2022年02月04日

仕事量は、与えられた時間をすべて満たすまで膨張する

仕事でも宿題でもいいんだけど、
やらなきゃいけないことがある場合、とっても大事なのは、いつまでにやるか(期限)。

期限がないと仕事は終わらない。
しかも、期限ぎりぎりになってから急に仕事(宿題)がはかどるというのは、よく経験することです。

イギリスの政治学者がこんなことを言ってたんだって。

「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」

前もって時間に余裕をとっておいたところで、結局期限まで全部時間を使ってしまったりもしがち。
時間をかけた場合と短時間でやった場合の、どちらがいい成果になるか、コスパが高いかはケースバイケースなんだろうけど・・

時間があればあるなりに、無いならないなりに仕事は(なんとか)終わるともいえる。
だから、「(絶対)できません」なんて気軽に言わないほうがいいよね。

参考
パーキンソンの法則(Wikipedia)
第1法則
仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
第2法則
支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
「どんなに大きな冷蔵庫を買っても、必ず満杯になる」なんてのも、あるあるですね。  

Posted by miki at 19:00Comments(0)社会

2022年02月03日

買ってよし、借りてよしの姫路のマンション

近畿圏の住みたい街ランキングで、姫路が上昇してます。

近畿圏版の借りて住みたい街(駅)ランキング
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2202/03/news103.html

3位(前年比1Up) 姫路

近畿圏版の買って住みたい街(駅)ランキング
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2202/03/news103_2.html

4位(前年比3Up) 姫路

姫路駅前は観光だけでなく、住むにも便利な場所だと思います。日々の生活でお世話になるスーパーも、徒歩圏内で選べる状況にありますからね。  

Posted by miki at 18:05Comments(0)社会

2022年02月03日

傘と雨に相関関係があっても、傘をさすから雨が降るとは言えない

1 財政支出とGDPには強い相関関係がある。
2 だからといって、財政支出を増やせばGDPが増えるという関係(因果関係)があるとは必ずしも言えない。

例えば、
傘(をさす人の数)と、雨(が降ること)に相関関係があっても、
傘をさす人が増えると雨が降るわけではない。

参考
「コロナ経済対策」を誤れば、日本の“後進国”化がほぼ確定する件について(東洋経済)
https://diamond.jp/articles/-/230846
日本を惑わす「そう見えるでしょう経済学」の盲点(東洋経済)
https://toyokeizai.net/articles/-/508019
新型コロナ対策と「転位効果」
https://www.mutai-shunsuke.jp/print/policy309.html
  

Posted by miki at 14:38Comments(0)社会

2022年02月01日

人口減少社会が東京にもやってきた。手本は全国に

1985年に人口が減り始めた島根県から遅れること37年、ついに東京都も人口減少が始まりました。

これまで、どことなくよそ事だった東京ですが、いまさらながら時代の潮流を感じずにはいられません。
人口増加から人口減少社会への転換。

でも大丈夫です。全国には先進事例が山ほどあって、やるべきお手本には困りません。
島根県などの先輩に謙虚に学び、さまざまな手を打っていく必要があります。

参考
東京都の人口推計1398万人、26年ぶりのマイナス 1月1日時点 識者「山手線の外側の減少定着」(東京新聞)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/157467
ピンチをチャンスに。「過疎」から「課題解決先進地」へ(372LOG 姫路)
https://hime.tenkomori.tv/e434547.html  

Posted by miki at 16:11Comments(0)社会

2022年01月25日

日本最大の市も人口減少が始まった

神戸市の人口が減っているといわれますが、人口規模が大きいので、一旦、減少に転じたら目立つのでしょうね。
では、日本最大の市である横浜市はどうなのか。

鶴見区、神奈川区、西区、港北区といった、東京に近い地域は人口が増加していますが、金沢区や港南区といった東京から遠い地区の人口は減少しています。

横浜も神戸もともに良港を有する地域ですが、背後に山間部を控えています。
地形から見ると、元々そんなに大勢が住むような場所ではありません。

神戸市でも全体として人口減少していますが、大阪に近い区は今でも人口増加しています。
近年までは神戸市も全体として人口が増加していたので、騒がなかった。

一旦、人口が減り始めたら騒ぎ出す。横浜市も決して例外ではないということです。

参考
横浜市の推計人口、戦後初の前年割れ 自然・転入減響く(カナコロ)
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-800881.html
各区の過去5年間の人口増減合計(横浜市)
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/jutaku/shiryo/toukei/jijou1-1.html
鎌倉にかなわない横浜(372LOG 姫路)
https://hime.tenkomori.tv/e443896.html
神戸市の人口減少から学ぶこと(372LOG 姫路)
https://hime.tenkomori.tv/e441998.html
  

Posted by miki at 23:26Comments(0)社会

2021年12月05日

15年ぶり引越し


気づいたら、ブログ長いこと書いてませんでした。
というか、パソコンに触ってませんでした。
最近はスマホで全部すんじゃう。それどころか、そちらのほうが便利だったりします。

スマホでは、動画やライブ配信、facebookやTwitterをよく見てます。
ただ、ブログの更新だけは(キーボードのない)スマホでやる気になりません。

先月、近所に引越しました。
姫路の駅前を経由して通勤するようになりましたが、コロナ自粛の面影はあまりない感じですね。
マスクは完全に定着してるけど、一見するとコロナ前とあまり変わらない。
暖かくなったらマスクも外して、完全に元に戻りたいですね。  

Posted by miki at 12:43Comments(2)社会

2020年06月28日

パンデミックでグローバリゼーションは加速する


38年前、大学の経済学部に進学してすぐ、経済学の入門として学習した中に、「短期と長期」という概念がありました。テキストは「近代経済学を学ぶ」。
今でも、物事を考えるベースになっています。

グローバル化は加速する。歴史が3度示した 出口治明・立命館アジア太平洋大学長(毎日新聞)
過去のパンデミックは、全てグローバリゼーションを加速させている。今回のコロナ禍も時間軸で捉えないといけない。確かに短期的には人の移動が滞るのでグローバリゼーションは止まる。しかし、中長期的に考えると必ずグローバリゼーションは加速する。これは歴史の教訓である。
今朝の毎日新聞の本紙にも全文載ってますが、ネットでは会員記事になってます。

