」の日本に・・・「わが国も世界との差を埋めなくては」=中国(サーチナ)
中国メディアの華夏能源網はこのほど、「メタンハイドレートの採掘技術を確立した者が21世紀における世界のエネルギー市場を牛耳ることができるとすら言われている」と報じた。
(中略)
メタンハイドレートに興味を示しているのは日本ばかりではなく、米国やドイツ、カナダ、インド、韓国なども採取技術の開発に向けて巨額の資金を投下している。
メタンハイドレートを取り巻く環境は、数年前と大きく様変わりした感があります。

参考
日本海でメタンハイドレートがどんどん見つかる(372log@姫路)

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2014年03月13日

国内最大級の公的研究機関・理研をつくった人

SACLA播磨佐用町

STAP細胞で、良くも悪くも話題沸騰の理化学研究所(理研)
日常生活に直接関わることは少ないので、「理研って何?」という人も多いのでは。

理化学研究所(wikipedia)
1917年(大正6年)に創設された物理学、化学、工学、生物学、医科学など基礎研究から応用研究まで行なう日本で唯一の自然科学の総合研究所
設置目的は、「理化学分野における、平和的かつ産業に資する活動を行うことで、わが国産業の技術革新を推進し、公共の利益に資すること」だそうです。

今回のSTAP細胞の研究の中心は理研神戸事業所ですが、和光(本所)の他、筑波横浜播磨に主要事業所があります。

理化学研究所、新元素発見など幅広い成果(日本経済新聞)
国内最大級の公的研究機関で文部科学省が所管する。物理学、化学、生物学など幅広い研究を手掛け、事務系職員も含めると約3400人(2012年度末)の人員を抱える。
湯川秀樹などの科学者が設立したのかと思っていましたが、実業家の渋沢栄一が設立したとか。
戦前には研究成果を企業化して「理研コンツェルン」という新興財閥もできたものの、財閥解体でなくなったそうです。

STAP細胞の行方がどうなろうと、理研がどうにかなるものではないでしょうが、信用を落とすようなことがあれば、真摯に対応して欲しいと思います。

参考
名門「理研」、STAP論文で崖っぷち―論文撤回を検討(ウォールストリートジャーナル) - 「理研は民間研究団体として発足したが、現在は極めて多額の公的資金を得ており、国立機関と同等だ」と語る。「理研が打ち出した華々しいPR作戦は、研究資金を出している政府に向けたものだったかもしれない」(記事より) ← 仕分けされそうになってから、理研の広報熱心には目を見張るものがあります。
世界最先端・人類の「夢のマシン」が、播磨には2つもある(372log@姫路)
SPring-8の予算削減、海外科学雑誌でも疑問の声(372log@姫路)

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2013年12月01日

日本海でメタンハイドレートがどんどん見つかる

表層型メタンハイドレート(経済産業省の資料より)

経済産業省が日本海を調査したところ、メタンハイドレートがザクザク出て来ました。

表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けた調査を行いました(経済産業省 資源エネルギー庁)
上越沖と能登西方沖において、表層型メタンハイドレートの存在の可能性がある構造(ガスチムニー構造)が、調査海域で225 箇所存在し、多くは直径約200m~約500m 程度、大きなもので約900m の大規模構造であることが確認されました。
また、そのうち一つのガスチムニー構造については、内部構造が露出している箇所があり、環境データ取得に向けた海底面の状況を調査する中で、ガスチムニー構造の内部に表層型メタンハイドレートが広く存在していることが今回の調査で初めて明らかになりました。
(中略)
白く見えている物質が表層型メタンハイドレートです。
今年度の経産省調査は上越沖と能登西方沖でしたが、来年度は但馬沖も調査します。

経済産業省の資料より)

図で見る限り、兵庫県沖の調査範囲は、北海道を除き最も広範囲に見えます。それだけ可能性が大きいのかもしれません。
兵庫県の調査とともに、経産省の調査にも大いに期待できます。

