2007年04月19日
東高のライバル

「皆さんのライバルは別に、西高や白陵で「シケ単」とかやってる人たちじゃなくて、実際には中国やインドにいるということを忘れないで下さい。」
これは、姫路出身で歴史街道推進協議会事務局長の井戸智樹さんが、自身の母校・姫路東高の全校生徒に講演した時の言葉です。
全文がこちら(※)に掲載されていますが、なかなか面白くて、全部読んでしまいました。
井戸さんは、歴史街道の事務局長という割に、日本史はもともと好きではなかったそうです。でも、いろいろやってるうちに、意外と身近なもんじゃないかと思い始めた。
ちょっと長いですが、引用させていただきます。
例えば、皆さんのすぐ側にある姫路城ですが。
なんでこんな、まあ言えば関東や大阪や京都から離れた場所に、あんなでかい、一番いい城ができることになったか、不思議だと思いませんか?
西の守りを固める必要があった、というのは1つの理由でしょうが、それだけではあんなでかい、しかも一番いい城を造る理由にはならなかったと思います。
なんでか分かりますか?
姫路城を作ったのは、嫁さんの実家パワーなんですよ。
池田輝政の奥さんは徳川家康の娘なんですが、家康はこの子がお気に入りだったんですね。
この時に52万石。
家康は自分の子や孫をけっこう露骨に差別したと言われていますが、姫路の場合は、孫たちの領地をあわせると実質100万石くらいのものをもらった。
次いで、池田氏が鳥取に行ってからは、本多忠政ですが、この人の奥さんも家康の孫ですね。
この時に15万石。
その子供が豊臣秀頼の未亡人である千姫と結婚した訳ですね。
で、その時には結納変わりに、10万石。
西の丸とか三の丸というのはそれで作らたんですね。
大きな家やなあ・・・と感心してたら、結局皆、嫁さんの実家に建ててもらったものだった、みたいな話は皆さんの回りにも割とよくあると思います。
歴史街道で関西を盛り上げなくても外国人観光客を関西に誘致する団体ができたり、国が本腰を入れているので、あと4年ぐらいで店じまいしてもらって、次の姫路市長選に立候補してもらいたいものです。
(※)2010.4.26 リンク切れ対策を実施
参考
歴史空間 世界へ発信 ~井戸智樹~(松下政経塾)
石見市長、無投票で再選(ひめナビブログ) - 「次回も無投票」だけは避けたいですよね。

Posted by miki at 00:12│Comments(0)
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