2011年02月04日

富士鉄 → 新日鉄 → ?

 新日鉄・住金、合併へ(YouTube)

私が6歳の誕生日を迎えた時、まだ新日本製鐵という企業はありませんでした。広畑にあったのは富士製鉄。両親が「富士鉄(ふじてつ」と呼んでいたのを覚えています。

そしてこの度、新日本製鐵は住友金属との統合を検討することにしました。もしかしたら「新日鉄」という呼び名も変わるかもしれません。

国内生産拠点の再編カギ 新日鉄・住金統合(MSN産経ニュース)
国内鉄鋼業界では約9年ぶりの業界再編となる新日本製鉄と住友金属工業の経営統合。自動車など製造業の海外シフトにより市場の縮小はとまらず、供給能力の過剰問題が深刻化しており、今回の統合発表を引き金に国内生産拠点の統廃合に進む可能性が出てきた。
(中略)
住友金属は和歌山鹿島茨城県)に生産拠点を置き、新日鉄は八幡(福岡県)や君津千葉県)を主力とするが、国内生産能力に過剰感が出る中、最適な生産規模に調整する必要性が浮上するのは必至だ。
もちろんまだ何もわかりませんが、名前が変わるだけでなく、広畑製鉄所だって、いまのまま存続するかどうか、わかりません。

富士製鐵(wikipedia)
製鉄所は日鉄から継承した広畑・室蘭・釜石と、系列高炉メーカーの東海製鐵の合併により1967年(昭和42年)に加わった名古屋の計4か所。長らく広畑を主力としたが、末期には名古屋が生産規模の上では広畑を凌いだ。いずれも銑鋼一貫製鉄所で、銑鉄や鋼材の製造・販売を主力の事業とした。
富士鉄時代は広畑が主力工場だったようですが、合併するごとに主力から外れているという見方もできます。

住友金属との合併で広畑製鉄所がどうなるのか、大いに注目したいところです。

参考
リサイクル先進地・姫路に集結。製鉄副産物から原料を再生(372log@姫路)
「鉄は世界なり」の時代へ(372log@姫路)
新日鐵広畑、大幅に生産規模拡大(372log@姫路)
鉄の新しい時代がきた(372log@姫路)


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Posted by miki at 00:00│Comments(2)企業
この記事へのコメント
イーロンマスク氏もNASAももっとダイセルリサーチセンターの久保田邦親博士(工学)の説くCCSCモデルに耳を傾けていればロケット爆発が防げたかもしれませんね。
Posted by ラマン分光ファン at 2021年02月27日 13:40
ルパン三世のマモーの正体。それはプロテリアル安来工場で開発されたSLD-MAGICという高性能特殊鋼と関係している。ゴエモンが最近グリーン新斬鉄剣と称してハイテン製のボディーの自動車をフルスピードでバッサリ切り刻んで、またつまらぬものを斬ってしまったと定番のセリフ言いまくっているようだ。話をもとにもどそう、ものづくりの人工知能の解析などを通じて得た摩耗の正体は、リカバリー性も考慮された炭素結晶の競合モデル/CCSCモデルとして各学協会で講演されているようだ。
Posted by バイオたたらサムライ at 2023年09月09日 22:38
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