2006年08月31日

アジアの観光ビッグバン。大阪湾上空、混雑激化へ

  大阪湾は航空機で一杯(関西空港周辺

アジアの航空需要が世界有数の伸び率を示していますが、その波は日本の各空港に押し寄せてきています。

アジア大交流期の観光(上)(日経ネット関西版)より

アジアの航空需要は年6、7%の伸び率で、世界平均より2%以上高い。中国では外国旅行が4年で倍増して1600万人を超え、2002年に日本を抜きアジアで1番になった。今後も出国は年率30%とか40%とかいう需要増が見込まれている。08年の北京オリンピック、10年の上海万博を控え、アジアの観光ビッグバンは爆発前夜といわれるが、もう始まっていますね。

最近では、日中航空交渉に合意、関西空港が増便。大阪湾の上空がいっそう混雑します。

中国便の増便「週60便程度」 関空社長が見通し(産経関西)

関西国際空港会社の村山敦社長は28日の定例記者会見で、日中航空交渉の合意(7月13日)による効果について「両国の航空会社で週60便程度の増便が確実だ」との見通しを明らかにした。

さらに一時期廃港さえ囁かれた伊丹空港は、空港を撤去しろと言っていた人がいなくなり、空港存続で意見が一致。いまや市民レベルで応援される空港に変貌しています。

「空港と共生」宣言を/伊丹(asahi.com)
「空港撤去都市宣言」を市議会で議決した伊丹市で23日、「空港との共生」を打ち出した新たな宣言の制定を求める市民レベルの組織が設立された。

今後ますます大阪湾の上空が混雑し、便数が限られた神戸空港では播磨の需要が満たされそうにありません。
需要は、必要とされる地域でこなすしかありませんね。

参考
「大阪の利用者」半数を予測、実際は1割 神戸空港(神戸新聞) - 大阪には見向きもされず、播磨に支えられる構図は明白。相変わらず神戸市の予測は的外れ。
搭乗率13%。懲りない「勘違い」都市・神戸(ひめナビブログ) - 地下鉄海岸線ベイシャトルは予測の半分以下。播磨の需要に頼れないものは駄目。
開港半年。播磨に支えられる神戸空港(ひめナビブログ)
「高い」播磨の航空需要。「足りない」大阪湾の空域 (ひめナビブログ)
関西3空港の上空が、益々過密に(ひめナビブログ)
高砂沖で航空機が無駄に旋回する理由(ひめナビブログ)
新播磨空港研究会報告書 - 昨年3月、播磨空港の必要性を分析した報告書が専門家によりまとめられました。

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Posted by miki at 00:01Comments(2)航空