2008年08月31日

三菱電機広畑、200人新規採用で世界シェア20%達成へ



ガソリン価格上昇だったにも関わらず、国内自動車各社は、どこも好調のようです。ガソリン高による世界的な大型車から小型車へのシフトが背景にある模様。

自動車8社:7月の生産、全社で増加 小型車の輸出も好調(毎日jp)

しかし、値上がり一方だったガソリン価格に値下げの動きが出てきました。

昭和シェル、9月のガソリン卸値7.3円下げ(NIKKEI NET)
ガソリン卸値、5.1円引き下げへ 新日本石油(asahi.com)

小型車シフトがおさまると日本メーカーの強みが、やや緩和されるかもしれません。
しかし、世界中の自動車メーカーに部品を供給している姫路の部品メーカーにとって、生産力増強のトレンドは変わらないようです。

200人新規雇用へ 三菱電機姫路製作所(神戸新聞)
三菱電機姫路製作所は、九月にも広畑工場の拡張工事を始める(姫路市広畑区)。生産力の増加などに伴い、同工場で二百人規模を採用。従業員増に対応して、事務所などが入る管理棟も新設する。来夏までに完成させ、「二〇一〇年度の世界シェア20%達成」に向けた基盤を整える。
(中略)
自動車業界は、日米欧の主力市場で伸び悩みもみられるが、中国やインド、ブラジルなどの新興国需要が先導し、世界の自動車販売は増加基調を維持しているという。
三菱電機の広畑工場では、スターターとオルタネーターを生産。世界中の自動車の2割は姫路製。スターターは、エンジンを始動させる装置で、オルタネーターは発電機。最近の車はエレクトロニクス化が顕著で電気をたくさん食うのですが、全てはオルタネータが発電してくれた電気をバッテリーに貯め、それで賄っています。

世界中に自動車メーカーがありますが、姫路に何かあったら2割の自動車生産拠点に即座に影響が出るということ。身の回りにある自動車のうち5台に1台は、姫路でつくった装置のおかげで動いているのですね。

参考
求人情報インディビジョン - 世界有数の自動車用機器の製作所として、エンジン電装品、およびエンジン制御・ブレーキ制御・ステアリング制御などに用いるカーエレクトロニクス・カーメカトロニクス製品を手がけているのが三菱電機株式会社姫路製作所。(記事より)
自動車部品が世界的に逼迫。姫路の工場増強前倒し(ひめナビブログ)
姫路・広畑を世界のマザー工場に(姫路立命会)
三菱電機自動車機器

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Posted by miki at 09:04Comments(0)企業