新型コロナの影響で、短期的には経済も停滞するし、大迷惑。世の中どうなっちゃうんだと不安になります。
しかし中長期的に歴史を見ると、人類はパンデミックを乗り超えてそれまでとは違う社会として発展した。

いまは、航空会社は大変だし、鎖国気味の世の中になっています。
こんなにコロナが急速に流行したのはグローバル化のせい。こんなグローバル化が行き過ぎた社会は、長期的には見直されていくんじゃないかという見方もあります。

しかし、過去のパンデミックでは、(中長期的には)グローバリゼーションが加速したと出口学長は言います。

これだけ世界的に大きな揺さぶりをかけられたら、世界中の人が一斉に気づくこと「気づき」も当然ある。
例えば、ステイホームを強いられ、やむなくオンライン会議してたら、
これって、今まで参加するのが大変だった遠方の人も容易に参加できるようになるよね。
みたいな。

グローバリゼーションって、世界規模で人々が交流することが必要条件だと思います。
しかし、必ず航空機を使って移動してるのでは経済的にも限界がある。
メールやSNSでも情報量の限界はある。

オンライン会議などというものだって、所詮云々・・と言っていた人たちも、無理やり経験させられた。

「使えるやん」

と思った人たちは、使いだす。世界的に・・

必ずしも航空機で移動する必要のないグローバル規模の交流層がかなり分厚くなって、少し中長期的にみればグローバル化が加速するというシナリオは十分ありうると感じます。

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Posted by miki at 07:23Comments(2)社会

2020年06月25日

マスク社会


緊急事態宣言が解除されても、マスクを手放せない世の中になりました。
暑くなってくると、熱中症に気をつけないといけませんから「迷ったら着けとけ」みたいにもいきません。

マスクについて(楽園はこちら側)
つまり、マスクを着用することによって利益が得られる「状況」のマージンはそんなに広くはないってことです。感染者が少なすぎると、マスクは意味がない。感染者が多すぎると、やはりマスクでは心もとない、ということになります。
熱中症などのデメリットがなければ、効果があろうがなかろうが、着けとけばいいのでしょうが、熱中症の危険があるときは外す。また、マスクを過信しないのが大事と思います。

参考
「医学的な正解」と「社会的な正解」(372log@姫路)

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Posted by miki at 15:04Comments(0)社会

2020年05月25日

アフターコロナで地方や郊外が注目


アフターコロナで地方や郊外が注目されています。

東京圏在住者の5割「地方暮らしに関心」…1万人調査、コロナ終息後に移住促進へ(読売新聞オンライン)
地方への移住者を増やすため内閣官房が東京圏(東京都、神奈川、千葉、埼玉県)在住の約1万人を対象に行った調査で、49・8%が地方暮らしになんらかの関心を持っていることが分かった。
東京に住んだことありますが、ソーシャルディスタンスが小さい。人が多い。余裕がない。
その点、地方はソーシャルディスタンスが取りやすい。

「3密」で価値剥落 都心の大規模オフィスやタワマン(日本経済新聞)
「実際にテレワークをしている方に話を聞くと、皆が異口同音に『小さくてもいいから書斎が欲しい』と言います。
(中略)
書斎のもう1つある家が欲しい、あるいはもっと広い家に住みたい。こうしたニーズは当然出てくるでしょうね。毎日会社に行く必要もなくなりますので、遠くてもいいから広い場所に住もうという選択肢も出てきます。利便性で好まれていた『都心』の価値は、相対的に低くなっていくでしょうね」
都心一極集中が緩和され、再び郊外へ。しかも週一程度の出社となれば、郊外の選択肢もかなり多様になるかもしれません。

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Posted by miki at 20:41Comments(0)社会

2020年03月29日

恐ろしいコロナウイルス。石鹸が強力な対抗手段


コロナウィルスとは何か&あなたは何をすべきか(YouTube)
コロナウイルスは脂肪の層に包まれています
石鹸はその脂肪の層をバラバラにして感染能力を奪います
また手の表面が滑りやすくなり
洗う時の物理的動作により
ウイルスがはぎとられます
ウイルスが「はぎとられる」のは石鹸のおかげ。
すごいぞ、石鹸。

参考
なぜ新型コロナウイルス対策に「石けん」が最強なのか?(Gigazine) - 世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスへの感染を予防するには「とにかく石けんを用いた手洗いに尽きる」と呼びかけています。(中略)石けんには脂質を溶かしてしまう作用があるので、石けんにさらされたウイルスは「トランプで作ったピラミッド」のように簡単にバラバラになってしまいます。これに、石けんが手の表面から汚れを除去する効果も加わるので、石けんはウイルス対策にうってつけ(記事より)

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Posted by miki at 02:34Comments(1)社会

2020年03月25日

支援に「シェイシェイ」。中国から75万枚の医療マスク


今年1月末に、中国から要請があり、兵庫県はマスク100万枚を送りました。

兵庫県、マスク100万枚を中国へ 震災支援の「恩返し」(神戸新聞NEXT)
1月末に在大阪中国総領事館から「衛生用品が不足している」と要請があり、支援を決めた。発送するのは、三木総合防災公園三木市)に備蓄してあるマスク100万8千枚。同日、公園内で同領事館に引き渡した。
県国際交流課は「これまでの恩返し。今後も友好を深めながら助け合っていきたい」としている。
震災支援の「恩返し」だったのですが、いまは兵庫県のほうが困っています。

医療用マスク等の確保について(兵庫県新型コロナウイルス感染症対策協議会の資料より)
中国からの寄附・支援
・ 民間からの寄附〔医療用:1 万枚〕:~3/18 県立病院へ配布済み
・ 中国(広東省海南省)からの支援〔N95:5 万枚、医療用:70 万枚〕:3/23,3/24
到着。今後配送予定。
医療用マスク75万枚の支援を中国から受けています。
まさに友好を深めながらの助け合いですね。

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Posted by miki at 23:10Comments(0)社会

