2013年02月11日
グローバル社会の今、古武道演武大会

日本古武道演武大会が姫路の武道館でありました。
姫路で日本古武道演武大会 34流派170人が競演(神戸新聞NEXT)
日本に古くから伝わる柔術や剣術、鎖鎌術、手裏剣術などの武術の技を演じ、紹介する「第36回日本古武道演武大会」(神戸新聞社など後援)が10日、兵庫県姫路市の県立武道館であった。み、源義経ですか。お城だけじゃなくて文化遺産いっぱいあるんですね。
(中略)
抜刀術の流派は、よろいを着た演武者がわらの巻きものを切断。砲術では火薬が使われ、会場に大筒のごう音を4発響かせた。地元兵庫に伝わる古武術4流派も登場し、源義経を祖として姫路市に伝わる「貫心流剣術」の形などが披露された。

確かにこちらの貫心流の系譜に「長野充孝」という名前があります。
世間は五輪。姫路では長野旗争奪剣道優勝大会(372log@姫路)
故・長野充孝剣道範士は、姫路を拠点に播磨、但馬一帯の中学、警察等の師範を50年以上にわたって指導されました。教え子は1万人を超えるとか。長野充孝剣道範士は源義経の流派だったのですね。
ところで古武道って何なのか。古い武道のこと?
新しい武道ってのもあるわけ?
古武道(Wikipedia)
明治以前の武道と明治以降の武道を区別する場合に、明治以降に成立した流派を現代武道、明治以前に成立した流派を古武道や古流武術、古武術等と呼んでいる。試合の勝敗を目的としない、明治以前の武道のことなのですね。
現代武道が人間形成と体育的見地からの心身の鍛錬を目的とし、競技・試合を重視して技術の体系を構築しているのに対し(例:柔道、剣道)、古武道は基本的に試合での勝敗を目的とせず(流派によっては他流試合を禁じていた)、実際に身を守り暮らす事(護身)や、武士としての使命を果たすための鍛錬などが目的とされていた。
そんな古いものは、若い人はやんないのかと思ったら、大学でも古武道部と称するものがあります。
関西大学古武道部です!(コブログ)
例えば陸上競技と言っても競走や砲丸投げ、やり投げなど幅広い種類がありますよね。そんな感じで古武道と一口に言ってもいろいろあるわけです。なるほど。古武道部といっても全部できないですからね。
空手や柔術はもとより剣術、槍術、捕縄術、果てには砲術なんてものまで・・・。
ただそれを全てこなすことは不可能ですので、関西大学古武道部では主に空手、棒術、杖術、釵を採用して練習しています。
岡山大学古武道部のホームページへようこそ!(岡山大学古武道部)
私たち岡山大学古武道部では、竹内流を学んでいます。岡山大学の古武道部は、地元ゆかりの古武道を稽古しているようです。
竹内流とは天文(てんぶん)元年、西暦1532年に、今の岡山である美作国の一ノ瀬城主であった竹内久盛が創始した総合武術です。
小太刀を用いる小具足腰之廻という術をベースに、そこから派生した、捕手・破手といった拳法体術、いわゆる柔術の技法を中心とします。
明治以降、中央集権(≒画一化)や西欧化が進んで失われそうになったのに生き延びたものの中に、日本古来のオリジナリティ溢れるものがあるはず。
グローバル社会で、世界中が画一化されるからこそ日本オリジナルなものが貴重になる。
そういう意味で、古武道演武大会は宝の山に見えます。
参考
ローカルなものにしか価値がなくなる(372log@姫路)
