2008年11月13日

地球が寒くなる? 最近、元気が無い太陽



地球温暖化防止のためには電気料金値上げもやむなし?
太陽光発電などの新エネルギーの設備費用を、電気料金に上乗せしやすくなるそうです。

太陽光など新エネ費用、電気料金に明示し上乗せ 経産省方針(NIKKEI NET)
経済産業省は地球温暖化対策を加速するため、2009年度内にも電気料金制度を改定する方針を固めた。温暖化ガスの排出は少ないものの割高な太陽光など新エネルギーの発電・調達コストの明示を電力会社に義務づけるのが柱。電力会社が利用者に費用負担を求めやすくすることで、普及を後押しする。中長期でみると料金の上昇要因となるが、低炭素社会づくりを急ぐには家計や企業の負担増は避けられないと判断した。
もう、地球温暖化防止のためなら何でもありという感じです。
大気を汚し、将来的にも枯渇する恐れのある化石燃料に頼らず、地球に優しい代替エネルギーに力を入れることは大切ですが、一方で地球温暖化に対しては、「そう問題ではない(かも)」という話もあるようです。

地球が寒くなるのではないかという話が、太陽を観察している天文学の世界から聞こえてきます。

地球は寒くなるのか? 太陽活動を観測する(姫路科学館 科学の眼 No.425)
地球温暖化防止が叫ばれる昨今、「地球は寒くなる!」なんて言ったら、寝ぼけているのかと笑われそうです。しかし、地球寒冷化の兆候が太陽活動に現れているという声が聞こえてきています。
太陽には黒点があり、黒点がたくさん現れると、太陽活動が活発になり、少ないと穏やかになります。また、黒点の数の増減には11年の周期があり、新たな活動周期の始まりには、通常、太陽の高緯度の場所に黒点が現れます。現在は新しい周期の始まりのはずなのに、高緯度黒点が観測されず、黒点の見られない状態が続いているそうです。

太陽黒点説と景気循環 太陽が「50年ぶりの静けさ」(NSJ日本証券新聞)
太陽活動が静かな状態になっており、黒点がほとんど無い日が続いた。米航空宇宙局(NASA)は「約50年ぶりの静けさ」と発表。
9月29日付の日本経済新聞によると、太陽活動が平穏だと通信障害などが減る一方、気候が寒冷化するとの見方もあり研究者は推移を注視しているという。温暖化のみならず、寒冷化にも注意が必要らしい。
太陽風、ここ50年間で最も弱く――寒冷期との関係は?(WIRED VISION)
米航空宇宙局(NASA)は9月23日(米国時間)、太陽風(太陽から放出される電子陽子の風)が、ここ50年間で最も弱いレベルに低下したと発表した。
(中略)
メモ:天文学者らは最近、2008年8月はこの百年間で初めて、黒点が1つも生成されずに終わった月になったと指摘した。
穏やかな太陽活動は、果たして地球温暖化を救う救世主となるのか?
はたまた氷河期の到来で、過去には恐竜も絶滅させたほどのダメージを人類にも与えるのか?

400年の風雪に耐えてきた姫路城は、氷河期を乗り越えることができるのでしょうか。今後とも太陽活動の行方に注意が必要のようです。

参考
氷河期に向かう地球....太陽に異変が起きはじめている(新世紀フレンド) - 欧米メディアが伝える「太陽の異変」とは、2008年8月の1ヶ月間太陽の表面上にほとんど黒点が出現しなかったことです。(中略)いずれにしろ地球温暖化の原因が二酸化炭素(CO2)とする説は跡形もなく粉砕される筈です。(ブログより)
CO2温暖化脅威説は世紀の暴論環境経済・政策学会 和文年報 第4集より) - CO2温暖化脅威説は,たとえば南極ボストーク基地における氷床の調査により,大気中のCO2濃度と気温とが過去22万年にわたって関係があることなどを根拠にしている。しかし,2つの現象が長期にわたって関係するとき,どちらが原因でどちらが結果なのか,または別に本質的な原因があって,この両者はともにその結果なのか,その考察をすることなく,人々はCO2濃度上昇で気温が上がると信じ,その対策を一大国際政治課題にしてしまった。(論文より) ← 地球温暖化問題は、国際政治の問題ではあるけど、自然科学の問題ではないかもしれないとのご意見。
氷河期が近い?(山口増海のブログ) - 2004年に米国防総省のレポートで15年以内に地球規模で異変が起こり、2020年までに北米や欧州を中心に氷河期が訪れるとしています。アメリカは、CO2削減に消極的ですが、これも氷河期が来ることが分かっているためでしょうか。(ブログより)

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Posted by miki at 00:00Comments(2)自然