2011年11月06日

朝鮮戦争と通貨危機。国難とともに普及した韓国の味

韓国・天安市

ソウルの南方に位置する天安市に50年前からある名物が、スンデという豚の腸詰めです。

竝川市の名物から庶民の友へ 竝川・豚の腸詰めクッパッ(韓国の故郷料理)
韓国戦争が起き全国民が戦争の惨禍と貧しさに苦しんでいた時代、竝川に洋式のハム工場ができました。豚肉を加工する過程で副産物が多く生じ、食べ物が貴重な時代であったため、これを利用して料理を作りました。
(中略)
1998年、通貨危機に見舞われた全国の庶民に竝川のスンデは大きな人気を呼びました。安くてぎっしり詰まったスンデ・クッパッや皿一杯に盛られたスンデとともに飲むマッコリ一杯が、庶民の虚ろな心をなだめてくれたからです。
この竝川スンデが、姫路おでんと業務提携。

町おこしで味な業務提携…姫路おでんと並川スンデ(在日本大韓民国民団中央本部)
天安市(忠清南道)名物「並川スンデ」(豚の腸詰め)の組合「ウェルビーイング名品化事業団」はこのほど、兵庫県の姫路市を訪れ、姫路おでん協同組合と業務協約を結んだ。
天安市は姫路と同じく人口54万。鉄道の開通でソウルのベッドタウンになりつつあるそうです。大都市との距離感が姫路と似ているのかもしれません。

海外進出する姫路おでんを、日本国民一丸となって応援しましょう。

参考
韓国の有名料理が姫路おでんとタッグ 業務協約締結(聯合ニュース)
姫路発・日本のおでんを世界へ(372log@姫路)

B-1グランプリ in 姫路 まで、あと6日
  

Posted by miki at 00:00Comments(0)食べ物