2008年03月15日
空港アクセスに悩む播磨。さらなる合併にも前向きな姫路

播磨をまとめて政令都市に!はりまフォーラムで、高砂で行われたはりまフォーラムのことを書きましたが、昨日、姫路市文化センターで行われた姫路のフォーラムにも参加しました。
ゲストは東京大学名誉教授の月尾嘉男さん。「日本の行方」と題して、世界の中で日本が如何に駄目になっているかを、これでもかこれでもかとグラフで説明していきます。そのボロボロの日本の中で、ブロードバンドの価格の安さ(世界一)と、携帯電話料金の高さ(世界一だったような・・)が記憶に残りました。
はりまフォーラムの1つのテーマは、播磨臨海地域道路について語るということがあるようです。
作家の玉岡かおるさんは、「東京へ行くのに、神戸、伊丹、関空へどうやって行ったらいいのか悩んでいる人は多いのではないか」
商工会議所の会頭も「関空出発まで4時間見ないといけない。時間が読めない」
とおっしゃっていました。これは道路の問題でもありますが、製造品出荷額5.4兆円、人口125万人の播磨(臨海部4市2町)にも空港が必要だということを示しています。
月尾教授も、「衰退する日本で地域間競争なんてしていてもしかたがない。播磨が世界とどう競争していくかが大事。マイナーリーグではなく大リーグで勝負しよう」とおっしゃっていました。
会頭は、「いまは道路の問題を協議しているが、これから他のテーマも播磨で協議していきたい。地産地消もテーマとして考えられる」とのことでしたが、空港も協議して欲しいと思います。
なお、司会者から「播磨は合併して一緒にやったらどうか」との問いに対し、石見市長は「政令市は魅力があるし、現に政令市を目指すと宣言している。ただし合併は相手のあることなので、いまはすでに合併した4町との合併効果を見せることに全力を注いでいる」との見解でした。まぁ、効果が見える前でも合併を望むという市があれば、「いつでもOK」っていう雰囲気でした。
定員1500人なのに、文化センター大ホールには2000人近くが殺到。申し込みは2500人あったそうです。ゲストも比較的マイナーだし、もっと少ないと思っていました。道路問題に対する関心の高さなのか、付き合いを大事にする人が多いのか・・?
参考
結局、姫路と高砂が合併するかもしれない、その理由(ひめナビブログ)
アジア日帰り出張が当たり前の時代へ(ひめナビブログ) - のんびり関空まで行ってる場合か・・。
