2013年02月13日

大型トラックとぶつからない方法



山陽電鉄直通特急が、脱線して荒井駅に突っ込みました。とても恐ろしいことです。

山陽電鉄:トラックと衝突、特急脱線…15人けが 兵庫(毎日jp)
トラックは踏切を横断したが、約10メートル先の交差点で信号待ちをしていた車があったため渡り切れず、下りてきた遮断機が、荷台に車を乗降させるトラックのスロープ部分に挟まった。気付いた運転手が手動でスロープを地面に下ろして遮断機を外し、トラックを前に進めようとしていたところに特急が衝突したという。
山陽電鉄によると、特急は荒井駅を通過するため、現場を95〜100キロで走行していた
大きなトラックが頻繁に通る踏切を、時速100キロもの高速列車が通過していれば、こういうことも起こるんだなと改めて驚きました。

山陽電鉄はJRに比べて海岸寄りの工業地帯を走っているので、大型トラックが踏切を渡るケースが多いのでしょうね。
実は、同じく工業地帯を走る阪神電鉄は、踏切がそんなにありません。

立体化(阪神電鉄)
沿線各都市の都市計画事業として踏切の立体化を進めています。現在、本線の住吉芦屋間および甲子園武庫川間での路線の立体化を鋭意推進しており、立体化率は本線で87%、阪神なんば線で90%(第2種鉄道事業含む)に達しています。
阪神電鉄の場合、地面を走っているのは1割程度なので、踏切も少なくて済みます。

踏切がある限り事故はまた起きるでしょうし、そのときの被害は、出してるスピードに比例します。新快速との競争も大変でしょうが、今回事故が起きた場所は、工業地帯、踏切平面交差、高速運転区間という悪条件が揃ってしまったところ。

高架化を検討するか、お金がないなら会社の体力に見合った速度で運転するしかない気がします。
今回の直通特急は荒井通過列車ですが、とりあえず荒井全列車停車を検討すべきでしょう。

P.S.
5年前に今回事故があった踏切2つ隣の踏切に停車する軽乗用車が直通特急と衝突し、死亡事故が発生しました。
その直通特急に、私はたまたま乗車していたので、余計に恐ろしく感じるのかもしれません。

参考
山陽電車・2つの顔(372log@姫路) - 山陽電車は、舞子公園駅付近でJR山陽本線を跨ぎ、海沿いを走ります。つまり、JRより海沿いに出たとたん、豹変したように速く走り出します。試しに表定速度(距離÷停車時間を含む所要時間)を計算すると、三宮-舞子公園間が43.5km/h に対し、舞子公園-姫路間が72km/h にもなります。まさに「豹変」です。(ブログより)
「西の比叡」書写山円教寺が姫路にできた理由(372log@姫路) - 西宮に行くために山陽電鉄の直通特急に乗っていたら、高砂駅手前で列車が停まってしまいました。そのうち救急車やパトカーが来て、20分ぐらい列車は停まったまま。自動車との接触事故とのことで、運行再開後、東二見まで行って運転打ち切りとなりました。ぺちゃんこになった軽自動車は見ましたが、この事故だったのですね。(ブログより)
鉄道事故:特急脱線、15人重軽傷 トラックと衝突、ホーム乗り上げ−−兵庫・山陽電鉄(毎日jp)
脱線事故 トラック運転手を逮捕(NHKニュース)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)鉄道