2009年11月30日
スペイン料理のお店

ロンドンで食べたご飯の中で一番美味かったのは、イタリア料理だった記憶があります。ドイツで現地の滞在者に連れて行ってもらったお店も、地元の料理ではなく、スペイン料理店。
ヨーロッパで美味い料理はフランス、イタリア、スペインなど地中海沿岸に集まっている気がします。
パエリアに代表されるスペイン料理は、本当に美味しかったですね。とくにお米は、イタリアのはダメだけど、スペインのパエリアだと美味い。
昨年5月、姫路にスペイン料理店がオープンしました。ど根性大根の絵本作家で有名な、相生のみやざきあゆみさんがブログで紹介されています。
スペイン料理 ハレオ(ど根性作家 みやざき あゆみのカラーブログ。)
こちらのお店の総支配人が、このたび、生ハムコンテストで準優勝されたそうです。
生ハムコンテストで準優勝 姫路の料理店総支配人(神戸新聞)
李さん以外の5人は、「三つ星レストラン」のシェフら東京の名だたる店の関係者ばかり。イベリコ豚の脚の各部位を大中小の皿に目分量で規定の量を切り分け、1時間以内に盛り付ける。イベリコハム・コルタドールコンテスト-姫路のスペイン料理店が準優勝(姫路経済新聞)
「オープンから1年半が過ぎた。姫路で正当派のバルを続けることの難しさも感じているが、こういうスタイルの店を望んでいる人も少なくないと感じた」と李さん。「今後はさらに本物を追求して、姫路で本場のスペイン料理が食べられる店として『ハレオ』を定着させていきたい」と意欲をみせる。賞をとったのは大変いいことなのですが、他のお店に引き抜かれたりしないのでしょうか。「姫路で正当派のバルを続けることの難しさも感じている」とあるので、そのあたりが心配です。

2009年11月29日
朝日橋通行止め、その後

姫路市街地を走るドライバーにとって、西の大将軍橋、東の朝日橋は有名でしたが、JR高架に伴い、大将軍橋に引き続き、朝日橋も今月から通行止めになっています。
ところが、それに代わる内々環状東線で渋滞が発生し、朝日橋を渡ってたほうがスムーズだったとの声が・・
大渋滞!姫路の新ルート・内々環状東線(歩くブログ人!~姫路発 )
11月1日より、内々環状東線が開通しました。姫路市も焦っています。
が、大渋滞で、えげつないことになってますよ!!
北から南へは問題なく流れているのですが、北へ抜ける路線が、今まで以上の大渋滞となってます。朝日橋をわたってた頃の渋滞どころじゃないです。
朝日橋付近の通行ルートが変更になりました(お知らせとお願い)(姫路市)
このたびは、朝日橋撤去工事に伴う道路切り替えにより、渋滞しており誠に申し訳ありません。切り替えから1ヶ月近くたった昨日(土曜)の昼下がりに南から北へ抜けたのですが、相変わらず渋滞してました。
大変ご迷惑をおかけしますが、下図のルートへう回して下さいますよう、ご協力をお願いいたします。
これまで、北から南へは抜けたことがあったのですが、南から北へは初めて。昔の風景を知るだけに、感慨深い眺めに渋滞もまた楽し。自分で運転していて一瞬で通り抜けたら風景など楽しめませんからね。
というわけで、姫路市は迂回を呼びかけているものの、依然として、急ぐ人は避けたほうが賢明な状況が続いています。

2009年11月28日
直球勝負ですね。「姫路サンド」を全国へ

サンドイッチに「姫路サンド」という名称をつけて、全国にフランチャイズ化を目指す企業があります。
メニューはこちら。
姫路サンドの基本コンセプトについて(姫路サンド)
私ども姫路サンドは、地域に密着し、「安くて新鮮で美味しいサンドウィッチを皆様方にご提供させていただく。」を基本コンセプトに創業以来スタッフ一同が創意工夫し、努力を重ねて参りました。また、途中からは地域密着型の色合いをより濃くし、「元気出していこう。姫路」を合言葉に、サンドウィッチの製造、販売を通じて、「姫路」という町を全国に発信し、地域の活性化に貢献する事をセカンドコンセプトとし、日々邁進しております。現在、姫路市内の青山と新在家、それにみゆき通りにお店があるみたいです。
サブウェイとかマクドナルドとは違って、日本の家庭で食べるようなサンドイッチのチェーン店ってあまり知りません。なんかそういうところを狙ってるのでしょうか。
それにしても「姫路サンド」というのがすごいネーミングですね。姫路でフランチャイズするのはいいとして、岡山の人には抵抗がないのでしょうか。
神戸コロッケがあるから姫路サンドや!みたいなノリ?
「姫路」と名がつけば、「おいしいんとちゃうか?」という勘の鋭い人は、まだまだ少ない気がしますが、どうなのでしょうか。
姫路食博2009に出展したら行列ができたそう(参考)ですが、青山店あたりで一度買って食べてみようと思います。
P.S.
「おいおい、食べてないんかい。食べてからブログに書けよ」って?
食べてなくてもネタにするぐらいじゃないと、そうそうネタなんてありません。
参考
ランチは昼ビー&姫路サンド(kokiaの飲み食い日記♪ ) - ミョーにビールが美味そう(笑)

2009年11月27日
SPring-8の予算削減、海外科学雑誌でも疑問の声

SPring-8(播磨・佐用町)の予算削減は、イギリスの科学雑誌「Nature」でも話題に。
大きく切り込まれた日本の科学技術予算(Nature news)
第3ワーキンググループは、SPring-8について、そのメリットが「十分に説明されていない」として、年間予算108億円を3分の1から2分の1程度縮減し、研究資金の一部をSPring-8のユーザーから利用料を徴収して賄うことを既に提言している。SPring-8ほどの有用な事業の事業費が削減されるということは、科学雑誌としてはかなりインパクトがあるのでしょうね。
「SPring-8予算の縮減は大打撃です。それ自体で大きな収益をあげられるような大型放射光施設は、世界中のどこを探したってありません」。こう話すのは、高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所(茨城県つくば市)に所属し、SPring-8事業にも協力している構造生物学者の若槻壮市教授である。若槻教授は、この事業仕分け作業が「一方的」だと嘆き、科学者には、自らのプロジェクトを弁護する「真の機会」が与えられていないと話す。また、結晶学が専門の月原冨武特任教授(兵庫県立大学)も、SPring-8で行われているタンパク質結晶構造解析やその他の基礎研究が打撃を受けると考えており、行政刷新会議の提言に抗議する運動を組織している。
このまま予算が削減されれば、世界中の科学界で一層話題になることでしょう。
行政刷新会議の本来の意図とは異なるかもしれませんが、国内外の科学者から日本が見放されるきっかけになる恐れがあります。科学者にとって、スプリング8の予算削減は、それほどの破壊力をもった大事件なのかもしれません。
参考
【事業仕分け】「革命的だが改善必要」英科学誌も論評(MSN産経ニュース)
スパコン事業の継続など要望 井戸知事と矢田市長(神戸新聞) - 県は大型放射光施設スプリング8の運営費が大幅縮減とされたことに「放射光自体の提供停止に直結するおそれがある」と指摘。(記事より)
まちおこし発想を超えよう(372log@姫路) - スプリング8がいかに成果を出しているか、将来の科学技術の推進のために必要かを、普段から地元以外の人にもPRし、理解しておいてもらわなければ、「地元の反発」、つまり地域の問題として片付けられてしまいます。(ブログより)
第3WG評価コメント (独)理化学研究所(2)(大型放射光施設(SPring-8)、植物科学研究事業、バイオリソース事業)(行政刷新会議) - 現状のようにランニングコストとして国費を年86億投じ続けることに対するアウトプット(メリット)が説明されていない。高額高コストのインフラなら波及効果を含めたメリットを説明しきる努力が必要。年86億に見合うメリットは何か、説明が充分でなければ、国費を認めがたい。メリットそのものの問題ではない。説明の問題。(資料より) ← 説明責任が果たされていないとの指摘。
配布資料1(8頁目以降),配布資料2(行政刷新会議)

