2008年03月20日

社訓は「本を読む時間を持て」。鹿島守之助は播磨の生まれ

龍野歴史文化資料館播磨たつの市

毎日放送系・日曜朝の「がっちりマンデー!!」という情報番組で、昨秋「我が社のお言葉」として建設業界最大手・鹿島の社訓が取り上げられました。

我が社のお言葉4「本を読む時間を持て」
男臭そ~うな建築業界で“本を読む時間をもて”と言ったのは、第4代社長の鹿島守之助
守之助、元々は外交官。結婚して義理の父となった当時の社長、鹿島精一に頼まれ取締役に就任。しかし、その頃の経営状況は最悪・・・。
そんな時、守之助が発表したのが、事業成功の秘訣二十ヶ条!

経営者としては素人だった守之助は、この二十ヶ条を基に業績を改善し、受注額世界一を達成します。守之助は無類の本好きで会社経営や土建業の本を片っ端から参考にしてこの二十ヶ条をつくったそうです。
後に「どんな本でも手に入る書店が欲しい」という守之助の遺志を継いで鹿島が開店したのが東京駅前の八重洲ブックセンター。その八重洲ブックセンターから建物を寄贈されたのが、守之助が生まれた、たつの市の龍野歴史文化資料館です。

鹿島守之助 事業成功の秘訣20カ条(*ListFreak)
第1条 「旧来の方法が一番いい」という考えを捨てよ。
第2条 絶えず改良を試みよできないといわずにやってみよ。
第3条 有能な指導者をつくれ。
第4条 人をつくらぬ事業は亡ぶ。
第5条 どうするかを研究せよ。
第6条 本を読む時間をもて。
第7条 給料は高くせよ。
第8条 よく働かせる人たれ。
第9条 賞罰を明らかにせよ。
第10条 なるべく機械を使うこと。
第11条 部下の協力一致を計れ。
第12条 事業は大きさよりも釣り合いが肝心。
第13条 なによりもまず計画。
第14条 新しい考え、新しい方法の採用を怠るな。
第15条 一人よがりは事を損ず。
第16条 イエスマンに取り巻かるるなかれ。
第17条 欠陥は改良せよ。
第18条 人をうらまず突進せよ。
第19条 ムダを見付ける目をもて。
第20条 仕事を道楽とせよ。

70年前も今も、何も変わらない。納得です。

参考
亀山本徳寺と鹿島建設の関係(ひめナビブログ) - 鹿島守之助氏は、姫路にある亀山本徳寺の門徒でした。

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Posted by miki at 00:05Comments(0)企業