2010年10月12日

円高でもソワソワしなくてすむ秘訣



世の中には、円高になるとソワソワする人がいます。私の身近にもいて、輸入物を買ったり、海外旅行に行かねばソンだと、ソワソワするのです。
背景には、経済は循環しているから、いずれまた円安になる。だから今のうちに何か得をしたいという心理が働くのでしょう。

時事放談などのテレビに出ている、同志社大学大学院の浜矩子教授(紫の髪の毛をしているお洒落なご婦人。趣味は大量飲酒だとか)は、現在の円高水準は一時的なものではないどころか、さらに進んで1ドル50円程度は覚悟すべきと言っています。

私が大学生の頃(1980年代)、円高不況と言われる時期がありました。大騒ぎしていた記憶は鮮明ですが、当時のレートが1ドル200円台。今から比べると遥かに円安で、何言ってたんだよって感じです。
要は、円高ドル安は循環的に発生するものではなく、長期的には進行していくものだと捉えておく必要があるよということみたいです。

この説に従うなら、1ドル80円の現在、「これ以上円高になったらどうしよう」と考えるのではなくて、「来たるべき1ドル50円時代に自分は何ができるか」を考える必要がある。少なくとも、「今が円高で買い物のチャンス」とか「今海外旅行に行っておかないと」とソワソワする必要はなさそうです。

参考
「1ドル50円時代を覚悟せよ」とするエコノミスト浜矩子さんの意見に同感(白象の気まぐれコラム) - 今は 円もドルもユーロも低金利なので ドルやユーロよりましで安定感のある(信認があり暴落する可能性が少ない)円が買われ円高になっていると多くの経済評論家が説明していますが この見方は誤りであると浜矩子さんは指摘しています。(ブログより)
  

Posted by miki at 00:00Comments(0)社会