2020年03月17日

「医学的な正解」と「社会的な正解」



さまざまなかたのブログを拝見していると、いろいろ考えさせられます。

「新型コロナ感染予防にマスク着用不要」というWHOの言葉を信じないのはなぜ?(人生チャレンジ20000km)
専門家の意見も割れていることに気づいた当時の福島県民は、結局、最後は自分の信じたいものを信じると決め、マスクを付け続ける人、外す人に分かれていった。マスクをしている人としていない人の間に見えない壁ができ、それが自分にとっての敵味方を見分ける哀しいシンボルとなった時期もあった。
(中略)
あの微妙な「福島」後の世界で2年を生きた当ブログ管理人にとって、「医学的な正解」と「社会的な正解」が必ずしも同一ではないと理解できたことは、今回の新型コロナ問題を背景まで含めて深く理解する上で役立っている。
(中略)
医学的正解だけを追い求めるならば、多くの医療関係者が主張するように非感染者のマスク着用は不要だろう。マスクはすでに感染してしまった人が非感染者に飛沫などを通じて感染を広げないためのものだからである。
(中略)
しかし、社会的正解を追い求めるとなると、結論は大きく変わってくる。
現在世の中には、「マスク外し派」「マスク派」がいます。
「咳が出てないのに何でマスクするの!」と声高に主張する書込みもある。

姫路市長はテッシュではなくマスクを配れ!(同床異夢)
姫路市内の病院が困っているというのに、医師会と協力してテッシュの配布?
そのテッシュで咳を防げと会見で言っていた。
つまり、マスクの代わりにしろということか・・・
せめて市内の医療関係とか介護施設のような福祉施設には、マスクを配布すればどうですか?
ポケットテッシュよりマスクを!
このポケットティッシュに書いてある内容は下記。(画像は先頭)
新型コロナウイルス COVID-19 感染予防のために、できること。(姫路市・姫路市医師会)

1 ひんぱんに手を洗う
2 よく寝る
3 よく食べる
4 目鼻口をさわらない
5 利き手で「あちこち」さわらない
6 運動をする
7 かぜ気味なら休む
8 咳のしぶきを飛ばさない / ティッシュでかくす
私は、この内容を大変評価しています。

表題は、「感染予防」です。多くの医療専門家が言うように、予防にマスクの効果は薄い。
そして姫路市・姫路市医師会のメッセージには、感染予防として「マスク」という言葉が一切出てこない。

同床異夢さんも指摘されているように、市内の医療・介護関係のスタッフにマスクを回す必要がある。
ところが、効果が薄いにも関わらず予防用としてマスクを多くの市民の皆さんが買い込むことで、マスク不足が起きている面がある。

市民の皆さんが、感染予防のためにできることは、(マスク抜きでも)こんなにあるんですよ。
本当にマスクが必要な医療・介護関係にマスクを回してください。
というメッセージだと思います。

ではなぜ市長がはっきりそういう説明をしなかったか。
市長は医師だけど、いまは政治家だからです。

「医学的な正解」だけを市民に押し付けることはできない。「マスク派」もいる。
医師会会長と2人出てきているのは、自分は医師としてではなく、政治家として出てきている。
そういうメッセージなんだと思いました。

参考
3月12日実施 コロナウイルス感染予防啓発に係る市長・医師会長の共同会見について(姫路市)

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Posted by miki at 01:59Comments(1)社会

2020年02月24日

買って住みたい2位、借りて住みたい3位。近畿で住むなら姫路


2020年 近畿住みたい街ランキングで、姫路が注目を集めています。

近畿圏の賃貸で住みたい街ランキング、3位姫路、2位新大阪、1位は?(@DIME)
3位の「姫路」は、「買って住みたい街」ランキングでも2位にランクインしており、調査結果では事実上近畿圏の居住人気ナンバー1エリアとなっている。
その他、姫路市が買って住みたい行政区で11位、借りて住みたい行政区で4位に入るなど、姫路エリアが近畿圏内で注目されていることが明確になっています。

ついにばれたか。

参考
姫路の人口を増やす方法(372LOG 姫路) - みんなが「住みたいとおもうようなまち」だと知ってもらう(ブログより)

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Posted by miki at 10:39Comments(0)社会

2020年01月22日

ルパン三世に学ぶ。好きなことをするのでなく、好きなやり方でやる


中谷彰宏さんが

ルパン三世はお宝が好きなわけではない。
お宝の盗み方に好きなやり方がある。
そのやり方を試してみたいんだ。

とおっしゃています。
人は時間ができたら「好きなこと」をやろうとする。でも、往々にして好きなことが何かわからなかったりする。

町内会の理事をやってくれなんていうめんどくさそうな頼まれごともある。
必ずしも好き(と思える)ことを頼まれるわけではない。

でも、頼まれたらなんでも引き受けたらいいんじゃないか。
そして「好きなやり方」でやればいい。それが楽しいんだと。

久しぶりに中谷節に触れました。自分も50代後半になっていたと、はたと思い出してしまった。

参考
定年前に生まれ変わろう 50代からしておきたいこと(amazon)

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Posted by miki at 01:03Comments(0)社会

2020年01月04日

ビットコインは終わらないが、私は終わっている


初笑い。

ビットコインは終わらない──慶大・坂井教授が考える“お金の未来”(CoinDesk)
2019年は仮想通貨にとって再び激動の1年となった。価格の浮き沈みに一喜一憂する人々が多いなか、慶應義塾大学経済学部教授の坂井豊貴氏は「それでもビットコインは終わらない」と説く。
(中略)
私はビットコインの未来を信じているので「いよいよ過去最高値を更新か」とレバかけて買い増したら、その後下落。激しくロスカットをくらい、目から鼻血が出ました。
その後もめげずにレバかけていたら、取引所がハッキングに遭ってアカウントが停止。私はそれまでこの手の被害には遭ったことがなかったんですね。パソコン画面の前で指先が震えました。ビットコインは終わらないが、私は終わっている。
大変失礼ですが、思わず笑ってしまいました。

しかし、自分が終わってもビットコインの未来を信じるなんて、学者の鏡ですね。
社会的にどうということと、個人の在り様は別事象ですから、そういうこともある。でも主張に揺るぎがないわけですから。

私はビットコインを手に入れようと思ったことはありませんが、日本政府が担保している円(JPY)より、ビットコイン(BTC)のほうが信用できるなんて日が来ないことだけは(一応)祈ってます。
ただ、そんなこともありうる世界に生きているんだという感覚はいるかも。

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Posted by miki at 18:05Comments(1)社会