2009年11月26日
姫路の中の神戸化。何でも揃うワンストップ姫路へ

JR西日本グループの開発会社が運営するJR姫路駅のショッピングセンタープリエ姫路が好調です。
この人に聞く:神戸SC開発常務・神原憲三さん /兵庫(毎日jp)
これまで神戸で買い物をしていた姫路の女性に加え、姫路以西の西播磨地域の方々にも『姫路でも神戸と同じものが買えるようになった』と喜んでもらいました。神戸まで行くと往復で2000円近く運賃がかかりますからね。今後、駅東側や新駅ビルなど、事業は拡大する見込み。姫路駅周辺の「神戸化」は今後も続くのでしょうか。
姫路駅周辺が神戸化すれば、神戸から来られる観光客はがっかりするでしょうが、もっと遠方から姫路メインで来られる観光客は、地元の人と同様、神戸まで足を伸ばそうとする人が減るかもしれません。
世界遺産目当てに来られた外国人観光客も、ショッピングだけのためにわざわざ神戸にいかず、姫路で済ませてしまい、関空リムジンバスで神戸は車窓から楽しむだけで帰ってしまうかもしれません。遠方から来られる場合は、時間が限られますからね。
記事には「姫路以西の西播磨地方の方々に」好評とありますが、岡山や津山、鳥取のかたはどうなのでしょう。岡山と神戸は文化が違う、姫路はその間くらい。とすると、姫路に神戸的なスポットがあれば、岡山から神戸までいく費用と時間を考えれば、姫路に来てもいいと思うかもしれません。
こうしてみると、姫路の中に神戸化するスポットができることは悪いことではないと思います。JRの駅ナカは神戸、一歩外に出ると(濃い)姫路というのは、メリハリがあっていい。
重要なことは、「姫路の中の神戸化」はいいが、「姫路(全体)の神戸化」はあってはならないということです。

2009年11月25日
姫路市でも事業仕分け?

連日報道される行政刷新会議の事業仕分けですが、下降ぎみだった鳩山内閣の支持率を支える存在になっています。
クローズアップ2009:鳩山内閣支持率64% 仕分けで手応え(毎日jp)
世論調査では74%が事業仕分けを「評価する」と回答。鳩山内閣の支持層では「評価する」が90%に達する一方で、不支持層では49%にとどまり、事業仕分けが高支持率の維持につながったとも言えそうだ。姫路市でもやろうと言っている市会議員もいます。
視察と要望書提出・・・(ハイ、がんばります。)
姫路市でもこの手法をぜひ取り入れ、行政の大胆な改革と無駄の徹底的な排除を進めていくべきと考えます。まあ、効果は仕分け人次第だと思いますが、誰が仕分け人をしたらいいでしょうか?
最近、毎日小学生新聞を目にする機会があり、考えさせられることが多くあります。ニュースが分かりやすく書いてあって、なかなか歯切れもいいのです。
市内の小学生にも仕分け人に参加してもらい、姫路市の職員には事業の必要性を小学生にでもわかるように説明してもらいたいですね。
P.S.
事業仕分けの場所は・・。やはり中央体育館でしょう(笑)

参考
小学生新聞と朝鮮日報が面白い理由(372log@姫路)
事業仕分け:入場者過去最高に、副大臣に詰め寄る人も(毎日jp) - 厳しい口調で無駄削減を迫る「仕分け人」と、霞が関の官僚の攻防が話題を呼び、テレビや雑誌でも広く取り上げられたことが傍聴人の増加につながった模様だ。(記事より) ← 古代ギリシアの直接民主制のような雰囲気を感じます。
子どもとの交流で感じた 政治家とのギャップ(田原総一朗の政財界「ここだけの話」) - どうも今の世の中、発言をしているのは年寄りばかりだ。「昔に比べたら思いやりや助け合いがない」と、年寄りだから言っているだけで、決して今の若者や子どもたちに思いやりの気持ちがなくなったのではない。彼らなりに一生懸命、考えている。子どもたち、特に女の子たちはとてもしっかりしていて、介護士や保育士、ボランティアをやりたいと言う子がいるのを知った。(記事より)

2009年11月24日
伊丹に国際線復活を

伊丹に国際線を復活しようと言う声が聞かれますね。
「伊丹の国際線復活を」橋下知事が構想…廃港前提に(YOMIURI ONLINE)
大阪府の橋下徹知事は20日の記者会見で、大阪(伊丹)空港を2035年に廃港し、関西空港を「スーパーハブ(拠点)空港」とする自らの構想「関空・伊丹プロジェクト」を巡り、廃港を前提に伊丹に国際線を復活させるべきだとの考えを示した。伊丹を最大限活用するために国際線を飛ばすというのは賛成です。
(中略)
伊丹を最大限活用するために、国際線を飛ばせばいい」との持論を展開した。
2035年頃であれば、今よりもさらに航空需要が増えている可能性が大きいので、廃港は難しいと思いますが、その時判断するというのでもいいかもしれません。航空業界はめまぐるしく変化しているので、そんな先のことまで誰にも分からないわけですし・・。
ただその場合、「廃港する可能性がある空港」として見られる分、伊丹周辺への長期投資は減るのがデメリットだと思います。
参考
日本で話題にならない、空港を見る視点(372log@姫路) - 関西は、日中韓トライアングル路線から自ら離脱する気でしょうか。重要なことは伊丹や神戸にアジア便を飛ばすことです。(ブログより)

2009年11月23日
ディーゼルハイブリッドにも電池を供給。播磨から

ヨーロッパで販売される新車乗用車の43%はディーゼル車です。(参考)
このディーゼル車のハイブリッド化を目指し、プジョーが播磨から電池の供給を受けることを決めました。
ハイブリッド車電池、三洋が仏プジョーに供給 11年から(NIKKEI NET)
三洋電機は仏プジョーシトロエングループ(PSA)にハイブリッド車(HV)向けニッケル水素電池を供給することで合意した。PSAが世界初の実用化を目指すディーゼル型HV向けで、出力制御を含めた電池システムも共同開発。2011年から年数万台分を供給する。三洋が電池の供給を決めたのはホンダなどに続いて5社目で、世界的なエコカー開発の広がりに合わせ事業拡大を本格化させる。ヨーロッパではディーゼル車の環境車化こそが最重要になるだけあって、注目されますね。
(中略)
三洋は基本部品のセル(素電池)を洲本工場(兵庫県洲本市)で生産、加西事業所(同県加西市)で完成品に組み立てて輸出する。
参考
世界中が電気自動車に向かう。世界が播磨に向かう(372log@姫路)
トヨタが播磨製リチウムイオン電池を採用(372log@姫路)
三洋、加西に第2,第3工場も。車載用電池シェア3~4割へ(372log@姫路)

