2018年07月19日

地方から東京の大学に人が来ない

東京大学

東京の大学が「関東ローカル化」していて、地方から人が来なくなりました。

東大・早稲田・慶應が「関東の地方大学化」…早慶は7割が関東出身、東大より地元大学(ビジネスジャーナル)
『この成績だったら東大に行けるかもしれない。がんばって東大に行ってくれ』と高校の先生は言います。しかし保護者が『それよりも地元の国立大学を出て、地元の大手企業に入ってよ』と言います。家の事情にもよりますが、地元進学・地元就職という意向が強くなってきています。
(中略)
東大を見ると、2000年代は半分以上が地方からの合格者で占められていました。今は6割弱が首都圏の合格者となっています。早慶に関してもその傾向が強くなっており、今では7割以上が関東圏の合格者で占められています。
SNSの慶應のグループで、慶應の関東ローカル化が話題になっていて「経済格差」みたいなことしか書かれていないので、「経済が国際化したから、東京に魅力がなくなったんだろ」と書きました。

衰退を招く東京一極集中構造 ~首都圏への逆流効果(YAHOO! JAPANニュース)
東京経済はかつて「産業母都市・東京」と呼ばれたように、国公立の基礎研究機関や企業の企画・研究開発部門と、新部品の開発や試作を担う中小規模の基盤産業群の結合によって、産業の「原型創出機能」を発揮し、地方へ技術移転を行う拠点であった。
(中略)
東京は世界都市といわれるが、国際化してきたのは東京に本社を置く日本企業であって、「都市の機能」としてはあまり国際化されていない現実がある。
(中略)
東京のビジネスサービスのほとんどは国内の事業者を相手に稼いでおり、海外企業を直接顧客にしている部分は多くて全体の数%でしかないことが分かる。
企業活動が国際化すると、東京の羽田成田を経由せずに、大阪や福岡など地方から直接海外とやりとりする。国内営業は東京でも、海外部門は地方にあるという企業もあります。

地図で見るとわかりますが、東京って大陸から一番遠いところにあって、最も不利なんです。

参考
「何故、訪日客は大阪に殺到するのか」世界一のペースでインバウンドが増え続ける大阪 その背景にはいったい何が?(訪日ラボ) - 大阪は2009年から2016年にかけて、世界で最も海外旅行者数の年平均増加率が大きかった都市であった(記事より)
東京衰退の予感(372log@姫路)

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Posted by miki at 01:05Comments(0)学校