2020年01月02日

中国「デジタル人民元」計画


新年あけましておめでとうございます。

昨日から、中国で「暗号法」が施行されました。
いま中国で、国家(中央銀行)が発行するデジタル通貨の導入計画が進んでいます。

デジタル通貨、急ぐ中国 経済勢力図に影響も(時事ドットコム)
中国が、インターネット上でやりとりされるデジタル通貨の導入を急いでいる。実現すれば、中央銀行の発行する法定通貨では世界初となる。経済大国である中国の「デジタル元」は、世界経済の勢力図に影響を与える可能性もある。
(中略)
世界の63中銀のうち、約7割がデジタル通貨の研究に取り組んでいる。特にスウェーデンウルグアイが先行しており、スウェーデンは21年の導入を目指しているとされる。
暗号法の施行は、デジタル通貨を実現するための法整備の一環とみられます。
デジタル通貨の発行は、中国国内に限らず、日本にも近い将来多大な影響を与える可能性があります。

いくらファーウェイを叩いても、中国は2040年「世界一の大国」になる(現代ビジネス)
全米科学財団(National Science Foundation: NSF)が、世界の科学技術の動向をまとめた報告書Science and Engineering Indicators 2018によると、2016年の論文数世界ランキングで、第1位は中国だ。以下、アメリカ、インド、ドイツ、イギリス、日本の順になっている。
(中略)
中国の成長は今後も続く。2040年頃には、中国のGDPはアメリカを抜いて世界一になる。1人当たりGDPでも、中国は日本と同水準になる(ということは、それ以降は、中国のほうが日本より豊かな国になるということだ)。
今以上に中国経済の影響が大きくなり、日本との経済的な結びつきが大きくなることを考えると、デジタル通貨の「デジタル人民元」の影響から逃れることは、不可能な気がします。

参考
デジタル人民元へ法整備 中国「暗号法」1月1日施行(日本経済新聞)
導入間近? 中国のデジタル人民元 「ドル覇権」脱却の狙いも(AFP) - 中国政府の狙いは、まずは「人民元の国際化」だ。現在、世界で多く使われている通貨は米ドルで、国際決済に占める割合は約40%に上る。人民元はわずか2%にすぎない。デジタル人民元が中国と海外企業との貿易の決済や国境をまたいだ送金、中国を訪れる外国人らに使われ、さらに中国が進めるシルクロード経済圏「一帯一路(Belt and Road)」の関係諸国の間で使われるようになれば、デジタル人民元が世界に流通することになる。(記事より)
ビジネス特集 デジタル人民元 中国の野望 アメリカの焦り(NHK NEWSWEB)

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Posted by miki at 01:52Comments(0)社会

2019年12月13日

中田敦彦のYouTube大学から2選


来年の大河明智光秀。では再来年は?と言うと・・渋沢栄一

超読書家・ユーチューバー中田敦彦が推薦する、いま読んでほしい5冊とは? 【Penクリエイター・アワード2019】(Pen)
道徳と経済を重んじ、日本の資本主義の父と言われた渋沢栄一。「2021年のNHK大河ドラマ、24年には新一万円札の顔となることが決定し、いま注目されている人物。
(中略)
士魂商才、人間観察法、そしてリーダーたる人の行動哲学とはなにか。「視観察、智情意など、腑に落ちる言葉ばかり。成功は一瞬だけど、その人の幸せって結局、自分の得意なことで社会に貢献できたかだと思う。
大切なのは「知」→知識・知恵、「情」→情熱・情愛、「意」→意志。どれが欠けてもうまくいかない。
人を見るときは、「視」→表面的な動き、「観」→(行動の)動機、「察」→(その人は)どういう時に満足するか。

読書は(まぁ)しなくても、中田さんのYouTube動画(中田敦彦史上No.1書籍!渋沢栄一「論語と算盤」〜日本資本主義の父が語る成功哲学〜)は見たほうがいいかと。

【経済】5Gで世界は変わる!インターネットが普及した時以上の変革が起きる(YouTube)も良かった。日本人全員見るべき。

参考
オリラジ中田敦彦が明かす「僕が教育系YouTuberになった理由」(現代ビジネス)

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Posted by miki at 00:38Comments(0)社会

2019年12月07日

お金持ちより信用。ポスト資本主義社会


資本主義はお金持ちが尊重される。
ポスト資本主義は信用のある人が尊重される?

中国:国家と企業が一体となったデータ運用(テレスコープマガジン)
中国では国家と企業が一体となって、あらゆるデータを徹底的に集めることができます。
(中略)
社会信用スコアというものがあり、社会にとってプラスになることをするとポイントが加算減算されるようになっています。
日本の自動車免許は、減点法でポイントを減らしていきますが、中国では、例えばゴミを分別して捨てるとポイントがプラスという側面もあります。
(中略)
資本主義は貨幣を軸に回ってきたんですが、今後はデータによって、さまざまな価値(信用だったり、それは善行なのかもしれないですが)が共有され、交換される社会が到来するかもしれません。
こんなことを慶應大宮田裕章教授(医療政策)が言っています。

明治期の実業家で「日本資本主義の父」と言われる渋沢栄一は、お金を稼ぐのがうまくても、そこに人としての道が備わっていなければ長続きしないという意味のことを自著「論語と算盤(そろばん)」で言っています。

渋沢は、中国の孔子の教え「論語」と、実業である「算盤」は、事業を遂行する上での車の両輪と考えていて、どちらが欠けても長続きしないと考えました。
日本の資本主義が欧米の資本主義と異なり、「羽目を外さなかった」のは、渋沢の教えがあったから。

中国は社会主義なのか資本主義なのかわからないという人がいます。相対立する制度は矛盾し、やがて立ちいかなくなるという人はこれまで山のようにいました。
しかし現実は、米国を脅かすほどの勢い、とくに5Gという次世代デジタル社会で今以上に勢いを見せています。
米国はファーウェイを叩いて時間稼ぎをするぐらいしか打つ手がないのかという惨状。

中国は社会としての危うさを常に持ち続けながらも、渋沢が主張していた「論語と算盤」、つまり社会主義の理想と、資本主義の現実を車の両輪として、信用評価をシステムとして回していくことができるポスト資本主義社会に移行する可能性があります。

参考
中田敦彦史上No.1書籍!渋沢栄一「論語と算盤」〜日本資本主義の父が語る成功哲学〜①(YouTube) - 人間観察法。道を掃除している人を見かけた時、なぜ掃除しているか「(動機)を見なさい」。その人が、「何に対して満足しているかを見なさい」。
「ポスト資本主義? -超管理社会には賛成できないが、新たな可能性も生まれつつある中国-」“NHKクローズアップ現代(2月12日放送)で、伝えきれなかったこと”(note)

