2018年07月03日

御幸通りで11.1%上昇も、全体では路線価下落

御幸通り姫路市駅前町

県内の路線価は、10年連続の下落となりました。
ただ、姫路駅前は上昇したみたい。

二極化くっきり 兵庫県内路線価、10年連続下落(神戸新聞NEXT)
JR姫路駅前の御幸通りは11・1%上昇し、1平方メートル当たり100万円の大台に乗った。アーケード街に小規模店舗が集積し、インバウンド(訪日外国人客)効果でホテルや商業施設の建設も相次いでおり、市街地活性化への期待感が価格を押し上げたとみられる。
御幸通りといっても駅前町、つまり姫路駅前が11%も上昇したということで、二階町などかつての中心市街地が姫路駅前に再編され一極集中しているということでしょう。

大都市・名古屋ですら、中心市街地が名古屋駅周辺へシフトしているといいます。
いわんや地方都市をや・・です。

第二次百貨店撤退ブーム ~ 地方都市の中心が空洞化する(Yahoo!ニュース)
大都市名古屋でも、郊外型大型商業施設の開業や名古屋駅の再開発によって、従来は商業集積地であったの地位が揺らぐ事態が発生している。
(中略)
JR姫路駅から姫路城に向かって商店街が伸びている。その商店街の北寄りにヤマトヤシキは立地しており、「商店街の人の流れに大きく影響するだろう」(姫路市の商業団体関係者)。JR姫路駅前は、再開発が進み、2013年には約200店舗が入る駅ビル「ピオレ姫路」が開業し、駅ナカの集客力が高まった。この影響もあり、2016年になって商店街中心部にあったイオン系のファッションビル・姫路フォーラスが閉店しており、今回のヤマトヤシキの閉店で商店街の集客力低下と駅前一極集中が懸念されている。
名古屋でも姫路でも、地方人は50m歩かない。
ひとたび駅から50m以内で行くことができる経験をすると、もうそれ以上歩かなくなってしまうと。

なぜ、かつて格上だった老舗百貨店のヤマトヤシキがなくなり、格下だった駅前の山陽百貨店が残っているのか。
それは、地方の人が歩かなくなったから。

それに比べると、東京の人は本当によく歩く。
電車に乗るのに階段をアップダウンし、乗り換えの長い通路を歩き、下車してから目的地まで歩く。
たまに東京に行くと、へとへとになってしまいます。
地方の人は、ついていけません。

P.S.
最近、神戸に行きますが、「駅から5分」と言われて歩いたら、まるで登山のような急坂でへとへとに。姫路の人間は(ふだん)楽し過ぎであかんわ。

参考
二階町 (姫路市)(Wikipedia) - 戦前には、当時の交通軸であったみゆき通りよりも賑わい、播磨地方きっての商業地であった。(記事より)
ターミナルデパートができた理由(372log@姫路)
地方都市、50メートルの法則(372log@姫路)
地方の商店街に人通りがなくなった本当の理由(372log@姫路) - 「大都会の人の方が、地方都市・農山村在住者よりも良く歩いている。農作業従事者は作業の機械化により歩数が少なく、会社の課長と同じぐらい、場合によっては社長と同程度の歩行量である。」(中略)秋田で暮らすサラリーマンの日常生活は、ほとんどがドアツードアだ。だから、たまに出張で上京したりすると、歩き疲れて大変だとみなさんこぼす。(ブログより)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)社会