2006年10月13日

需要予測の意味と限界

  昨日の富士山(JR東海道新幹線より)

2年5ヵ月後に静岡県牧之原島田市富士山静岡空港が開港します。
ソウル、北京、上海、台北、香港、バンコク、シンガポール、グアム・サイパン、ホノルル、新千歳、福岡、鹿児島、那覇などへの就航を予定しているらしいですが、就航は実現するのでしょうか。今のところアシアナ航空が就航に意欲を見せているようです。
中部空港に比べると、富士山静岡空港の920台の無料駐車場というのはクルマ社会にどっぷり浸かった東海地区の人には好都合でしょう。
中部空港の駐車場は1日1500円なので、1週間だと1万円以上かかってしまいます。

富士山静岡空港のサイトに静岡県空港部の部長さんが部長トークを掲載しています。なかなか面白い記事が掲載されているのですが、その中に需要予測の意味と限界というのがあります。
学問的にどんなに正確に行われた需要予測に対しても、どんな批判も可能です
(中略)
成立する見込みが全くない予測であれば、その行動は着手すべきではありませんが、一応の見通しが立つとしたら、需要予測の妥当性を論ずるよりも、いかにしたらその効果をより大きくできるか、の議論に移るべきだと考えています。

空港を造る場合に、需要予測を立てますが、予測が甘いんじゃないかという人がいます。とくに空港に対しては否定的な意見の人が多く、そういう意見を小耳に挟んで、すぐ反対します。

しかし、「予測が甘いんじゃないか」という予想ほど外れにくい予想はありません。予測はあくまで予測です。上回るか下回るかがほとんどで、当たることなどほとんどないからです。
大幅に上回っても「予測は甘い」し、少し下回ってもやはり「予測は甘い」。つまり、予測は常に甘いものなんです。

テレビのコメンテイターやニュース番組の司会者が「予測が甘いのではないでしょうか」と言うのは、事情がよくわからないから、取り敢えず、予想が外れるリスクを最小限に抑えたいのだと思います。

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Posted by miki at 23:50Comments(2)航空