2013年03月01日

和船建造技術を守れ。姫路藩和船、本日進水式

佐渡のたらい舟

日本の大切な技術が、危機に瀕しています。
和船(和舟)を造る事ができる人がいなくなっているそうです。

和船の危機(河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり)
日本各地の船大工のほとんどはかなり高齢で、しかもほとんどの場合、その舟を造れるのはその親方一人だけで、大半のケースでは弟子が一人もいない。
ダグラス・ブルック氏は、佐渡のたらい舟浦安のべか舟、東京の伝馬船とちょっき舟、青森のしまいはぎ(四枚接ぎ)という五種類の船を四人の親方に住み込みで弟子入りして作り方を習い、作り方を記録にとどめた。
佐渡のたらい舟は、ブルック氏のほかにはもう一人日本人が作り方を知っているだけだそうだ。
姫路では和船建造技術を残そうと、数名のかたが立ち上がりました。

姫路藩和船建造委員会
失われようとしている和船建造技術を後世に伝えるため、姫路城の堀で使用されていたであろう和船を建造し、その建造過程を記録すると共に、この機会に若い船大工を養成することにより和船建造技術を維持し、祭礼用の船など今後も少数ながら建造されると思われる木造船の建造・修理の拠点とすることも目指したい。
このたび、姫路城のお堀で、復元された木造和船が公開されました。

姫路城和船ゆったり 内堀で復元お披露目(YOMIURI ONLINE)
世界遺産・姫路城で江戸時代に利用されたと伝わり、市民の手で復元された木造和船が27日、城の内堀でお披露目された。地元有志でつくる「姫路藩和船建造委員会」が建造技術を後世に伝えようと復元。立ち会ったメンバーらは「往事の姿がしのばれる」と歓声を上げた。3月1日に進水式が行われ、5月下旬まで乗船体験も楽しめる。
(中略)
有料の旅客運航(一般1000円)は3月16日~4月14日の毎日と、同月20日~5月26日の土曜、日曜、祝日を予定。
今日は進水式。今後は旅客運航も予定されています。

参考
姫路を木造船建造の拠点に(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)観光