2009年11月22日
思わずごみ箱をあさった理由

毎日新聞の記事を見て、思わずごみ箱をあさった私がいました。
モノレール:姫路の車両一日公開、無料配布パンフ数百円 鉄道ファンに大人気 /兵庫(毎日jp)
姫路市が15日に実施した旧市営モノレール車両の一日公開で、会場で無料配布されたパンフレットがネットオークションで出品され、数百円の値段がついている。鉄道ファンらの間で売買されているらしく、市も「こんなに人気があるものなのか」と目を丸くしている。そんなに貴重なものだったのか。とりあえず置いておこう(笑)
(中略)
公開当日は5000部を用意していたが、約1万2000人が来場したためパンフは午後3時半ごろには無くなり、急きょカラーコピーなどで400部を増刷。16日以降も市にはパンフを求める電話が相次いでいた。
参考
モノレール一般公開。ファンが殺到、45分前倒し(372log@姫路)

2009年11月21日
ウィンドウズ7と姫路の意外な繋がり

先月ウィンドウズ7が発売されましたが、相変わらず勤務先も自宅も2世代前のバージョン(XP)を使っています。
さて、実は姫路とウィンドウズ7に意外な繋がりができそうだという話。
ウィンドウズ7 パソコン関連に追い風(asahi.com)
セブンの特徴はタッチパネルでの操作が可能なことです。パソコン用タッチパネルに強いワコムや、携帯向けタッチパネルトップの日本写真印刷なども、セブン特需の恩恵を受けそうです。日本写真印刷、静電容量式モジュール供給などタッチパネル事業を強化(asahi.com)
日本写真印刷はタッチパネル事業を強化する。静電容量式タッチパネルをモジュールで供給するとともに、多点入力(マルチタッチ)可能な抵抗膜式タッチパネルを量産化する。同社のタッチパネル事業の売上高は2009年3月期に358億円と前年度比約2倍に成長。携帯電話やノートパソコン向けの需要拡大を見込み、数年内に売上高700億円規模と主力事業の産業資材部門と同等規模に育てる。日本写真印刷というのは京都に本社を置く、老舗の中堅印刷会社。特殊な印刷事業の流れから、携帯向けタッチパネルのトップ企業になっているみたいです。
大手の大日本印刷や凸版印刷もそうですが、印刷会社はIC部品と相性がいいというか相通ずるものがあるらしく、薄型テレビなどの電子機器を技術的に支えているのですね。
パナソニックの姫路進出に続いて大日本印刷も姫路進出を決めたのも、こうした背景があります。(参考 大日本印刷姫路進出、正式リリース)
さて、この勢いのある日本写真印刷が姫路に進出です。
東芝、姫路の液晶パネル工場を日本写真印刷に貸与(NIKKEI NET)
東芝は20日、液晶パネル子会社の東芝モバイルディスプレイ(TMD)が、兵庫県姫路市に持つ生産工場をタッチパネル大手の日本写真印刷に貸与することで基本合意したと発表した。TMDは今年7月、同工場での年内の生産停止を決めており、効率的な利用方法を検討していた。凸版印刷も来るし、大日本印刷も来るしで、大変景気のいい話です。
対象とするのは、12月末で液晶パネルの生産ラインを閉鎖するTMD生産子会社のティー・エフ・ピー・ディー(TFPD、姫路市)のクリーンルーム。12月末までに日本写真印刷と正式契約を結び、来年5月までに引き渡しを完了する予定。
ウインドウズ7とともに、姫路もタッチパネルの生産拠点として頑張らねば・・ということですね。
参考
土地・建物の賃貸借などに関する基本合意書締結のお知らせ(日本写真印刷)
子会社設立に関するお知らせ(日本写真印刷) - 設立の目的 当社の産業資材・電子事業における静電容量方式等のタッチパネルの将来的な事業拡大に備えた生産ラインの拡充のため(記事より)
液晶で明暗。東芝は姫路から撤退、ヘリオステクノは強化(372log@姫路)
日本写真印刷、姫路でタッチパネル製造へ(産経関西)

2009年11月20日
日航の路線撤退で、新たなビジネスチャンス

日本航空が地方路線から次々撤退しているお陰で、フジドリームエアラインズのビジネスチャンスが広がっています。現在、姫路市の姉妹都市・長野県松本市にある松本空港に就航を検討しています。
FDA:長野・松本空港参入を検討 静岡以外の路線は初 /静岡(毎日jp)
静岡空港を拠点にする航空会社「フジドリームエアラインズ」(FDA、牧之原市)は18日、長野県松本市の県営松本空港への就航参入の検討を始めたと発表した。静岡空港と関係ない路線まで進出できて、またとないチャンスですね。
(中略)
FDAが継承を検討するのは松本と福岡、札幌を結ぶ2路線。FDAは「これまで静岡を軸に新規就航先を検討していたが、新たなビジネスチャンスととらえている。
大いに頑張ってほしいものです。
参考
JALに厳しい目(372log@姫路) - 高コスト体質のJALですら、一度は開設を決めた路線なので、他の中コスト体質の航空会社であれば、路線維持の可能性は大いにあると思います。(ブログより) ← フジドリームエアラインズは、既に日本航空の静岡-福岡線の路線を引き継ぐ意向を表明しています。
第52回 松本市民まつり(第42代姫路お城の女王) - 松本市は姫路市と姉妹都市関係にあります。

2009年11月19日
来春から入城料を値下げ。世界遺産姫路城

来春の大修理本格開始に伴って、姫路城の入城料が値下げされそうです。
姫路城の入城料値下げへ 「大修理」の5年間(神戸新聞)
「平成の大修理」が始まった世界遺産・国宝姫路城の入城料について、姫路市は17日、大天守を覆う工事用建屋(素屋根)の建設が始まる2010年4月12日から、大修理が終わる15年3月末までの約5年間、高校生以上を600円から400円に、5歳~中学生を200円から100円に引き下げる方針を明らかにした。修理中は、工事風景が刻々と変化するので、好きな人にとってはかえっていいかもしれません。また、姫路城修理展示館の完成は、再来年の春のようですが、今から楽しみですね。
(中略)
11年春には素屋根内に「姫路城修理展示館」(仮称)が完成し、見学用エレベーターや見学室から、工事風景を間近で見られるようになる。市は展示内容や運営方法を本年度中に決め、入城料とは別に展示館の入場料徴収を検討する。

2009年11月18日
痩せた? しろまるひめの着ぐるみを手柄山遊園で目撃

彦根市の「ひこにゃん」は有名ですが、姫路にもゆるキャラの着ぐるみができています。
姫路の新キャラ「しろまるひめ」デビュー(神戸新聞)
大天守をイメージした帽子をかぶり、城の白壁のような色白美人。まつげが長く、和菓子のように、もちもちした肌が自慢。春に城内で咲き誇る桜の髪飾りを付け、ほおはほんのり桜色に染まっている。神戸新聞の写真だとぽっちゃりとした感じに見えるのですが、先日、手柄山遊園で見かけたしろまるひめは、何かずいぶん痩せているように見えました。
やはり着ぐるみは何体かあり、太いのから痩せているのまで、いろいろあるのでしょうか。
謎は深まるばかり・・。
参考
「しょうちゃん」? いえ、「しろまるひめ」です(372log@姫路)
姫路市のイメージキャラクター「しろまるひめ」のご紹介(姫路市)