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Posted by miki at 10:51Comments(0)社会

2019年11月15日

課題こそチャンスの源泉


電子国家として世界的に有名になったエストニア。背景には、まだ独立後30年でやむを得ない事情がありました。

[未来観光 vol2 タリン編] もしも国がスタートアップになったら?(BIOTOPE TIDE)
「エストニアといえば電子政府」と言われるほど、世界的にブランディングに成功したエストニアだが、忘れてはならないのは、この国がソ連崩壊からの独立後30年という非常に若い国であること。
(中略)
初めて行われた選挙で、30代の若者たちが中心になった党が勝ってしまい、国の創設は30代の若者たちに任されることになった。
(中略)
政府機能についてはコストをかけずに、デジタル技術を使ってできるだけ効率的なインフラを設計するしかなかったというコストダウンの要請からエストニアの電子政府はスタートする。
人もお金もない。だからチャンスがある。

人口減少が止まらない神戸市に7万人集まる 仕掛け人の「つなぐ課」とは(Forbes)
2019年に神戸市に住む日本人は148万9820人。前年より6235人減少し、全国の市区町村では最大の減少となったという。課題は山積みというが、長井さんらからは悲観的な意見は聞こえなかった。
なぜなら彼らは、課題こそがイノベーションの源泉であり、可能性と捉えているからだ。
日本一課題がある。
課題があることがチャンスの源泉。

参考
兵庫県はエストニアになれるのか(372log@姫路)
神戸にアムステルダムから船が来なくなった本当の理由(372log@姫路) - 明治政府が何も無いところに外国との窓口を造ろうと港を造ったのが事実上の神戸の始まり。無から有を創るのは神戸のDNAです。(ブログより)
ピンチをチャンスに。「過疎」から「課題解決先進地」へ(372log@姫路) - 「過疎地」は今や「課題解決先進地」と呼ばれています。(ブログより)

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2019年11月12日

兵庫県で住みよい街は西宮。全国2位


住みよい街ランキングに、県内から9市がランクイン。

「住みよい街」全国トップ200 兵庫県内の9市がランクイン(神戸新聞NEXT)
2位 西宮市
9位 芦屋市
17位 神戸市
29位 宝塚市
37位 明石市
72位 伊丹市
130位 姫路市
142位 加古川市
144位 尼崎市
治安がよい、気候が穏やか、公園が多い、物価が安い、公共交通機関が充実、病院が多い、教育機関が充実、公共料金が安い、街に活気があるなどの38項目で評価とのことですが・・。

西宮は兵庫医科大学があるから(?)病院多そう。神戸は水道料金安いし。
宝塚のイメージは・・。エンタメのこと以外よくわからないです。

姫路は、上位市に比べると公共交通機関は貧弱だし、医者が少ないけど、致命的に悪いところもなく、みんな微妙な感じ?

日経BPの調査らしいですが、そもそも(日経資本の)テレビ東京系の地上波になじみがない姫路の人は、調査に参加している母数自体少ない疑いがあります。そんなことないか(笑)

参考
医学部、医大のある地域、ない地域(372log@姫路)
川崎市が人口6位へカウントダウン(372log@姫路) - 神戸って、人口密度が高いし、水源の六甲山系から都市部までの距離が短い(もしくは一体化している)ので、効率的に配水できるんじゃないか(ブログより)

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2019年10月18日

室温と作業能率


クールビズからの転換!? 姫路市役所がエアコンの設定温度を「25℃」に下げた狙いを聞いた(FNN PRIME)
今年5月、清元市長の依頼で講演に臨んだ際、「25℃を28℃にすることで15%程度のエネルギー消費を抑える半面、生産性が平均して6%下がり、8時間の仕事では29分間の残業が増える計算になること」を指摘し、「真の働き方改革」は単純な残業時間削減ではなく、健康かつ生産性を高めることにある、と訴えました。
清元市長がその話を聞き、「政府が28℃の温度設定推奨を自ら否定もできないでしょうし、民間企業もいきなり実践するのは難しいでしょうから、姫路市が先陣を切って『真の働き方改革』に取り組みますから、力を貸してください」となった次第です。
結果は、効果が出たとのこと。

“エアコン25℃設定”に効果あり…検証結果発表の姫路市役所「環境省から問い合わせありました」(FNN PRIME)
職員の残業時間が、7月8月の2ヵ月間で前年同月比1万7,034時間も減少する(減少率14.3%)という成果をもたらしたとのことで、人件費は約4千万円の削減となった。
問題は来年以降。25℃を続けたとしても、28℃を続けていた時の効率に戻る可能性があることです。
作業能率の向上が最も期待できるのは、28℃から25℃に変わった最初。
給料Upによるモチベーションの向上だって、上がった時が最大。あとは同じ金額を維持しても下がる一方。

経営学だけじゃなく、経済学でも言われること。

限界効用(社会起業大学)
最初の1杯のビールはうまいが、2杯目は1杯目ほどうまくない、3杯目は2杯目ほどうまくない。このように1杯目、2杯目、3杯目となるほど、ビール(財)から得られるメリット(効用)は小さくなる。
人が絡むと、要因がたくさんあるので複雑です。今年良かったからといって、それが純粋に室温設定のおかげなのか他の要因も影響するのか。もう少し長い目でみないと何とも言えないんじゃないでしょうか。

P.S.
姫路市役所は研究所ではないので、それを証明することに力を入れる必要はありません。
それよりも、もっと職員のやる気が出る策をたくさん実施して、室温と作業能率の関係がわからなくなるぐらいのほうが望ましい。

参考
室温25度より大事なこと(372log@姫路)
ホーソン実験(wikipedia) - 「労働者の作業能率は、客観的な職場環境よりも職場における個人の人間関係や目標意識に左右されるのではないか」(記事より)

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Posted by miki at 00:28Comments(1)社会

2019年09月19日

地方へ向かう、地価上昇の波


地価上昇の波が地方へ。

基準地価、地方圏の商業地28年ぶり上昇 訪日客の効果(朝日新聞デジタル)
三大都市圏を除いた地方圏の商業地が前年比で0・3%上昇した。上昇は1991年以来、28年ぶり。訪日外国人観光客の恩恵が地方に及び、再開発も進んだ。
(中略)
地価上昇の波は、三大都市圏をはじめとする大都市部から地方へ、徐々に拡大してきた。
中播磨の商業地もプラスになりました。

兵庫県内の基準地価 商業地の平均が3年連続上昇(神戸新聞NEXT)
兵庫県の基準地価は、商業地の平均が3年連続で上昇した。
(中略)
中播磨地域が28年ぶりに0・7%のプラスに転じた。
(中略)
中播磨は、JR姫路駅前の再開発により姫路市中心部の上昇が顕著。新たに加わった駅前の調査地点は1平方メートル当たり145万円と県内6位に食い込んだ。
何十年も下がり続けてきて、上昇することはなかったのですが、姫路駅前はここ数年、中播磨としても初めて上昇しました。

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Posted by miki at 20:01Comments(0)社会

2019年09月05日

地域課題は「豊かなこと」

豊かなのが課題?

