2008年11月08日

パナソニックが三洋を子会社化。国内首位、世界2位へ

住宅用太陽光発電システム三洋電機

電機業界の大統合ニュース。

パナソニック、三洋電機の子会社化を発表…年明けからTOB(YOMIURI ONLINE)
パナソニックは7日、2009年春に三洋電機を子会社化することで基本合意したと発表した。
両社の統合によって、売上高は11兆円超となり、国内最大手の日立製作所の10兆9000億円を上回る。世界でも米ゼネラル・エレクトリック(GE)に次ぐ2位の規模になる。
規模もさることながらパナソニックは三洋の太陽電池を世界中で売ろうと考えているのかもしれません。

こちらに太陽電池の世界シェアが載ってますが、1位Q-Cells(独)、2位シャープ、3位Suntech Power(中国)、4位京セラ、5位MOTECH(台湾)に続き、6位に三洋が入っています。

こちらにもありますが、三洋の創業者・井植歳男氏は松下出身で、松下幸之助から退職金代わりに貰った播磨加西の工場で三洋を創業しています。

液晶工場は姫路だし、パナソニックが、どんどん播磨色になっている気がします。私なりにパナソニックのいう「シナジー効果」の深読みをすれば、姫路-加西一帯を中心とした、一大コンビナートの形成です。パナソニックの本社がある門真や、三洋の本社がある守口と異なり、加西・青野ヶ原をはじめ周辺には広大で平らで安価な土地がたくさんあるし、旧滑走路まであるので、思う存分使って欲しいと思います。

参考
三洋買収、関係者に驚き 両者、県内新工場の計画続々(神戸新聞) - 薄型テレビ用パネルの工場建設で関西経済をけん引するパナソニックが、創業者の故井植歳男氏が淡路島出身のゆかりがある三洋電機を買収すれば、兵庫県内は一大生産拠点となる。(記事より)
播磨で最終調整。リチウムイオン電池最大手・三洋が新工場(372log@姫路)
三洋電機がリチウムイオン電池新工場。播磨も候補(372log@姫路) - sanyoブランドは超一流と言うわけでもありませんが、デジタルカメラのOEM供給で世界TOPシェアなど「縁の下の三洋」と言われることがあるそうです。何となく播磨創業の会社っぽい話です。(ブログより)
提案 24 太陽光発電とエコ工業団地(加西市) - 当該地は、県央に位置し、バイオマス、また、リサイクルをする原材料の廃木材、廃油発電等を集積するにつき、交通立地上、非常に優位にある。 (記事より)
世界最大級の太陽光発電所 関電とシャープ、堺市に(47News) - 播磨にも太陽光発電所を造る必要があるでしょう。播磨なら幾らでも土地あるし。化石燃料を運び込んでタービンを回すわけではないので、土地さえあればのように臨海部につくる必要はありません。険しい山の中だったり日本海側だったりすると日照時間で不利ですが、播磨平野なら文句ないでしょう。
兵庫、一大生産拠点に パナソニックの三洋買収(神戸新聞)

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Posted by miki at 00:03Comments(2)企業