2013年03月12日

播州そろばんから、頭の良い子に育つ椅子へ

ICHIBA E・Toko(イイトコ)

シンガポールで国際家具フェアが開催されていますが、播磨加西市市場株式会社も子供家具を出展しています。

「国際家具フェア・シンガポール2013」開催中3月12日まで(アジアエックス)
3月9日からシンガポール・エキスポ・ホール3~8を会場に「国際家具フェアInternational Furniture Fair Singapore 2013」が開催されている。
(中略)
日本から3回目の出展となる市場株式会社(本社・兵庫県加西市)は、子供家具やインテリア小物などを出展。「当社が扱う子供用の勉強机は、いかにも一般的な“勉強机”というよりは、デザインも洗練されていて、高さも調節可能なので、ダイニングに置いても自然ですし、パソコンデスクとして大人の方にも使っていただけます。今回のフェアではビジネス関係者に、ネット販売の提案もしたいと思っています」(市場株式会社/谷勝一文氏)。同社の製品は3月25日(月)~31日(日)にハーバーフロント・センターのセントラルアトリウムで「木もの.net (ki-mono.net)」のロードショーとして紹介されることになっている。
この企業、もともとは播州そろばんを作って全国に販売していました。
播磨・小野市とその周辺が産地の「播州そろばん」は全国ブランド。右肩上がりで成長していましたが、電卓の登場とともに、業界は急速に衰退します。

「時代に取り残されないためには、どうすれば」と思案する中、ある珠屋さんが、算盤(そろばん)珠の技術を使って「木珠のれん」をつくったことを知ります。(市場株式会社のサイトより)

珠も暖簾(のれん)の桟(えつり)も、珠を通す紐も地元でまかなうことができたため、すぐさま自社でも製造し、販売することに。
これが大ヒット商品となり、次第にインテリア商品に特化するようになったそうです。

同社のイイトコシリーズは、「頭の良い子に育つ、いいところ」を意味する、子供向け椅子。
ダイニングを家庭学習の場と位置づけ、食事にも学習にも使えるデザインの優れた商品です。

昔から、「読み書きそろばん」と言われていたので、設計上の理屈はともかく、播州そろばん発祥企業というだけで、頭が良くなる気がします。

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Posted by miki at 00:01Comments(0)企業