2008年02月16日
南大門復興で募金論争

ソウルの南大門焼失は、衝撃的でした。姫路城を持つ姫路にとっても他人事ではない。そんな気にさせられた人も多かったのではないのでしょうか。
国宝・姫路城、備えは万全? 韓国・南大門焼失(神戸新聞)
貴重な文化財が崩れ落ちる光景に、日本初の世界文化遺産に登録された国宝姫路城でも、関係者らに衝撃が走った。
姫路では昨日より復興募金箱が設置されました。
姫路城で南大門復興募金(スポニチ Sponichi Annex)
放火により全焼した韓国の国宝、南大門(正式名・崇礼門)の復興を支援するための「復興募金箱」が姫路城(国宝、兵庫県姫路市)に設置される。
地元市民団体「姫路城を守る会」が計画。城を訪れる観光客に募金を呼び掛ける。15日から5月下旬まで城正面入り口に設置する。
韓国次期大統領は、復興費用を募金でまかなうことを提案しました。
李次期大統領「南大門復元費用は募金で」(nikkansports.com)
韓国の李明博次期大統領は12日、全焼した南大門について約200億ウオン(約22億7000万円)と試算される復元費用の調達で「国民が力を合わせるのはどうか」と述べ、費用を募金でまかなうことを提案した。南大門が国民の象徴的な文化遺産であることを理由にしている。
これに対し、韓国国内では反対論が噴出しています。
南大門火災:「国民の寄付金で復元」発言に賛否両論(朝鮮日報)
火災で全焼した崇礼門(南大門)の復元費用の調達方法として、国民から寄付金を募るという案が12日に出されたものの、反対の声が少なくない。
(中略)
「こうした事件が起こるまで重要文化財をそのまま放置してきたのは一体誰なのか。寄付金を募るというのは、国民だけに負担を負わせるめちゃくちゃな主張」とした。
(中略)
中には「国民が自発的に始めた寄付を、まるで李当選者の提案をきっかけに始められたかのようにしてしまうことで、昔行われた強制募金のような雰囲気が広がってしまう恐れもある」と懸念する声もあった。
背景には、消火活動の不手際など、不信感があるのではないでしょうか。
南大門火災:燃え尽きた韓国国民の思い(朝鮮日報)
崇礼門(南大門)が火災で全焼し崩壊したのは、消防署が文化財庁から「積極的に火災の鎮圧に乗り出してほしい」との連絡を受けてから2時間5分も時間を無駄にし、消極的な対応で一貫していたためであることが分かった。また、崇礼門を管轄するソウル中央消防署が、昨年4月に火災発生に備えて現場で訓練を行っていたにもかかわらず、実際に火災が発生すると何の対応も取れなかったことも明らかになった。
写真で見ると、広々とした街中で、これで十分な消火活動が出来なかったら、山の上にある姫路城ならどうなるんだ?と思わざるを得ません。
世界遺産、備えは万全 姫路城で消防訓練(神戸新聞)
一九四九年一月二十六日に奈良県の法隆寺金堂の火災で壁画が焼失したことから、国が五五年に同日を文化財防火デーと定めた。
姫路城も毎年訓練しており、この日午前十時、天守登閣口付近から出火し観光客が煙にまかれて逃げ遅れたとの想定で開始。市消防局や消防団の放水車など十二台が出動した。
普段さほど気にも留めなかった記事ですが、とても大事なことなんだと再認識しました。
参考
ソウル南大門、炎上ショックを受けて(KOTOコレ2008~姫路から発信中~)
韓国:南大門焼失 復興募金を 姫路城登閣口に支援箱 /兵庫(毎日jp)