参考
経産省、上越沖でメタンハイドレート確認 海底で「むき出し」に(MSN産経ニュース) - 上越沖と石川県能登半島西方沖で、存在が見込まれる有望な地形を225カ所発見し、今回、無人機を使って有望地点を撮影したところ、白いメタンハイドレートの一部がむき出しになっているのを確認した。(記事より)
メタンハイドレート 地中深くに埋蔵を確認(NHK) - 海底の表層部分だけで確認されていたメタンハイドレートが、地中深くにかけてまとまった形で埋蔵されていることが初めて確認されました。(中略)経済産業省は、メタンハイドレートは日本海の海底に広くまとまった量が埋蔵されている可能性があり、今後も調査を続けて埋蔵量の把握を進めるとともに、海底での生産技術の開発を進めていきたいとしています。(記事より)
メタンハイドレート、上越沖海底で確認 映像を公開(日本経済新聞) - 「鉱山」の内部が大規模に露出しているのを発見したのは初めて。経産省が公開した映像では海底のメタンハイドレートの塊からガスがぽこぽことわき出す様子が確認できた。(記事より)
メタンハイドレート噴出痕、兵庫沖で数十箇所超?(372log@姫路)
当選確実?香住沖メタンハイドレート年明けにも再採取(372log@姫路)
資源大国日本へ。姫路にメタンハイドレート火力発電所の可能性(372log@姫路)

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2013年11月14日

メタンハイドレート噴出痕、兵庫沖で数十箇所超?



兵庫県沖のメタンハイドレート調査結果が、記事になっています。

メタンハイドレート、賦存可能性大-兵庫・日本海沖で調査(日刊工業新聞)
井戸敏三兵庫県知事は「水深約940メートルや1500メートルの海底計6カ所の堆積物をピストンコアリング(海底の堆積物を柱状に採る装置)で採取したところ、メタンハイドレートの溶解痕と考えられる箇所が見つかった」と話している。
また、音波調査ではメタンハイドレートの噴出痕と思われる円形のくぼみ(ポックマーク)を大小数十カ所以上(最大は直径約400メートル)確認できた。
最大400メートルって、どれだけすごいのでしょう。

海洋資源開発を加速 日本海連合、国と初会合 新潟(MSN産経ニュース)
日本海の沿岸10府県でつくる海洋エネルギー資源開発促進日本海連合経済産業省資源エネルギー庁は30日、新潟市内で、日本海側で存在が確認されている次世代資源「メタンハイドレート」の開発などに焦点を当てた初の会議を開催。
兵庫県も所属する日本海連合は、中高生から表層型メタンハイドレートの採掘アイデアを募集しています。

「海洋エネルギー資源開発促進日本海連合」がメタンハイドレートの採掘につながる技術アイデアを募集します。(新潟県)
1 趣 旨
次代を担う中学生・高校生から、表層型メタンハイドレートの採掘につながる技術アイデアを募集し、柔軟な発想による優れた作品を顕彰することにより、国民のエネルギー問題への関心と、表層型メタンハイドレートの開発気運を高めることを目指す。

2 課  題  
日本海の表層型メタンハイドレートを採掘するための技術アイデア

3 応募資格
全国の中学生及び高校生

4 募集期間
  平成25年11月5日(火)~平成26年1月17日(金)
中高生の柔軟な発想で、日本や世界の未来を切り開いて欲しいものです。

参考
当選確実?香住沖メタンハイドレート年明けにも再採取(372log@姫路)
井戸知事にメタンハイドレート共同調査を持ちかけた理由(372log@姫路)
香住沖にメタンハイドレート。「存在可能性高まった」(372log@姫路)
メタンハイドレート「無限エネルギー」説(372log@姫路)
2013年、日本海のメタンハイドレートが花開く(372log@姫路)
新資源を軸に大連合。日本海沿岸10府県で研究会発足(372log@姫路)
資源大国日本へ。姫路にメタンハイドレート火力発電所の可能性(372log@姫路)