ちょっと残念な…播磨 姫路本社代表 村上早百合(神戸新聞NEXT)
播磨圏域(姫路を含む8市8町)の製造品出荷額は約5兆8千億円。市レベルでは愛知県豊田市に次いで全国2位、都道府県でいえば岐阜県あたりにほぼ匹敵する。
「豊かなことが地域課題です」。
(中略)
「豊饒(ほうじょう)の国」というだけあって、温暖で自然や地域資源に恵まれ、人も企業もあくせくしていないように感じる
本当に恵まれています。

あくせくしていないというのは、その通り。
旨いものは地域で消費してしまう。PRしません。
そんなのがたくさんある。

結果として地方の例にもれず人口は減り、過疎は進む。
播磨という地域が、他の地域からどうみられているのか。そもそも知られていないのではないか、ということにもう少し興味をもったほうがいいと思います。

最後に。
姫路は岡山県ではないし、四国でもありません。

参考
全国3位だった播磨の税収(372log@姫路)
姫路は宝の山(372log@姫路)

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Posted by miki at 22:47Comments(0)社会

2019年08月10日

反対する理由が大事

愛知県で芸術作品の展示会が中止になりました。

愛知県が検証委員会設置 「表現の不自由展・その後」中止で(産経新聞)
中止した企画展「表現の不自由展・その後」について、企画段階から中止に至った一連の経過を整理して公表するほか、公金を使った芸術作品の展示や支援、危機管理体制についても検討する。
神戸にも影響。

「登壇すると愛知の件ばかり注目される」津田大介氏出席シンポ中止(神戸新聞NEXT)
「表現の自由」を問う企画展が中止された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」(愛知県で開催中)の芸術監督・津田大介さんを招き、神戸市内で18日に予定されていたシンポジウムについて、同市の外郭団体など主催側は9日、中止を発表した。今秋のアートイベントのPRが目的だったが「(津田さんをめぐる)現状を鑑みると、その実現は難しいと判断」したとしている。
神戸市議や兵庫県議が愛知の展示会について意見を言ってるみたいですが、気になったことがありました。

政治家なのだから主義主張があるのは当然ですが、展示会を開催中止すべきという理由が、自分の主張に合わないからというケース。
そのことをもって展示会主催者を非難するのでは、それこそ「表現の自由」を狭めてしまうのかなと思います。

橋下徹「津田大介さんはどこで間違ったか」(プレジデントオンライン)
自分たちの好む表現、自分たちが許容できる表現については、「政治行政は介入するな!」と主張し、自分たちが許容できない表現については、「政治行政は介入しろ!」と言うんだ。
これは、典型的なご都合主義。
(中略)
「公金を使っている以上、反日的な表現はダメだ」という理由で、アウトの判定をしてはいけない
(中略)
津田さんがそういう覚悟のないまま、このようなチャレンジをしたというのであれば、そりゃ実行できないのは当然だ。
愛知県は検証委員会を設けるみたいなので、おかしな事例にならないよう期待したいところです。

参考
姫路市が憲法を遵守(372log@姫路)
「登壇すると愛知の件ばかり注目される」津田大介氏出席シンポ中止(神戸新聞NEXT) - 市議による政治的圧力の影響があったとすれば、憲法違反であり、大変遺憾なことだ(記事より)(2019.8.11 追記)

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Posted by miki at 03:46Comments(0)社会

2019年07月27日

究極のユニバーサルマナー「ハイチューいる?」



東京に数年間住んだことがあるので、関東と関西の違いは何となくわかります。
ずっと関西にいると感じませんが、やはり違います。

小さい頃から車いす生活の実業家・垣内俊哉氏のブログ。
大阪の夜の街で客引きを受けたんだそうです。

大阪の彼女とハイチュー(ミライロ 垣内俊哉のブログ)
夜の街の客引きもそうだ。車いすの僕は、声をかけられることがない。
「対応が大変そう」「段差、階段があるから」「店が狭いから」
何らかの理由で、声をかけることを躊躇しているのがわかる。
(中略)
若い女の子が声をかけてきた。珍しく、僕に対してだった。
ガールズバーでぇす。一杯どうですか?」
久しぶりに声をかけられたことに小さな感動を覚えていると、それも束の間、彼女はさらに続けた。
「ウチ、車いす系男子、めっちゃ好きやねん!」
思わず、車いすをこぐ手を止めた。からかわれてるような気がしないでもなかった。でも、やっぱり感動の方が強かった。
「メガネ系男子」の如く、車いすに乗っていることを、「車いす系男子」なんて言える、その感性に衝撃を受けた。
「ありがとー、またこんどなー」と一言、通りすぎようとした。次いで、彼女は「じゃあ、ハイチューいる?」と聞いてきた。
(中略)
彼女の一言に、意識の変化、時代の変化を垣間見た気がした。大阪という街が、もっともっと好きになった。
垣内氏にとっても、かなり珍しい「事件」だったのでしょうが、その事件は大阪で起きた。
「あめちゃん文化」全開の大阪で、「ハイチューいる?」と聞かれた。