2009年11月17日
JALに厳しい目

JALは本当に必要なのでしょうか。
JALが事業再生ADR申請、社長は再建道筋付け進退判断へ(ロイター)
財務省が公的資金の注入に難色を示しており、理由としてJALの中期的な成長戦略が不透明な点を挙げているとの指摘に対して、「日本やアジアの国際航空需要は拡大の余地が大きく、当社も成長しやすい環境だ」(西松社長)と説明。国内2社体制についても見直すべきとの声があることに対しては「韓国や中国、台湾も複数航空会社が並立している。全日空と当社の(大手)2社あってこそ切磋琢磨できる」と反論した。永らくダントツの大手2社体制だったのに、切磋琢磨できなかったから現状があるんじゃないでしょうか。
これまで、JALを諦めたほうがいいんじゃないかと書いてきました。
国防上の理由からも、政府はJALを救済すべきではない(11月1日)
神戸からJALを追い出し、新興航空社の国際便を(9月26日)
大前さんも、手厳しいですね。
大前研一の辛口ニッポン応援談(前編) (5/5)(ITmedia エンタープライズ)
時代はLCC(Low cost career)、マレーシアのエア・アジア航空なんかが圧倒的に強くなっている世界の航空業界において、内側の理由ばかりを言う今のJAL(日本航空)が良い例だ。その建て直しを政府主導でやろう、なんて言っている民主党政権も劇甘だ。国境のない空を飛ぶ飛行機会社に日本の論理を入れ、日本人主体で経営しようとする限り解決策はないよ。利用客にそっぽを向いて自己中の再建策ばかり練るJALは一度倒産させればいいんだ。不便にはなるかもしれないけど、誰も困らないよ。その間、頭冷やして本当にJALが必要なのかどうか、考えたらいいんだ。どうしても不便だとなったら、アジアのLCCを国内便に入れてやることだ。料金が数分の1になることは間違いない。私は日本人を信じているので、現在のJALを引き継ぐのは困難にしろ、他の日本の航空会社がこれまでJALが飛ばしてきた路線並み、またそれ以上の路線を飛ばす能力があると考えています。
これまで新興の航空会社は、ずいぶんワリを食ってきた印象があります。(参考)
外国の航空会社は実力はあるだろうし、参入してもいいと思いますが、たとえ日本の航空会社であっても、発着枠やターミナルの使用など、競争しやすい環境が整えられれば、JALはもっとシェアを食われていたのではないでしょうか。そういう公正な競争が行われて来なかったことが問題です。
静岡では、JALが撤退する路線を新興航空会社が引き継ぐ意向を示しています。
JAL撤退の静岡―福岡線、FDAが引き継ぎへ(YONIURI ONLINE)
静岡空港を拠点に定期便を運航する「フジドリームエアラインズ」(FDA、静岡県牧之原市)は2日、日本航空が2010年度以降の撤退を表明した静岡―福岡線を引き継ぐ意向を明らかにした。高コスト体質のJALですら、一度は開設を決めた路線なので、他の中コスト体質の航空会社であれば、路線維持の可能性は大いにあると思います。
日航の撤退後、間をおかずに就航するとしている。
JALにはどんどん路線を撤退してもらって、なんとか別の航空会社に頑張ってもらいたい。複数の会社が切磋琢磨することは望ましいですが、大手2社の寡占体制が望ましいとは限りません。
海外航空会社との競争に加え、国内でもより多くの航空会社が育てば、それが一番です。JAL社長が言うように「日本やアジアの国際航空需要は拡大の余地が大きい」からこそ、JAL以外に頑張ってほしいのです。
参考
日本航空:最終赤字1300億円、がけっぷち 年金・収益力、解決見えず(毎日jp)

2009年11月16日
モノレール一般公開。ファンが殺到、45分前倒し

昨日、手柄山で姫路モノレールの車両が1日限りで公開されました。
30年前に廃止 姫路モノレールを公開(MBSニュース)
公開されたのは、30年前に廃止された姫路市営モノレールの車両で、その懐かしい姿を一目見ようと多くの人が駆けつけ、オープンを45分前倒しするほどの賑わいとなりました。この車両は、ロッキード社製で、オーソドックスなデザインながら、なかなか格好いいと思います。
公開日に配布していたパンフレット(姫路市みどり整備室)より
姫路モノレールは、昭和41年に姫路大博覧会の開催に合わせて、姫路駅前と手柄山間を結ぶ約1.8kmの区間で開通しましたが、その後、昭和49年に運航休止となり、昭和54年に廃止となりました。姫路市は、旧モノレール駅舎(現、緑の相談所)を大幅に改修し、1階と2階を水族館、3階を市民ホールや研修室にして、2階の水族館にモノレールを併設します。
姫路市が建設したモノレールは、軌道桁の上に設置された一本の鉄製レールを鉄車輪で走行するロッキード方式を採用しています。運行当時は、姫路駅から手柄山駅を3両編成で、約5分程度で走行していました。運賃は、姫路駅から手柄山駅まで、片道大人100円、子供50円でした。
モノレールの常設展示は、平成23年4月頃を予定しているそうです。
参考
モノレール公開に1万2千人(asahi.com) - 姫路市の集計では、予想した5千人の倍以上の約1万2千人。(記事より)
姫路モノレール、最初で最後の屋外展示(372log@姫路)
もう一つの遺産。姫路モノレール(372log@姫路)
姫路モノレールを展示しよう(372log@姫路) - 5年前のブログ。ついに実現しました。

2009年11月15日
まちおこし発想を超えよう

行政刷新会議の事業仕分けで、スプリング8の予算を削減するとの判断がなされました。
スパコン、スプリング8「削減」 地元が反発(神戸新聞)
「理解できない」「冗談では」-。政府の行政刷新会議による13日の事業仕分け。神戸市で進む次世代スーパーコンピューター事業は事実上の凍結と判定され、兵庫県西部の播磨科学公園都市にある大型放射光施設スプリング8も「予算大幅縮減」とされた。地元関係者は反発、予算確保を求める声が相次いだ。原因は、神戸新聞の見出しがすべて物語っているように思います。
(中略)
「ここでしかできない実験が多く、科学の発展や国際貢献の面で大きな後退だ」。県立大学大学院の八田公平教授(48)は疑問を投げかける。スプリング8を使って脳の構造を細胞レベルで解析する研究をしており「未来への投資をせず、目先にとらわれて削減すれば、遅れを取り戻すのは難しくなる」と指摘した。
播磨科学公園都市の広域行政を担う播磨高原広域事務組合の西田正則管理者(たつの市長)は「企業進出にも悪影響は避けられないのでは」と懸念を示した。
反発しているのはあくまで「地元」。全国から反発のブーイングが起きているわけではありません。
地元以外の人は、「スプリング8って何?」「それ、何か役にたってるの?」という反応が当然と思います。
あと感じたのは、「企業進出に悪影響」みたいなのが反発の理由として記事になれば、予算削減の後押しになるだろうなということです。
スプリング8がいかに成果を出しているか、将来の科学技術の推進のために必要かを、普段から地元以外の人にもPRし、理解しておいてもらわなければ、「地元の反発」、つまり地域の問題として片付けられてしまいます。直接の研究者を除く、地元以外の世間一般の支持は得られません。
まさに今回、「仕分け人」と称する地元以外の一般の人に削減されそうになっているわけです。
2年前のブログにも書いていた上海版「スプリング8」が今春、竣工しています。
中国最大の科学装置「上海光源」が竣工(China.org.cn)
世界20カ所にある第3世代放射光施設中、「上海光源」のエネルギー規模は、日本、米国、ヨーロッパの各施設に次いで世界第4位。中国台湾地区、日本、韓国、インドの第3世代放射光施設とともに、欧米に匹敵するアジアの放射光施設群を形成している。東アジアの中核的な研究施設と位置づけた上で適切な予算かどうかを議論すべきで、地元がどうとか、企業誘致がどうとか言うこと自体、行政刷新会議の意見を後押ししているようにしか見えません。
スプリング8は、そんな「まちおこし」次元で反発して欲しくないほど、重要な研究拠点だと、私は感じています。
参考
科学技術立国の理想は死んだ(ユーキの有機ラボ) - SPring-8は多くの利用者があるものの赤字!であるため予算縮小になりました 研究成果はHP見ればわかるように十分だと思います あれだけの機械を使わないのがもったいないよ 世界的にはさらに大きなものも建造されるぐらい重要かつ有用な設備にもかかわらず 予算削減とは何事か!(ブログより)
播磨で発見!水は均一ではなかった(372log@姫路)
播磨からノーベル賞も(372log@姫路)