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2013年10月09日

メディアで注目。ガスタービン・コンバインドサイクル

姫路第二発電所姫路市飾磨区

原子力よりも熱転換効率がいい、GTCC(ガスタービン・コンバインドサイクル発電)方式の発電所が、計画を前倒しにして姫路にどんどん造られています。

関電の姫路第2火力3号機、前倒し試運転 冬の供給力上積み(日本経済新聞)
関西電力は7日、姫路第2火力発電所3号機(兵庫県、出力48.65万キロワット)の試運転を始めたと発表した。当初計画より約1カ月の前倒しとなる。
(中略)
姫路第2火力は天然ガスを燃料とする発電所で、関電は全6基を「コンバインドサイクル」と呼ぶエネルギー効率が高い設備に更新中。1号機は8月に営業運転を、2号機は6月に試運転を開始した。
脱原発の切り札として、メディア等でGTCCを宣伝する人も・・。

竹田恒泰 インタヴュー|瓦礫に向かって黙祷を捧げる陛下の後ろ姿から 我々は想いを感じとらなければいけない(ローリングストーン日本版)
天然ガスを燃料とした発電設備で、昔から原発の代替と言われてます。新型のものでは、熱転換効率は約60%。通常の火力発電と原子力発電は30〜50%ですから、マジックと言われているくらいのありえない転換効率です。極端に言えば、今ある火力発電所をすべてGTCCに置き換えた場合、従来どおりの燃料で原発分を含めて発電できます。
竹田恒泰さんは、読売テレビの番組のほか、最近はクイズ番組などにも出演されています。

参考
関西のエネルギーシフト。福井から姫路へ(372log@姫路)
姫路第二、今後3年間の増加分で大飯1基を上回る(372log@姫路)
世界最高の発電効率。播磨製ガスタービンを世界へ(372log@姫路)
効率は原発の約2倍! コンバインドサイクル発電(日刊SPA!)

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2013年10月07日

当選確実?香住沖メタンハイドレート年明けにも再採取


【青山繁晴】メタンハイドレート兵庫県沖調査報告 2013.10.2(YouTube)

YouTubeに、「RKB毎日放送 中西一清 スタミナラジオ 青山繁晴のインサイドSHOCK」の2013年10月2日版がUpされています。
ここで独立総合研究所青山繁晴さんが、先月実施した兵庫県とのメタンハイドレート共同調査の結果について語っています。

1 クレーター(のようなもの)が50個前後見つかった
2 そこからメタンハイドレートの巨大な柱(スカイツリーぐらいの高さ)
  が噴出していた
3 8mの筒を差し込んで吸い出し、調査船に引き上げた。白い塊も
  発見した
4 液体窒素の入れ物に入れる前に、日が当たる甲板上に置いてし
  まったため気化した

とのこと。
兵庫県沖にメタンハイドレートが存在することや、採取可能なことは確実(当選確実?)みたいな話でした。
また今回の採取物の解析しだいでも、メタンハイドレート採取証明ができるかもしれません。

クレータの場所はわかっているので、年明けに再採取すれば、兵庫県沖のメタンハイドレートは「これです」というのもあるでしょう。
青山さんは、2020年の東京五輪の電源は、(火力発電所の最小限の改変で可能な)メタンハイドレートで可能と言っています。(政府のメタンハイドレート商用化目標は2018年)

少なくとも、東京五輪の聖火台をメタンハイドレードで燃やすというのも、世界にPRするのにいいかもしれません。
「香住産メタンハイドレートを東京五輪で燃やそう」みたいなキャッチはどうでしょう。

