2012年01月06日

再発見!円教寺は全国的に見ても大寺院だった

書写山円教寺摩尼殿(姫路市書写

いつ世界遺産に指定されてもおかしくないという人もいる書写山円教寺。最盛期には現在の5倍もの敷地があったことが、科学調査でわかりました。

姫路・円教寺の境内5倍広かった レーザー光謎解明(神戸新聞)
最盛期の姿はこれまで史料が少なく謎とされ、同研究所は「兵庫県内随一の規模で、全国的にも大寺院だったことを初めて科学的に裏付けた」
さて、そんな(これまで考えられていた以上にビッグな)円教寺で発表された新春恒例・今年の漢字は、「暉」。

光広がる1年に 新年の漢字「暉」 姫路・円教寺(神戸新聞)
「暉」はただ輝くのではなく、光が円状に広がることを意味するという。
(中略)
「今年は皆が平等に幸せになり、日本が平和になることを祈りたい」と語った。
姫路の人なら誰でも小学生のとき林間学校でお世話になっている円教寺。

「さすがに姫路の人は、全国有数のビッグな寺院で修行をしているから、大人になっても一味も二味も違うなぁ」と言われるくらい、今以上に円教寺が有名になったらいいですね。

書写山は、京都と滋賀にまたがる比叡山の西にあることから、「西の比叡」と呼ばれるそうです。

京都では同志社大学立命館大学が競技で争うときに、同立戦(どうりつせん)といいますが、立命館の関係者は必ず「立同戦」(りつどうせん)と言います。私は立命館に入るまで一度も「立同戦」という言葉を聞いたことがなかったので、入学式当日にこの言葉を聞き、大いに驚きました。
(私だけでなく、入学生父兄含めて会場内も大爆笑でした。もう30年前の話ですが)
ところが、入学後しばらくして以降今日に至るまで、「立同戦」という言葉は脳内に完全に定着し、「同立戦」という言葉には大いに違和感を感じるようになりました。4年間も言い続けると体に染み付いてしまうのですね。

私は、(実はビッグな)書写山に敬意を表し、明日から少なくとも4年間、比叡山のことを「東の書写」と呼ぶことにします。

参考
今年の漢字は「真」(372log@姫路)
舞台造りの摩尼殿に感動(372log@姫路)
「西の比叡」書写山円教寺が姫路にできた理由(372log@姫路)
姫路育ちの証。親元離れて書写山で修行(372log@姫路)


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Posted by miki at 00:00│Comments(0)歴史
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