2009年11月14日
放置したのが幸い? 姫路の建造物

姫路は観光都市だという意識が希薄だったこともあり、姫路城周辺などは比較的整備されていますが、それ以外は放置されている気がします。
隠れた歴史遺産を調査 姫路で兵庫県立大生ら(372log@姫路)
明治時代の産業道路「銀の馬車道」を調査している兵庫県立大環境人間学部の3、4年生11人が13日、姫路市飾磨区で歴史的な町並みを調べた。古い民家や建造物をスケッチし、住民から説明も受けた。成果をまとめた「まちあるきマップ」を来春までに完成させ、埋もれた地域資源の活用につなげたいとしている。城下町であり港町であり、山あり海あり川あり、歴史あり、美味いものありで、観光ネタには尽きることがありませんが、工業都市として忙しかったこともあるのかほとんど宝の持ち腐れ状態です。
(中略)
江戸末期から昭和初めとみられる建物もあり、同行した広島大の上村信行助教(建築学)によると「古い建造物がこんなに多く残る港町は珍しい」という。
また、古い建物を壊して近代的な建物に建て替えたりすることもあまり熱心ではなかったのかもしれません。そうした放置状態が「たまたま」古い建物を残してきたのかなと。
外の人から見れば、いくらでも観光資源はあるかもしれませんね。
参考
姫路は観光資源の宝庫(372log@姫路)
煉瓦造りの工場(372log@姫路)
姫路は宝の山(372log@姫路)

2009年11月13日
全国から姫路に美味いもんが集結。姫路食博2009

姫路に美味いもんが集まってきます。今月21日から3日間、大手前公園で「姫路食博2009」が開催されます。
「B-1」アピール…52店集結 「姫路食博」21日から(YOMIURI ONLINE)
会場では、昨年より6店増の52店が並び、播磨名物のえきそばや高砂市のにくてん、福崎町のもちむぎ麺(めん)などに加え、豆腐が主原料で「B―1」に出品された「鳥取とうふちくわ」、島根県の「出雲ぜんざい」などのブースがお目見えする。個人的には出雲ぜんざいを食べてみたい気がします。楽しみですね。
恒例の「姫路おでん横町」(12店)も地元の姫路おでんのほか、トビウオのだしで煮込んだあっさり味の「松江おでん」、真っ黒なスープが特徴の「静岡おでん」が食通に個性をアピールする。
(中略)
主催する姫路食文化協会は、3日間で約15万人の来場を見込んでいる。

2009年11月12日
空港ビルの8割が黒字

赤字の空港が多いと言われています。
国管理の22空港が営業赤字/透明化求められ初試算(四国新聞社)
最も厳しい試算では、営業損益は計235億円の赤字。赤字は福岡(67億円)、那覇(55億円)、羽田(20億円)など22空港、黒字は新千歳、大阪、熊本、鹿児島の4空港だけだった。伊丹の環境対策費に噛み付く首長がいますが、福岡と違ってトータルでは黒字ということでしょうか。
国交省は赤字要因として、福岡空港は都市部にあり環境対策費が多い、那覇空港は沖縄振興のため着陸料を大幅に減額していることを挙げた。
いずれにしろ多くの空港が赤字なんだと思いきや、一方で8割の空港ビルは黒字とか。
空港ビルへの国有地貸付料、値上げへ 国交相意向(asahi.com)
国が税金で管理・運営する26空港のほとんどが赤字なのに、国から土地を借りてターミナルビルを運営する国指定の38の民間事業者の約8割が黒字である実態について、前原誠司国土交通相は10日午前の閣議後会見で、「だれがどう考えてもおかしい」と述べ、国有地の貸付料を値上げする考えを示した。空港ビルが儲けるのは必ずしも悪いとは思いませんが、もう少し空港ビルと空港経営を一体的に考えられないのものでしょうか。
(中略)
羽田の場合、空港ビルは国から約28万平方メートルを年間約34億円で借り、各テナントから計約140億円の賃料を取っていたこともわかった。
例えば、着陸料を安くすれば路線が増え、利用者が増えればビルも儲かる。その儲かったお金を空港経営に還元すれば、さらに着陸料を安く設定できるというふうに。
さらに、空港ビルの経営には国交省出身者が天下るケースが多いようです。
11人が国交省から天下り 国管理空港の民間業者(47NEWS)
国が管理する26空港でターミナルビルなどを運営する38の民間事業者の役員計205人のうち、5%に当たる11人が国土交通省OBであることが10日、同省の調査で分かった。地方空港では自治体OBの天下り先になっているケースも多く、前原誠司国交相は10日の記者会見で「天下りの根絶方針にのっとって対処していく」と明言している。数年前に空港に外資規制をかけるとかかけないとか問題になりましたが、要するに国交省の天下り先を外資にとられてたまるかという必死の戦いだったわけですね。
「空港は赤字」などと、よくマスメディアで宣伝されますが、もし本当に赤字だとしたら、空港そのものの問題なのか、それ以外の問題なのか、よく見ないといけません。
空港運営や関連施設の経営、またそれらの一体経営などによって、効率化を図れば、新型インフルエンザが流行ろうが不景気になろうが、空港の経営は安泰!と言えるような体質も可能だと思います。
空港ビルの「儲けすぎはよくない」という社会主義的発想だけではなく、さらにもっと稼いでもらって売上に応じた賃料が空港に入るようにしたら息を吹き返す空港だってあるでしょう。
空港や空港関連施設というのは、そもそも潜在力が大きいものです。8割の空港関連施設が黒字だというニュースは、このことを改めて示していると思います。
参考
周回遅れの日本の空港(372log@姫路) - アムステルダムのスキポール空港は、1年間で1,300〜1,600台の車を売っていて、ヨーロッパ最大の車のディーラーではないかと言われているそうです。「現地で高い関税を払うよりも、空港で関税を払わずに車を買っていった方が得だ」という事で、チョコレートから車まで、何でも売っているという状況だとか。(ブログより)
羽田空港にもファミリー企業、外資規制はナンセンス(nikkei BP net) - 駐車場は、効率よく収入を得られるビジネスである。ビルの建築やゲート、駐車料金支払機の設置に初期投資が必要なものの、一度つくってしまえば管理人の人件費と簡単な保守点検費がかかる程度だ。しかも国有地で空港前の敷地という囲い込まれた独占的なエリアで儲からないはずがない。(中略)駐車場をつくるたびに、日本空港ビルデングと財団法人とが棲みわけ、利益を分け合ってきた。財団法人空港環境整備協会の幹部は国交省の天下りで占められている。(記事より)

