2006年08月17日
開港半年。播磨に支えられる神戸空港

開港半年の神戸空港が、各種メディアによって評価されていますが、はっきりしてきたことは、阪神間や大阪の人に、あまり利用されていないということです。「高い」播磨の航空需要。「足りない」大阪湾の空域(ひめナビブログ)で、「需要は確かにあるのです。しかし、阪神間の人が伊丹や関空から神戸に流れているわけではありません。」と書いてますが、今回の日経新聞の8月調査でもはっきりと現れています。
3空港時代 見えぬ未来図(上)──神戸、半年で競争力陰り(日経ネット関西版)
利用者の多くは神戸市や兵庫県西部に在住し、西宮市など兵庫県東部や大阪府北部の伊丹空港に近い地域の利用者は少数だ。
開港前、神戸空港不要論が言われたのは、大阪や阪神間を中心にしたメディアの視点であり、半年を経て、(その視点でみる限り)的を得ていたことが明らかになりました。開港特需が過ぎてみれば、利用者は、ほとんどが神戸市や兵庫県西部在住者です。
日経新聞のデータから「関東」と「その他」を除いた内訳を見ると、神戸市35%、兵庫県西部34%、兵庫県東部13%、京都府7%、四国6%、大阪府北部5%になります。
神戸市人口の3分の1は播磨ですから、全体の半分近くは播磨の利用者。その割には播磨にとって決して「とても便利な場所」とも言えず、一方、伊丹と関空がある大阪からは見向きもされない中途半端な空港が神戸です。
にも関わらず神戸空港がある程度の利用者を確保できているのはなぜか。新播磨空港研究会の報告書にもあるように、50万都市の航空機年間旅客輸送実績は、概ね100万人。神戸市を除いた播磨の人口は190万人なので、播磨だけを見ても旺盛な航空需要があって当然。播磨空港が未完成のため、播磨の需要の一部が、JR新幹線や伊丹空港から神戸空港に流れているのです。
参考
搭乗率13%。懲りない「勘違い」都市・神戸(ひめナビブログ) - 神戸市単独の需要を当てにしたものは駄目という例。播磨の需要を当てにする必要がある。昔も今も、神戸は播磨頼み。(参考 なぜ、「兵庫県」は不自然に大きいか!?)
国際ビジネス便9月にも乗り入れ 神戸空港(神戸新聞) - 国際化への第一歩として期待が持てます。
神戸空港のこと(☆福祉の現場 ほじょ犬は辛い☆)- 企業アンケートでも、良く利用する、利用したの割合は44%で神戸、明石の利用率はややいいが、西播地域の利用率が悪い。(ブログより)
神戸空港ビジネスジェット就航へ(空から陸へ 〜jetblue〜)
アクセス面で分かれる評価 地域で利用率格差(神戸新聞) - 神戸以西では空港に近いほど利用率が高いことから、神戸大学大学院経営学研究科の村上英樹・助教授(航空経済学)は「大阪(伊丹)空港の需要を奪うのではなく、神戸以西でビジネス需要を開拓できているのではないか」とみている。(記事より)
神戸以西つまり播磨には潜在的に旺盛な航空需要が眠っています。今回東播磨を中心に需要を開拓したわけですが、播磨空港が播磨全域の需要を開拓することになるでしょう。
