2016年09月19日

底辺校からAO入試で有力私学に進学した結果

(写真は本文と関係ありません)

大学のAO入試の話。

灘高のスーパー高校生は、東大を避けて慶應のAO入試を受けました。

スーパー高校生が、東大進学を避ける理由(372log@姫路)
ペーパー試験で自分の価値を判断されたくない
「スーパー高校生」というと、何となく特殊な世界の出来事のようで、AO入試を身近に感じることができません。

次は、もう少し身近な話題。

(本人いわく)底辺高校から有名校にAO入試で進学したかたのブログ。
ブログ記事の中で興味深かったのは、大学に入った後の話。
授業のレベルについていけるか心配したが、何の問題もなかった。むしろ、周りの学生の低レベルな話題と話が合わず戸惑ったそうです。

AO入試で底辺校から有名校へ進学した男のその後(ゆとりずむ)
『受験勉強の細かいテクニック』『どの学校のランクがどれくらいで、自分はこうした』『どの予備校が凄いと思うか』とかそんな過ぎ去ったはずの話を延々としているのです。授業の話にしても、『どの科目が楽そうか』とか『出席扱いにされるための方法』とか、全く低次元な話ばかり。
授業は、そんな彼らのレベルに合わせてか、全く苦もなくついていくことが出来ました。
この話を聞いて、受験勉強のハウツーに拘り過ぎた大学入試の仕組みが、少しずれて来てるのかなと感じました。

脳科学者の茂木健一郎さんは、自身のツイッターで学力偏差値を重視する現在の大学入試を批判されています。

有名受験予備校を名指しで「つぶれろ!」 茂木健一郎氏の偏差値入試批判がネットで物議(J-CASTニュース)
脳科学者の茂木健一郎さん(51)がツイッター上で大学受験予備校を名指しで批判している。
各予備校が公表する「学力偏差値」、これに重きを置く日本の入試や受験産業を問題視したため
茂木さんはAO入試に対する評価が高いんですね。
手間のかかるAO入試枠の拡大は限界があるでしょうが、AO入試拡大の意向を持つ大学が増えているのもわかる気がします。

参考
偏差値では、学力は測れない。AO入試でこそ、測れる。(茂木健一郎ブログ) - 個々人の能力の非典型性を、一つひとつ評価する、AO型の入試によって、初めて学力は、その伸びしろのフルスペクトラムで測れる(ブログより)
【エンタがビタミン♪】脳科学者の茂木健一郎氏、「全ての大学がAO入試になるべき」と持論。(Tech insight)
すでに変わりつつある大学入試(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)学校