2009年11月11日
世界遺産から世界のアンドーまで。姫路・大人の散歩道

今、行っておきたい一押しスポットの姫路?
「一歩進んだ」おでかけスポット特集(ソニー)
国宝、そして世界遺産である姫路城。白鷺城と例えられるその様は「優美」のひとこと。その姫路城、実はこの秋から大規模な改修工事の準備に着工し、来春にはすっぽりと素屋根に覆われ美しい外観が見れなくなるとか。まさに今行っておきたい一押しのスポットです。姫路を徒歩編とドライブ編にわけて、旅行ジャーナリストの村田和子さんが紹介しています。
(中略)
世界のスター「トム・クルーズ」が撮影で通ったお寺、姫路城よりも大きなお城、そして日本一の所蔵を誇る玩具博物館など、実は姫路には「スケールは大きく、それでいて知る人ぞ知る穴場スポット」が、沢山あるんです。
書写山や好古園など、紅葉が美しいスポットはとくにお勧めです。
参考
増えるひとり旅。姫路がひとり旅に強い理由(372log@姫路) - 村田さんは姫路で講演されたこともあります。
標高371m、緑陰の別天地・書写山圓教寺へ(All About) - トラベルライター塩田典子さんの記事。

2009年11月10日
東アジア共同体が必要な本当の理由

鳩山政権が掲げる東アジア共同体。まだまだ先と言われている通貨統合が、現実味を帯びていると見る向きがあります。
東アジア共同体の意味(田中宇の国際ニュース解説)
東アジア共同体は今のところ、各国間の観光客訪問のビザ免除制度や、公衆衛生、エネルギー、環境問題など、すでに各国が協調している分野で結束を強める予定で、通貨統合(チェンマイ・イニシアチブの具現化)はずっと先のこととされている。だが、今後ドルが崩壊していくと、ドルに代わるアジア域内の決済体制が必要だという話になり、自然と通貨統合が加速されるだろう。鳩山政権が「東アジア共同体」を言い出した最大の理由は、米国崩壊の顕在化が間近だからだと私はみている。筆者は、去る9月25日のG20サミットで、G20がG8に取って代わることを宣言したことを転機として、ドルは「崩壊する過程」に入ったと言います。
鳩山政権は日中韓の対立抑止政策を進めており、
すでに英国の新聞は「明治維新以来の仇敵だった日本と中国が同盟を組む交渉を始めたので、世界は驚いている。世界第2位と3位の経済規模の日中が組めば、世界最強の勢力となる」と報じている。日本人の多くが自覚しないうちに、すでに世界は「日中同盟」を気にしている。(上記記事より)というのです。
すでにヨーロッパでは実現している共同通貨ユーロですが、統合前はドイツ、オランダと国境を超えるたびに両替が発生し、わずらわしさがありました。今では国境を超えて移動することの制約がずいぶん減ったように感じます。
通貨単位は「アジア円」なのかどうかわかりませんが、世界最強の通貨になるでしょうね。
参考
世界情勢から見る鳩山政権の動きと、自民党の復権の可能性(玉川上水(武蔵野)の事務所から…) - ところがこのところ、ネット上にある「田中宇の国際ニュース解説」の密度の濃さにすっかり魅了され、世界情勢と日本との関係やつながりがどうなっているのかにいささか興味を覚えている。(ブログより)

2009年11月09日
日中ロ朝韓5カ国周遊観光。日本海豪華客船ツアー

日本海を豪華客船で観光し、5カ国を周遊するツアーが企画されています。
中ロ朝韓日の5カ国周遊観光、合意に(人民網)
観光客が豪華客船に乗り、日本海沿岸の中ロ朝韓日の5カ国を遊覧するというツアーについて、観光協力プロジェクトが既に5カ国観光部門の共通認識を得ている。NHK高校講座の日本史で「海外交流の実態~4つの窓口~」と題し、鎖国をしていたといわれる江戸時代にも、中国(清)、朝鮮(王朝)、アイヌなど周辺諸国とは盛んに貿易をしていたと放送していました。
(中略)
日本海を巡る国境を越えたツアーは欧米で人気の客船スタイルを採用、吉林省琿春を出発し、途中、ロシア・ウラジオストク、朝鮮・羅先、韓国・束草を巡り、最後に日本から帰るというもの。観光客は客船上で宿泊し、昼間は客船は最寄りの港に停泊し、陸上観光ができる。
明治以来、福澤諭吉が書いたといわれる「脱亜論」の影響もあり、隣国蔑視の思考回路が日本人の意識に植えつけられてしまったようです。
福澤諭吉の「脱亜論」(物言えば唇寒し)より
もはや、この二国が国際的な常識を身につけることを期待してはならない。「東アジア共同体」の一員としてその繁栄に与ってくれるなどという幻想は捨てるべきである。日本は、むしろ大陸や半島との関係を絶ち、先進国と共に進まなければならない。ただ隣国だからという理由だけで特別な感情を持って接してはならないのだ。この二国に対しても、国際的な常識に従い、国際法に則って接すればよい。悪友の悪事を見逃す者は、共に悪名を逃れ得ない。私は気持ちにおいては「東アジア」の悪友と絶交するものである。よく日本は島国で、「島国根性」などと自虐的に言いますが、周りが海に囲まれていることは、本当に閉鎖的なのでしょうか。
古代より交通手段の中では海上交通が最も盛んで、ベニスにしろ大坂にしろ水の都こそ、最も繁栄しました。日本は本来、海を通して開かれた心を持った海洋性民族のはずです。
欧米に限定して開国し、隣国に対してはむしろ意識的に訣別してきた明治以来の悪癖を見直すチャンスが訪れている気がします。
日本の中央メディアは、日本海と言えば竹島や対馬、テポドンの話題に熱心ですが、日本でも地方新聞や、中韓メディアをネットで見ていると、日本海周辺の大きな動きが見えてくる気がします。
参考
関西発の「東アジア共同体構想」。キーワードは日本海(372log@姫路)

2009年11月08日
将棋のまち・加古川に、将棋ファンが大集合

播磨・加古川で「将棋の日」イベントが開催され、大勢の将棋ファンが加古川市民会館に集まっています。
プロ棋士と真剣勝負 加古川で「将棋の日」(神戸新聞)
プロ棋士が対局やファンとの交流を通じて将棋の魅力をPRする棋界最大の「将棋の日」イベント(神戸新聞社など後援)が7日、加古川市で始まった。兵庫県内では初開催。羽生善治4冠(39)と地元出身の久保利明棋王(34)の公開対局や、市民らの「名人戦」が繰り広げられる。8日まで。我が家の将棋名人(?)次男も名人戦Dクラスに参戦。初戦は対戦相手が現れず、不戦勝。2回戦は元々不戦勝で、いきなりブロック決勝戦。しかし実戦では1勝も勝てずにあえなく敗退しました。
長男は、加古川在住のプロ棋士・稲葉四段の指導対局に抽選で選ばれ、八手落ちでなんとか勝利し、上機嫌でした。
本日も開催され、ジュニア名人戦に参戦する予定です。
それにしても、加古川出身・在住のプロ棋士は多いですね。今回のイベント参加棋士だけでも久保棋王、井上八段、神吉六段、稲葉四段。播磨・高砂出身の村田智弘六段、村田智穂女流初段も名前が挙がっていました。
参考
加古川に棋士が集合。来月、第35回将棋の日(372log@姫路)

