2007年06月19日

世界が注目、姫路のお菓子

クロレッツ

ガムのクロレッツなどで知られる世界1位の菓子メーカーが、姫路の三星食品を買収します。

三星食品を買収へ 英キャドバリーがTOB(中日新聞)
英国の菓子メーカー、キャドバリー・シュウエップスは18日、キャンデーなどを製造している三星食品(兵庫県姫路市)を買収すると発表した。
(中略)
三星食品の取締役会はTOBを支持する意向を表明。主要株主も賛同しているという。買収が実現すれば、三星食品株は上場廃止になる見通し。
キャドバリーは、約3%にとどまっている日本のキャンデー市場でのシェアを、買収によって6-7%に拡大させる。TOB終了後、キャドバリーの日本法人と三星食品の経営統合などを検討する。

ところで世界1位の菓子メーカーがどうしてまた姫路の会社を買収するのでしょうか。

三星食品株式会社株式に対する公開買付けの開始に関するお知らせキャドバリージャパンのプレスリリース ← インサイダー取引の注意事項あり)より
(三星食品は)兵庫県姫路市を本拠地として1947 年に設立された製菓会社で、創業当初は、キャンディの請負生産を主要業務としていました。1981 年には、独自の低カロリーシュガーレス・キャンディ「テイカロ」ブランドの展開をスタートし、1991 年には、日本のキャンディ業界において初となる“歯に良い”キャンディを市場に投入しました。現在、対象者の売上のほとんどを製菓事業が占めており、そのうちの約85%がシュガーレスのど飴の自社ブランド「キシリクリスタル」によるものとなっています。袋入り、およびスティックという2 つの形状で展開されている「キシリクリスタル」は、日本のハード・キャンディ市場におけるトップブランドの1 つです。対象者の、日本の「のど飴」市場における2006 年のシェアは14%で、これを全キャンディ市場におけるシェアでみると、約4%になります。生産については、全て兵庫県相生市にある自社工場で行っています。
(中略)
「テイカロ」や「キシリクリスタル」といったブランドは、消費者から高い評価を得ていますが、こうしたシュガーレス・キャンディ分野における対象者の優位性は非常に魅力的なものです。
さらに、対象者の研究開発への多額の投資と優れたイノベーションの実績は、対象者の各ブランドに独自性の高い付加価値をあたえ、市場における競合優位性をより明確に際立たせていると言えます。
キャドバリー・シュウエップスおよびキャドバリー・ジャパンの企業規模やテクノロジーを活用することで、対象者ブランドは、その製品基盤をより強固にし、日本以外での拡張の可能性を含めて、ブランド・ポートフォリオをより充実させ、かつ広く展開することができるはずであるとキャドバリー・シュウエップスは確信しています。

とても付加価値の高い優れた商品なので、商売上手なわれわれが世界中で売ったるで!ということでしょうか。
姫路の高品質な商品が、また一つ世界にばれてしまいました。

参考
シュガーレスキャンデーで急成長・三星食品(ひめナビブログ)

← 1日1回クリックして頂けるとRankが上がります  

Posted by miki at 00:00Comments(2)企業