2012年03月10日

電気自動車が社会に与えるインパクト。その鍵が姫路に

電気自動車の新たな可能性(科学技術振興機構)

ハイブリッドカーやプラグインハイブリッドカー、従来のガソリン車の車体を使った電気軽自動車のイメージが強いため、電気自動車のインパクトがあまり認知されていないように思います。

電気自動車のインパクトは、内燃機関がなくなることやそれを前提としたカーデザインが可能になることにあります。

例を挙げると、内燃機関の大きなエンジンであれば、車1台に1個が前提ですが、電気自動車なら4つの車輪に専用の電気モーターを付けることも可能。

そうすれば、例え4輪駆動にしても動力伝達装置が不要になり、その分、部品点数が削減されたり室内空間が広く取れます。

ホンダの小型車フィットは、燃料タンクの配置を替えただけで室内空間がアップし、人気車となりましたが、電気自動車の設計を徹底的にやり直せば、さまざまな可能性が出てきます。
そのキーになるのが、電気モーターの小型化です。

世界最小の電気自動車用モーター開発 三菱電機(神戸新聞)
三菱電機先端技術総合研究所(兵庫県尼崎市)は、電気自動車(EV)に搭載する世界最小のモーターシステムを開発し、8日、報道陣に公開した。2017年をめどに実用化を目指す。自動車関連事業の拠点である姫路製作所(姫路市)で生産するとみられる。
電動パワステなどの自動車部品を世界の自動車メーカーに供給する三菱電機が、電気自動車の部品に意欲を燃やし、世界の電気自動車メーカーに供給できるのか、大いに注目です。

参考
三菱電機広畑、従業員倍増へ。環境関連自動車部品の世界拠点(372log@姫路)
投資100億円。三菱電機が電動パワステ部品工場を姫路に建設(372log@姫路)
  

Posted by miki at 11:39Comments(0)企業