ハード(設備)はどうかわからないけど、ハート(ユニバーサルマナー)は、関西のほうが何歩も先行ってる、少なくともその土壌はあると思いたい。

参考
ガイアの夜明けで大注目 車イス社長の「弱みを強みに変える」仕事と名言(デイリー新潮) - 「ハードは変えられなくても、ハートは変えられる」(記事より)
ユニバーサルマナーとは(日本ユニバーサルマナー協会) - ハード(設備)を変えることができなくても、私たち一人ひとりの「ハート」は今すぐに変えることができます。それが「ユニバーサルマナー」です。(記事より)
大阪人に「飴ちゃん」文化(NIKKEI STYLE) - 飴(あめ)のことを「飴ちゃん」と呼ぶほど、大阪の人は飴への愛着が強い。実際、大阪市内には飴の専業メーカーも多く、大阪のおばちゃんのバッグには必ず飴玉が入っているともいわれる。(記事より)

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Posted by miki at 04:19Comments(0)社会

2019年07月21日

面白い仕事とは何か



旧制姫路高校のOBである竹村健一さんが、今月お亡くなりになられました。

評論家の竹村健一さん死去 正論大賞、“電波怪獣”の異名 89歳(産経ニュース)
本紙正論メンバーで第5回正論大賞を受賞した評論家の竹村健一(たけむら・けんいち)さんが8日、多臓器不全のため89歳で死去した。
(中略)
昭和5年、大阪市生まれ。京都大英文科卒業後、フルブライト留学生として米エール大シラキュース大大学院で学ぶ。帰国後、「英文毎日」記者、山陽特殊製鋼調査部長、追手門学院大助教授を歴任した。
姫路の山陽特殊製鋼の勤務経歴もあり、何かと姫路にご縁のあるかたでした。

好きなことをやって、成功する法則。(PHP)の中で中谷彰宏氏は、
誰もがイヤがる仕事は、必ずあります。
竹村さんは、誰もがイヤがる仕事を「好きだ」と言って引き受けてきました。
それを楽しそうにやるから、竹村さんは面白い仕事ばかりやっていていいなと思われます。
でも、その仕事はみんなが断った仕事なのです。
たとえばテレビの草創期に竹村さんがテレビの仕事を始めた時には、あらゆるジャーナリストがテレビをバカにしていました。
ジャーナリズムの仕事は新聞、雑誌が中心で、テレビはジャーナリストのやるべきことではないと思われていました。
でも、竹村さんはそこでテレビの仕事を受けて、誰も考えたことのないテレビの手法を考え出しました。
(中略)
誰もが断った仕事を面白く変えた人が出てきたときに、その仕事が初めて評価されるのです。
竹村さんはズケズケ物を言われてましたが、ほとんど人の悪口を言っていなかった。人のいいところを見つけて褒めていたんです。
それに、人の話を聴くのが得意で、あまり自分の意見を押し付けたりしていない。話し方や態度が、厚かましいだけです。

また、話し方や態度は厚かましいですが、若い頃から、目上の人に対しても、後輩に対しても同じ態度でした。
一貫して相手に対して態度を変えない。そんなところから信頼感があったのでしょう。

どのような相手であっても、良いところを見つけて褒める。人のやらないような仕事でも面白さを見つけて楽しそうにやる。
変化の時代には、こんな姿勢で生きていくことができれば無敵じゃないでしょうか。

ご冥福をお祈りしますが、きっと天国でも毎日楽しんでらっしゃるような気がします。

参考
竹村健一について「あぁいっぺん言うてみたかった」(372log@姫路)

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Posted by miki at 18:05Comments(0)社会

2019年07月13日

金銭的な負担なく地方に行ってお手伝い「おてつたび」

永岡 里菜@おてつたび

学生さんの夏休み。お金はないけど何かしたいというなら、地方のお手伝いをするのはどうでしょう。

地方の人手不足を解消する新しい旅の形、「おてつたび」が、夏休み期間の受け入れ先とサイトリニューアルに伴い、学生ユーザーを対象にお披露目会を開催(紀伊民報)
おてつたびは、人手不足やPR不足等で困っている地域の方と、「知らない地域へ行きたい!」「地域を知りたい!」と思っている地域外の若者をマッチングし、気づいたら地域のファン(=関係人口)が創出できているサービスです。
(中略)
▼「おてつたび」により改善される社会課題(目指すもの)
 ・地方創生
 ・地域活性化
 ・関係人口の増加
 ・人材不足の解消
 ・学生の就業経験
 ・つながり、居場所
1週間程度、見知らぬ土地に出向いて旅館の手伝いをする。
その土地の人々とつながりが持てるし、交通費も出してもらえる。一石二鳥というわけです。

旅×お手伝い=おてつたび、地域との新たな関わり方が地方創生の特効薬となるか(ラブテックメディア)
「関係人口」とは、移住する「定住人口」でも観光に来る「交流人口」でもない、地域と多様に関わる人々を指す言葉。
(中略)
旅行者は交通費をかけることなく、行きたい地域に行くことができる。代わりに、地域の旅館や民宿でお手伝いをする。だいたい3日〜1週間程度のおてつたび案件が多く、現時点では学生の方の利用が多いという。ちなみに、現状のビジネスモデルは、お手伝い先からのマッチング費用を頂戴する、というものだ。
たとえその地方に、立派な遺産や観光名所がなかったとしても、その土地に住む人がいる。
心に残る旅って、結局、そこにどんな人がいてどんな体験ができるかということ。

でも、観光名所でもなければ、そこに行く交通費を(思い切って)負担できない。そういう交通費の障害を取り除きましょうというのが、「旅×お手伝い=おてつたび」の発想です。

この事業、「旅館のお手伝い」というのが、ポイントです。地方に行くのはいいけど、泊まることや食べることに対応する抵抗が最も少ないのが旅館。そして地方の旅館は人手不足。

代表取締役CEOの永岡里菜さんは、
知るキッカケがまだまだ少なく、このまま地域の良さが知られないまま地域が消滅してしまうかもしれない事への悔しさや危機感から起業を決意し「おてつたび」の運営を開始しました。
とのこと。

P.S.
学生だけじゃなく、会社員にもいいですね。これなら副業禁止企業でも可能じゃない?