参考
メタンハイドレート追加調査へ 本年度内にも兵庫県(神戸新聞NEXT) - 採取物の中に10センチ程度の空間があり、引き上げる最中にメタンハイドレートが溶解したと推測されるという。(記事より)
メタンハイドレート確認できず 県、香美沖海底の調査結果を速報 兵庫(MSN産経ニュース) - 筒を海上に引き上げる際、地層のなかにあったメタンハイドレートが溶けて気化した可能性もあり、解析を急いでいる。(記事より) ← 見出しだけ見ると、メタンハイドレートが見つからなかった、駄目だったと読めてしまいます。書き方次第ということか。
メタンハイドレート開発は、「オール」ジャパンより「コア」ジャパンで(プレジデント) - 2018年までに「商業化の実現に向けた技術整備」が行われる。ひょっとすると2020年東京五輪の聖火台の炎はメタンハイドレートのガスで維持されるかもしれない。(記事より)
井戸知事にメタンハイドレート共同調査を持ちかけた理由(372log@姫路)

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2013年10月03日

事件の解決にはスプリング8が便利

SPring-8播磨佐用町

和歌山のカレー事件で有名になったスプリング8ですが、さらに有名になろうと(?)工夫しています。

20以上の証拠、一度に鑑定 スプリング8、分析装置を開発(47NEWS)
和歌山の毒物カレー事件で混入されたヒ素を鑑定し、捜査への活用が注目された兵庫県佐用町の大型放射光施設「スプリング8」を運営する高輝度光科学研究センターのグループが、事件の証拠物を一度に20個以上鑑定できる新たな分析装置を開発したことが2日、分かった。
鑑定にSPring-8を活用しているのは、兵庫県警の科学捜査研究所(科捜研)だけ。
兵庫県の科捜研が全国の警察から鑑定を依頼されているのだそうです。
今後益々忙しくなりますね。

参考
播磨に科捜研の拠点(372log@姫路)
ギョーザ事件とスプリング8の使いかた(372log@姫路)
SPring 8 と蛍光X線分析について(甲南大学 刑事訴訟法教室)

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2013年09月14日

井戸知事にメタンハイドレート共同調査を持ちかけた理由

兵庫県庁神戸市

何年もの間、太平洋側ばかり力を注いできた政府のメタンハードレート調査ですが、今年から本格的に調査を始めたら、あるわあるわ。

メタンハイドレート、上越・能登沖に有望225カ所(日本経済新聞)
次世代のエネルギーとして注目されるメタンハイドレートが埋蔵されている可能性の高い地点が、日本海側の上越沖と能登半島沖に約225カ所あることがわかった。経済産業省が27日、調査結果を発表した。
調査したのは海底数メートルから数十メートルの浅いところに分布する「表層型」と呼ぶメタンハイドレート。
石油工学の技術では太平洋の「深層型」でないと採掘できませんが、海洋土木の技術を使えば日本海の「表層型」のほうが採掘は容易。

昨年、兵庫県は独立総合研究所と共同で、日本海での調査を実施しました。
なぜ兵庫県だったのか。

昨年まで、政府は予算がついている太平洋側しか調査をしなかった。2004年以降、独立総研の青山千春氏が日本海側が安価で容易に探査できると学会や報告会で発表しても動かない。
そこで、独立総研が目をつけたのが地方自治体組織・人口2100万人の関西広域連合。その中で、太平洋側と日本海側両方に面していたのが兵庫県だった。「太平洋側は駄目」と主張していると誤解されたくなかったからとか。

昨年2月、独立総研が兵庫県庁を訪れると、井戸知事は「そんな自前の資源が兵庫県にあるんですか」と驚き、「よしっ、やってみよう」となったそうです。

その後、兵庫県、京都府新潟県を含む日本海連合が設立され、ついに国自身も動き出したといいます。

「国が動かないときは、関西広域連合に声をかけよう」「関西広域連合には、ノリのいい知事もいるんだ」ということを全国の皆様にお知らせしたいと思います。

参考
希望の現場 メタンハイドレート (ワニプラス)(Amazon)
メタンハイドレートに、日本政府は命をかける(372log@姫路)
経産省が日本海メタンハイドレート調査を本格開始(372log@姫路)
香住沖にメタンハイドレート。「存在可能性高まった」(372log@姫路)
経済産業大臣「日本は困難を乗り越え、資源大国になる」(372log@姫路)
日本海メタンハイドレート、3年間で資源量調査(372log@姫路)
メタンハイドレート「無限エネルギー」説(372log@姫路)
2013年、日本海のメタンハイドレートが花開く(372log@姫路)
日本海の広範囲でメタンハイドレート。掘り出しやすく有望(372log@姫路)
新資源を軸に大連合。日本海沿岸10府県で研究会発足(372log@姫路)
メタンハイドレートで兵庫・京都・新潟が連携(372log@姫路)
メタンハイドレート発見か? 兵庫県・香住沖(372log@姫路)
資源大国日本へ。姫路にメタンハイドレート火力発電所の可能性(372log@姫路)