2009年11月07日
関西発の「東アジア共同体構想」。キーワードは日本海

鳩山総理の東アジア共同体構想に呼応し、関西発の東アジア共同体が提唱されています。
関西発の東アジア共同体を提唱 平井知事(日本海新聞)
「近畿ブロック知事会議」(会長・山田啓二京都府知事)が4日、京都市右京区の大覚寺で開かれ、鳥取県の平井伸治知事は関西圏域の活性化戦略(関西ビジョン)として、各府県の港湾や空港、観光資源を生かして中国、韓国、ロシアとの観光連携などを強化する関西発の「東アジア共同体構想」を提唱した。同知事会では「関西から閉塞(へいそく)感を打破し、日本を元気にする」とした大覚寺宣言を採択した。井戸さんも某知事と空港の潰し合いをしていないで、「但馬空港を東アジア共同体の拠点空港にする」と大見得を切らなければいけません。
(中略)
山田啓二知事は敦賀港、舞鶴港などを東アジア・ランドブリッジと位置付ける「関西コリドール構想」を打ち出し、「日本海側を関西の玄関口にしないと遅れをとる」と述べた。
鳥取~但馬~京都が、関西を牽引していく時代が始まろうとしています。
参考
空港めぐり井戸、橋下両氏また応酬 近畿知事会議(神戸新聞) - 関西の恥さらし。不毛の議論は続くよどこまでも・・
ダイヤモンド・クインテット経済共栄圏(372log@姫路) - 鳥取県が韓国江原道、中国吉林省、ロシア沿海地方、モンゴル中央県に対し、経済共栄圏構想を提唱しました。(ブログより)
姫路は、世界の大動脈へのアクセス拠点(372log@姫路) - これまで、「裏日本」とも言われていた日本海沿岸こそが「表日本」になりつつあります。(ブログより)

2009年11月06日
城崎泉隊・オンセンジャー。来月5日、姫路に参上

城崎温泉の平和と、伝統を守り、観光客の誘致を目指すため
若旦那が正義のヒーローに変身!!
「温泉満喫 ソトユレッド!」「風情たっぷり ユカタブルー!」「伝統工芸 ムギワライエロー!」
「我ら!城崎泉隊 オンセンジャー!」
地元城崎はもとより、全国的に有名になった(かどうかは定かではありませんが)城崎泉隊・オンセンジャー。
ついに来月、姫路にやってきます。
市場まつり2009

12月5日、山陽電鉄手柄駅下車すぐ、姫路市中央卸売市場で、オンセンジャーが待っています。姫路の良い子は全員集合!
参考
『城崎泉隊 オンセンジャー』参上(城崎温泉動画館) - 七つの外湯から誕生した赤の戦士「ソトユレッド」、ゆかたから誕生した青の戦士「ユカタブルー」、伝統工芸麦わら細工から誕生した黄色の戦士「ムギワライエロー」が、城崎温泉の愛と平和を守るため「キガワール将軍」と手下「チョッカイ」や「怪人スカーン」ら悪の軍団と戦う。(記事より)

2009年11月05日
ネットスーパー対決。イトーヨーカドー vs イオン

姫路で、ネットスーパーが激突しています。
ネットスーパー、兵庫県内で3店開設 イオン(神戸新聞)
大手スーパーのイオンは、姫路市と猪名川町のジャスコ3店で「ネットスーパー」事業を始める。専用サイトを開設し、注文を受け店頭の商品を宅配する。同事業には2008年4月に参入し、既に関東、中部、近畿の計45店で展開しているが、兵庫県内では今回が初。姫路市内でも配達エリアは限られていて、イオンはこちら、イトーヨーカドーはこちらで確認が必要です。
(中略)
姫路市の姫路リバーシティ店、姫路大津店と猪名川町の猪名川店。姫路は3日、猪名川で10日に受注を始める。
(中略)
兵庫県内ではイトーヨーカドーやイズミヤ、関西スーパーが展開している。
ちなみに我が家は、イトーヨーカドーしかダメみたいです。
普段は必要なくても、元気がないときなどいろいろ使い道はありそうに思います。
参考
姫路にネットスーパーが登場!イトーヨーカドー(歩くブログ人!~姫路発)
PC・携帯から注文 ネットスーパー拡大中(Fuji Sankei Business i.) - 仕事の合間に注文したい人や、育児に忙しくパソコンを立ち上げる余裕が無い主婦などを中心に、携帯から注文する利用者も急増。ネットスーパーの売り上げは毎年2けた増と順調に伸びている。(記事より)

2009年11月04日
日本で話題にならない、空港を見る視点

現在、大手前公園では、姫路菓子まつり2009や全国陶器市が行われていて、周辺は活気に溢れています。(本日最終日です)
ところで、4年前のブログで、
マスコミの論調を見ていると、「日本の空港は周回遅れ」「日本のマスコミは2周遅れ」の印象です。などと、好きなことを言ってましたが、あれから4年、現在はというと「日本のマスコミは3周遅れ」じゃないかと思う時があります。
では、韓国メディアはどんなことを話題にしているのか。
別に私が韓国が好きだから取り上げるわけじゃありません。日本語で記事を提供している海外メディアで、たまたま空港の話題を書いていたのと、日本のメディアが韓国仁川空港のハブ機能をことさら好意的に取り上げているけど、韓国メディアはやや違う面を取り上げていたからです。
韓中日トライアングル路線、新ビジネスルートに(上)(朝鮮日報)
金浦-虹橋線は、2007年10月に就航してから2年がたつ。就航初期は搭乗率が33.6%にとどまっていたが、今年8月には78.2%まで上昇した。韓中日トライアングル路線、新ビジネスルートに(中)(朝鮮日報)
この路線だけでなく、金浦-羽田、羽田-虹橋線も「時は金なり」のビジネスマンに人気で、韓中日の三角シャトル路線は北東アジアの新たなビジネス路線となりつつある。その日のうちに用事を済ませて帰国できる「日帰り生活圏」が現実となったからだ。現在最終の交渉が進められている)金浦-北京線来年初めごろに就航すれば、北京、ソウル、東京を結ぶシャトル路線網が完成し、一大ビジネス圏を形成することになる。
(中略)
陸続きの欧州では航空路だけでなく、鉄道、道路が縦横に国と国を結んでおり、こうしたシャトル便の影響力は大きくない。しかし、韓中日3カ国の場合は、航空路以外に日帰りは不可能なため、シャトル路線の影響力は非常に大きい。
繊維会社の管理職、チェ・ユンソンさん(39)は「虹橋空港から上海郊外の工場まではタクシーで約1時間かかる。それでも浦東空港から工場に向かうよりは40分早く、タクシー料金も数万ウォン(数千円)は節約できる」と話し、小走りで空港を後にした。韓国のソウル周辺には2つの空港があります。ソウル市内には金浦、郊外(高速飛ばして1時間ぐらいのところ)に仁川空港があります。
中国最大の経済都市・上海にも都心に近い虹橋空港と、やや遠い浦東空港があります。上海リニアは浦東空港と都心近くまでを結んでいます。
朝鮮日報の記事を読むと、とくにビジネス空港として好まれるのは仁川でも浦東でもなく、金浦や虹橋といった都心の空港だということがわかります。リニアを引いたところで、「ところで何ぼやねん」とか、いざという時「タクシーで飛ばしたらどうやねん」という話が必ず残ります。
羽田が拡張され、ますますアジアに飛行機が飛ぶのは喜ばしいことです。それは、都心の空港である羽田を使って、中韓に日帰り出張できたり、逆に東京に中韓から日帰り出張できるからです。
しかし、そのことと羽田のハブ化というのは、やや異なる次元の話です。それをごちゃごちゃに記事にしたり発言する人がいるから、「3週遅れ」なのです。
ましてや、都心の伊丹や神戸を廃港にしようなんてのは論外です。関西は、日中韓トライアングル路線から自ら離脱する気でしょうか。重要なことは伊丹や神戸にアジア便を飛ばすことです。
韓国が日中韓シャトル路線を語るとき、仁川を脇に置いて考えるように、関空は脇に置いて考えるべきです。
参考
ピント外れの羽田ハブ化論議(372log@姫路)
伊丹存続という当たり前の選択(372log@姫路)
神戸からJALを追い出し、新興航空社の国際便を(372log@姫路)
アジア日帰り出張が当たり前の時代へ(372log@姫路)

