2008年11月27日

海外旅行先、半数は韓国。減少する訪日外国人

岡山空港発着ツアーコーナー(H.I.S.姫路営業所

急激なウォン安に加え燃油サーチャージが安いことから、韓国に旅行する人が増えています。岡山では海外旅行客の半分は韓国に向かっているそうです。

岡山で韓国ツアーの申し込み好調 受け入れ側は苦戦、“明暗”分かれる(山陽新聞)
JTB中国四国岡山支店(岡山市表町)は、10月下旬から40代の女性グループを中心に予約が急増。11、12月分の売り上げは前年同期比30%増で、免税店などでの買い物を組み込んだツアー(2泊3日、3万9000円から)がよく出ている。
航空機燃料の上昇分を乗客が負担する燃油サーチャージは約8000円と、他地域に比べ安いのも人気の理由。同支店は「現在の海外旅行客の半数以上が韓国。2泊あれば買い物と観光が十分楽しめる」とPRする。
姫路でも岡山空港発着のパンフレットは容易に手に入ります。中でもH.I.S.姫路営業所では、岡山空港発着専用のコーナーまであります。

一方、韓国など海外から日本を訪れる人は減少しています。

訪日外国人数、10月は5.9%減 3カ月連続減少(NIKKEI NET)
減少は3カ月連続。米国発の金融危機や円高の進行で米国や英国、韓国、中国などから訪日する外国人が減った。
(中略)
国別では最も訪日外国人数が多い韓国がウォン安などで15.2%減と大幅減が続く。
ところが姫路城は例外なのか、逆に増えています。

姫路城今年度の観光客 2年連続100万人超ペース(YOMIURI ONLINE)
姫路城が、14年ぶりに100万人を突破した昨年度を上回る観光客でにぎわっている。世界的な金融危機で減少が心配された外国人も増えているといい、管理する姫路市の担当者は「来秋スタートする『平成の大修理』の前に、いまの大天守を見ておきたいという駆け込み需要があるのでは」と話している。
今年度、25日までの観光客は86万7378人(今月分は有料入場者のみ)で、昨年度の同じ時期を13万人強、上回っている。外国人はうち13万7642人と全体の16%を占めており、同じく1万8969人増加。英語圏や台湾、韓国からが目立つという。
先日書いたように、実際に天守閣の外観が覆われていくのは再来年の春頃からなので、駆け込みがややフライング気味かも・・。いずれにせよ、姫路城を訪問する外国人増加は、金融危機や円高で狂ってきたジャパン・ビジットキャンペーン計画の救いになっているかもしれません。

参考
航空運賃世界屈指、日本の空が「当たり前」に変わる(372log@姫路) - 旅行業界は「韓国特需」。
海外旅行、円高で追い風 北陸の旅行代理店 韓国はウォン半減で予約殺到(北国新聞) - 今、海外旅行の中でも特に人気が高まっている行き先は、韓国だ。要因の一つは、通貨の大幅下落にある。韓国ウォンは六日時点で一万円当たり一三万ウォン台後半と、昨秋ごろに比べて価値がほぼ半減している。さらに大きな魅力となるのが、原油高騰に伴う追加運賃、燃油サーチャージの価格だ。航空会社にもよるが、欧州では往復六万円程度かかる料金が、韓国は八千円。「海外旅行で一万円を切るのは韓国ぐらい」(旅行代理店関係者)という。(記事より)
円高値引き、海外旅行逆襲 JTB、阪急交通 需要喚起の起爆剤(FujiSankei Business i.) - 韓国向けは円高ウォン安の影響で日本人旅行者数が伸びている。大手6社の申し込み状況も、11月発は12.5%増、12月発は68.3%増と絶好調だ。サーチャージがそれほど高くないことや、週末だけで旅行できる近さもあって、韓国で買い物を楽しむ人が増えているのだという。(記事より)
岡山出発~仁川空港(のんびりいこ~ぜ!)
SCOTLAND旅行記(Today's Bar SEVEN !) - 岡山 → ソウル(仁川) → ヨーロッパ の旅。
岡山発ソウル3日間25,800円(372log@姫路)
関西空港、旅客が23便増加。円高で海外旅行は大バーゲン(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)観光