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2013年06月24日

ニャン博士もびっくり。スプリング8を改造し、世界一へ

エイトハカセスプリング8

2番じゃ駄目なんです。

スプリング8、理研が全面改良へ 世界一目指し20年完成(47NEWS)
理化学研究所埼玉県和光市)が、兵庫県佐用町にある大型放射光施設「スプリング8」の性能を上げようと全面改良して新型を造る方針を固め、5月に設計グループを発足させたことが21日、理研への取材で分かった。
放射光の輝度をどれだけ明るくするのかというと、100倍。
「50倍にして値段を抑えよう」なんて人が出てこないうちに、やっちゃわないとね。

一方で、ニャン博士の作業机が暗いので「10%ほど明るくして」というのも検討して欲しい。(あくまで想像)

参考
「SPring―8」漫画で分かりやすく紹介(YOMIURI ONLINE) - 四コマ漫画には、主人公で猫の「ニャン博士」をはじめ、ライオンの「ガオ博士」、ブタの「ブゥ博士」など8匹のキャラクターがテーマ別に登場。放射光を使った地球や惑星の研究のほか、警察の科学捜査への応用、自動車や化粧品などの産業利用について、イラストやカラー写真を交えて分かりやすく説明している。(記事より)

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2013年06月14日

経産省が日本海メタンハイドレート調査を本格開始

資源エネルギー庁資料より

ついに日本海メタンハイドレートの本格調査が、政府の手によって開始されました。

表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けた調査を実施します
~国により初の本格的な広域調査等の実施~
(経済産業省 資源エネルギー庁)
調査場所:上越沖、能登半島西方
調査時期:平成25年6月8日~7月20日(予定)
地図を見ると、調査場所のひとつ「能登半島西方」というのに、兵庫県沖も含まれるような、含まれないような・・・
いずれにしろ、兵庫県の近くでも行われるということです。

メタンハイドレート調査開始 日本海での資源量を把握へ(Sankei Biz)
上越沖と能登半島西方沖で7月20日まで調査する予定。経産省は今後3年間、日本海で集中的な調査を実施し、埋蔵量の把握に取り組む方針だ。
(中略)
夏以降は、今回の調査を踏まえ、有望海域で自動探査機を使った詳細な地質調査を行い、2014年度にも試掘に乗り出す。
兵庫県近くの能登半島西方沖で有望箇所が見つかれば、来年度にも試掘が始まるというのは、わくわくしてきます。

参考
香住沖にメタンハイドレート。「存在可能性高まった」(372log@姫路)

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2013年05月03日

がん増殖を抑制へ。スプリング8で化合物発見


主要死因別祖死亡率年次推移(公益財団法人がん研究振興財団)

がんの増殖を抑える化合物が発見されました。

がん防ぐ物質発見 マウスで効果、神戸大(日本経済新聞)
多くのがんの発症に関与するたんぱく質「Ras(ラス)」の働きを阻害する化合物を、神戸大大学院片岡徹教授らのグループが発見し、29日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。化合物をマウスに投与し、がん増殖を抑えており、新たな抗がん剤開発につながると期待される。
(中略)
大型放射光施設SPring―8(兵庫県)でRasを解析し、2005年、表面に化合物が結合できるポケット構造を発見した。
全患者の2割に効果があるという記事もあります。

