2006年10月31日

日本は環境で世界のトップランナーへ

  細田衛士教授(姫路市民会館

先週土日に、姫路市民会館で環境経済学が専門の細田衛士・慶大教授のお話がありました。(主催:姫路慶友会)

経済学者が環境を考えるというと、どことなく胡散臭い気がします。だいたい経済とか企業というのは環境を破壊するものであって、それを国とか地方公共団体が規制するのですが、法の網の目をかいくぐって利益を追求するのが企業だし、経済の王道でした。

では、どう考えていけば合点が行くのか。

これまでの経済のイメージを、
19世紀 → 労働者を搾取する資本主義
20世紀 → 自然を搾取する資本主義
と整理し、これらを「動脈経済」として捉えれば、「静脈経済」(リサイクル、廃棄物処理等)にあたる部分もあるはずで、動脈と静脈をバランスよく制御していく資本主義というのもあるのではないかと思われます。
環境問題を、たとえば「新幹線を造ると自然が破壊されるから、財界の動きに反対しよう。」といった政治活動・市民運動と捉えることもできます。しかし一方で、「限られたエネルギーをいかに合理的に利用するか」という合理性の問題と捉えると、経済学は大変相性がいいように思います。

ISO14000RoHSなどで世界にメッセージを発信し、環境先進国のイメージが強いのはヨーロッパですが、日本も結構いいところにいて、世界標準を提案していくことも今後期待できるようです。

参考
エコロジカルな経済をめざして(塩化ビニル環境対策協議会) -
日本は技術的にも進んでいるし、国の体制も、これまでの護送船団方式というか、業界秩序の維持を優先するラストランナー方式からトップランナー方式に変わってきて、環境配慮型設計でも優秀な企業が報われるようになってきています。この点で日本は今まさしく世界一かもしれません。(記事より)
新たな経済モデルが求められている 細田衛士さん 「グリーンキャピタリズム」(慶應MCC「夕学五十講」楽屋blog) - 20世紀の資本主義は自然を搾取することで成り立ってきたという側面もあるとのこと。19世紀の資本主義が労働者を搾取することで成立していた裏返しとして、マルクス主義という新しい経済モデルを産み出したように、自然の搾取は新たな経済モデル=グリーンキャピタリズムの構築を促すはずだというのが細田先生の主張です。グリーンキャピタリズムとは、環境保全に配慮して尚かつビジネスとしも儲かる次世代型ビジネスモデルといえるでしょう。 (ブログより)
環境リサイクル経済特区について - 姫路市広畑地区は、「環境・リサイクル経済特区」として、 平成15年に全国の57特区とともに、構造改革特区第1号として認定されました。

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Posted by miki at 00:16Comments(2)社会