2009年11月03日
ミスキャンパス同志社 vs 姫路お城の女王

同志社大学で、初めてミスキャンパスコンテンストが開催されます。
同志社・関学で初のミスコン~美人女子大生の写真&プロフ一挙公開(RBB NAVi)
同志社大学と関西学院大学でミスキャンパスコンテストが開催されるのは初の試み。同志社大学のミスキャンパスコンテストは、上京区130周年記念協力イベントとし京都商工会議所(京都検定)協力のもと開催し、関西学院大学のミスキャンパスコンテストは関西学院大学の近隣地区である甲東園の商店街の協力のもと開催する。地域と大学生が連携をとり、ミスキャンパスを親善大使として、地元地域の活性化へ向けてさまざまな取り組みを行う予定だ。何か地域活性化の臭いがぷんぷんしますが、同志社大学にはどんな女子学生がいるのかとサイトを見てみたら・・
正直、今時の若い子は、おじさんにとっては似たような顔に見えてしまって、何ともいえません。(笑)
で、ミスキャンパス候補者を見ていたら、ある候補者の紹介記事に「兵庫県のミス姫路として全国で観光PRをしてきた経験を生かして、同志社大学だけでなく大好きな京都の魅力も全国に伝えていきたいと思っていますので、応援よろしくお願いします!」と書いてありました。ミス姫路って、もしかして姫路お城の女王のことかな?
「姫路お城の女王」決定 来月デビュー(2007/07/19神戸新聞 Googleキャッシュ)
確かに、姫路市在住で同志社大二年生が、第40代女王に選ばれていました。大学四年生になって、今度はミスキャンパス同志社に挑戦ということですね。
ミス同志社キャンパスは、Web投票なんてのもあるのですが、これって誰でも投票できるのか?
別にどうでもいいことですが、姫路お城の女王にはなれるけど、ミスキャンパス同志社にはなれないとか、その逆とか、どういう関係になるのでしょうか。
少なくとも歴史は姫路お城の女王のほうがありそうです。
参考
関学ミスコン 知性で勝負(asahi.com) - 関西では大学ミスコンは下火だそうで。他校との差をつけたい大学祭実行委員の皆さん、今ならまだまだチャンスがありそうです。姫路の大学の場合、歴代お城の女王が審査員をするというのはどうでしょう。審査員目当てで人が集まるかもしれません。
ミスコンテストもブログの時代?(372log@姫路)

2009年11月02日
姫路科学館に巨大なカメが出現

昨日は桜山公園まつりでした。
姫路科学館には科学の屋台村として、いろいろな実験コーナーや移動水族館も登場。星の子館では、けん玉挑戦コーナーなどがありました。
午前中は天気が曇り空で良かったのですが、昼からは雨が降り、ちょっと残念でしたが、例年ほど混んでなかったし、暑くなかったのは、なかなか良かったと思います。
参考
今年は特別。秋開催の桜山公園まつり(372log@姫路)

2009年11月01日
国防上の理由からも、政府はJALを救済すべきではない

日本航空を国の税金を使って救済するのだそうです。一民間企業を国家が救済することに対し、産経は民事再生法でも再生可能と主張しています。(参考 【主張】日航再建 民事再生法なぜ活用せぬ)
私は、日本航空を政府が再生する必要はないし、むしろ再生して欲しくないとすら考えます。
日本とトルコを結ぶ100年越しのある事件(岸田コラム)
「イラン上空を航行するすべての航空機はイラク空軍の攻撃対象となる」、イラク政府のスポークスマンが全世界に発した声明は、あと48時間で実行されることになった。この無差別攻撃が始まれば、もうイランから逃げることができなくなる。その時イランにいた日本人は約300人。イラン脱出のために航空会社のカウンターに人が殺到した。日本航空は日本にとって特別な存在と看做されることは、果たして日本のためになるのか。トルコ航空のパイロット以上に、「日本人のためなら飛んでもいい」というパイロットがいることは期待できます。しかし、反会社側組合の事情で、そうした声が必要以上に抑え込まれてしまうリスクを、日本人は背負っています。
(中略)
イラン・イラク戦争の真っ只中、イランの首都テヘランでは、毎晩爆撃が続いた。命の危険を感じる日本人はテヘラン市内のホテルに身を寄せ、日本大使館からの救援情報を待っていた。あと数時間でイラクの無差別攻撃が始まる。日本航空は飛んでこないとの一報にイランにいる日本人は絶望の淵に沈んでいた。
その時、信じられない情報が飛び込んできた。
「トルコ航空が飛んでくる」
(中略)
戦火に救援機を飛ばすのは命がけの仕事。いくら政府がトルコ航空に依頼しても断る理由はいくらでもあったはず。ところが、トルコ航空では、すぐさまミーティングが開かれ、特別機への志願者を募った。これに、辣腕の機長はじめ多数のスタッフが名乗りを上げたのだった。
私は、空港であれ国際便であれ、基本的には無国籍の世界の話だと考えます。しかし、非常時や国防を考慮し、日本の航空会社に拘ることには一定の理解はできます。
この観点から考えれば、なおさら日本航空には退場して欲しいと思います。
せっかく経営問題を起こして瀕死の状態なのですから、この際、日本航空以外の日本の航空会社に、日本のフラッグ・キャリアを期待します。
参考
日本航空の組合問題(Wikipedia) - かつてのベトナム戦争における邦人脱出作戦やイラン・イラク戦争における邦人脱出の為のチャーター機の派遣が、労働組合による「安全が確保できない」、「戦争に加担するに等しい」などの理由で実現しなかった(中略)フラッグキャリアがチャーター機を派遣した世界各国からは「日本にフラッグキャリアはないのか」と非難された。(記事より)
エルトゥールル号遭難事件(Wikipedia) - 119年前、トルコの軍艦が和歌山県沖で遭難。これを日本人が救援し、日本-トルコ友好のきっかけとなったとされています。