抗がん剤の有力候補発見=「全患者の2割に効果も」-神戸大(時事ドットコム)
「Ras」と呼ばれるたんぱく質は、大腸がん患者で40~50%、膵臓がん患者で60~90%、全がん患者では約2割で活性化し、重要ながんの原因物質の一つとされる。
がん(悪性新生物)は1981年以来死因の第1位で、2009年には死因の3割を占めています。
まさに「SPring-8は地球を救う」かもしれません。

参考
SPring-8は地球を救えるか?(372log@姫路)

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2013年05月02日

香住沖にメタンハイドレート。「存在可能性高まった」


姫路の風景・ピオレ姫路姫路市駅前町)屋上より姫路城を望む

政府が海洋基本計画を閣議決定しました。

EEZ包括法を整備 政府が海洋基本計画閣議決定(MSN産経ニュース)
政府は26日、平成25~29年度の海洋政策の指針となる「海洋基本計画」を閣議決定した。
(中略)
日本海側を中心に確認された表層型の次世代エネルギー資源「メタンハイドレート」や海底のレアアース(希土類)については、今後3年間で集中的に埋蔵量を調査する。30年度をめどにメタンハイドレートの商業化実現に向けた技術整備を行うことも盛り込んだ。
一方、兵庫県は、香住沖の日本海を調査した結果、やはり「存在の可能性が高まった」との結論を発表しました。

兵庫県、メタンハイドレート「存在の可能性高まる」(日本経済新聞)
兵庫県は30日、新たなエネルギー資源として注目を集めるメタンハイドレートの有無について、兵庫県香住沖の日本海で2012年度に実施した調査の結果をまとめた。音響調査や水中撮影などを通じ「存在可能性は高まった」と結論づけた。
昨年前半まで、国が動かないから地方で動くしかないという雰囲気でしたが、現在はベクトルが完全に一致。

「夢は現実化する」を地で行くような状況になってきました。

参考
香美町沖でメタンハイドレート第3回調査(372log@姫路)
メタンハイドレート発見か? 兵庫県・香住沖(372log@姫路)

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2013年04月26日

スプリングエイトに行かなくちゃ



明日は朝から、スプリングエイトの施設公開があります。

SPring―8施設公開実行委、大型放射光施設公開や講演(日刊工業新聞)
10時半から北川宏京大大院教授ら4人による科学講演会を開くほか、SPring―8実験ホール1周ウオーキングツアーや実験なども楽しめる。入場無料。
科学講演会も開かれるので、1日過ごせるんじゃないでしょうか。

参考
2013年 第21回 SPring-8施設公開(SPring-8)
春だ、スプリングだ!今月末にSPring-8施設見学(372log@姫路)

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2013年04月06日

世の中が3倍、明るくなる話

SPring-8SACLA播磨佐用町

播磨にある「SACLA」は、明るく輝き、物質の原子レベルの動きも捉えることができるすごい顕微鏡。
しかし、欠点もあります。
エネルギーが大きいので、試料(検査する物質)が破壊されてしまい、長時間じっくりと観察できません。

こうした観察には、SACLAの隣にあるSPring-8のようなリング型放射光施設が向いています。
ところが、これまで、明るさが足りませんでした。

そこで理化学研究所の偉い人たちが、よってたかって新しい手法を考えました。

SPring-8の明るさ3倍に -超高輝度な次世代リング型放射光光源の実現へ重要な成果-(理化学研究所)
高周波電場を発生する空洞(カップリング空洞)を1対置き、その間の水平振動の位相を半周期になるように調整して、磁場の効果を2つの空洞の間に閉じ込めました。これにより電場の効果だけを足し合わせることに成功し、この手法をSPring-8に導入したときのシミュレーションでは、現状の3倍の輝度が得られることを確認しました。
SACLAができたと思ったら、今度はSPring-8のほうも3倍明るくなる可能性。

相乗効果で、これまで見えなかったものが見えるようになったり、解析効率があがったりと、ますます期待が高まります。

参考
日本産業技術大賞、播磨から2件受賞(372log@姫路)
世界最先端・人類の「夢のマシン」が、播磨には2つもある(372log@姫路)

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