参考
“手伝いすると旅が無料”どんなサービス?(日テレNEWS24)
「人口」を増やす方法(372log@姫路)
実質タダで旅行できる⁈ 旅×お手伝い「おてつたび」を徹底レビュー!(IT女子ちーさんのブログ)(追記 2019.8.3)

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Posted by miki at 17:38Comments(0)社会

2019年07月12日

神戸市の人口減少から学ぶこと



神戸市の人口が全国一減少しました。

人口減少数、神戸が全国で最大 前年比6235人減(神戸新聞NEXT)
神戸市に住む日本人は前年と比べて6235人減り、人口減少数が全国の市区町村で最大となった。
2番目に減ったのが北九州市、3番目が京都市。9番目に堺市が入っています。

兵庫県はもともと人口が550万と多いので、人口減少局面になると、目立つことになります。
同様に神戸市や京都市の人口も、150万クラスなので、目立つ。

人口が増加しているのは、川崎市大阪市福岡市の順で、どこも12000人前後増えています。
関西は、中心の大阪市だけが伸びて、周辺の大規模市がすべて減るという、わかりやすい状況にあります。

かつて大阪市内から鉄道に沿って郊外に出て行った人々が、再び大阪市内に戻っている。

大阪市は社会増が20000人とダントツで全国一。(2位の横浜市は13000人)
ところが、自然減が8000人で、これまたダントツで全国一。(2位の札幌市は6000人)

つまり
1 周囲の市から人口が流入している(社会増)
2 一旦市内に住むと、人口が減っている(自然減)
3 それが(全国一)大規模に起きている

これは首都圏でも起きていますが、首都圏自体に(全国から)人が集まってくるので目立たない。(潜在化)
(顕在化している)関西の状況を見ていると、大都市とその周辺で何が起きているかがよくわかります。

首都圏でも横須賀市の人口減が顕著だし、横浜市でも東京に近い北部地域が増加し、南部地域は減少している。全体で表示されると(今のところ)目立ちませんが、今後神戸市のようになっていく可能性が高い。
そして横浜市から一旦東京に移り住むと、東京そのものは人口を減らしてしまう自然減に見舞われることになります。

神戸市の人口減は、今後の横浜市の人口減や、東京の自然減を顕在化させる前兆です。(潜在化してるだけでいまも起きている)

P.S.
もちろん、トレンドが変われば(変えれば)この限りではありません。

参考
ハマっ子も驚いた?鶴見区は横浜市で「最も伸びる区」(毎日新聞「経済プレミア」) - 横浜市の人口のピークは今年で、この先は人口減少が始まる。そのなか、人口が増え続けると考えられるのが、港北区西区そして鶴見区だ。(記事より)
1万円預けると5千円しか返さない銀行(372log@姫路) - 東京に若者が集まると、日本の人口減少が加速されます。(ブログより)

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Posted by miki at 04:30Comments(1)社会

2019年06月21日

姫路ゆかたまつりのゴミ問題をエンターテイメントに!



全国から(?)浴衣美人美女が集まる、姫路ゆかたまつりが明日から2日間にわたり開催されますが、ビッグプロジェクトが進行しています。

姫路ゆかたまつりのゴミ問題をエンターテイメントに!  キンコン西野さんよりアドバイス受け「プペル」姿でゴミ拾い実施(SILKHAT)
「ゴミ人間のプペルにコスプレしてゴミ問題を解決していけばいいじゃない、そして集めるゴミ箱に協賛してくれる企業の名前を大きくつけていけばいいですよ。」
(中略)
僕がこのプロジェクトでまずやりたい事は2つ
【圧倒的にクオリティーの高いプペルのコスプレ衣装を10着作りたい】
【企業の名前が大きく載せれる大きなゴミ箱を用意するまたは作る事】
姫路ゆかたまつりの楽しみが、また増えそうです。

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Posted by miki at 17:49Comments(0)社会

2019年06月17日

「人口」を増やす方法

姫路駅前

居住人口が減っても、関係人口を増やすことはできます。

総務省ポータルサイトによれば、
「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様に関わる人々のこと
根底に、その地域を応援したいという姿勢があります。

「関係人口」増で地方創生 まち・ひと・しごと創生基本方針2019骨子案判明(産経ニュース)
「関係人口」の創出は、都市部などに住みながら、出身地や転勤、ボランティア活動などを通じて関心を持った特定の地域に対し、継続的に関わりを持つ人を増やす取り組み。
地方で副業を希望する人と外部人材の受け入れを進める地域企業とのマッチングを進めたり、都市部の高校生が一定期間、地方の高校で過ごす機会を設ける。コーディネーターにあたる「関係案内人」「関係案内所」を通じて全国的な支援体制を構築し、都市部への人口集中と固定化を是正したい考えだ。
居住人口は、自治体間で奪い合うもの。姫路市から明石市に引っ越したら、姫路市の人口が減って、明石市の人口は増えます。
しかし、明石市に引っ越しても、姫路市の関係人口は(必ずしも)減らない。
むしろ姫路市が応援しがいがあると思われたり、居住していた時に強い影響を受けて思い出深いという人が多ければ、関係人口はどんどん増えて行きます。

私の次男は大学進学に伴い、今年の4月から島根県出雲市に住んでいます。出雲市の居住人口が1人増えて、姫路市の居住人口が1人減りました。
しかし次男は姫路市で生まれ育ち、姫路が大好きなので姫路市の関係人口です。
また、私(保護者)は大学を応援する保護者会の会員だし、出雲市に水道料金なども払っているしで、出雲市の関係人口です。
結局、減ったのは姫路市の居住人口だけで、他はみんな増えています。

関係人口が減るときは、その市と関わったけれど、応援したくない、関係を断ち切りたいと思われたとき。
そういう意味で、関係人口は、「ふわっと」していて、繊細で微妙で、人間関係そのもの。
お互いが努力すれば、増やすことだって可能です。

参考
関係人口(日本微住計画)
総務省・国土交通省も注目。 小田切教授の『関係人口』スライド(日本微住計画) - 『関係人口』とは、町のファンになった人が、何かしらのカタチで町と関わりをもっている状態のこと。町がファンに対して、町と関わる方法『関わりしろ』を上手く提示することで、関係人口は増えていきます。(中略)もしかすると、「応援したい」というような、気持ちや意識の結びつきを示す言葉でもあるのかもしれません。(ブログ記事より)
創造的縮小(372log@姫路) - 大学進学者の地元志向は上がっているが、地元で進学も就職も完結し、地元以外の経験を持たないと生活の満足度が低い。しかし、地元以外とのネットワークを持つことで、満足度が上がるみたいなことが書いてあります。(ブログより)
求められる「関係人口」戦略/「90万の県民」も夢ではない(山陰中央新報)(20190707 追加)

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