2019年10月26日

公共交通が無料の国。ルクセンブルクの決断


ルクセンブルクでは来夏より、国内の公共交通機関の運賃がすべて無料になります。

ルクセンブルクの大英断!公共交通機関の運賃がすべて無料に(TABIZINE)
「2020年に公共交通機関の運賃をすべて無料にする」という計画をルクセンブルク政府が発表したのです!
(中略)
首都ルクセンブルク市の住人は約11万人ですが、実は、外部からルクセンブルク市に通勤している人々は40万人もいると言われています。住人の約4倍もの人が通勤に来るのですね! そのため、2017年に発表されたとある調査では、ルクセンブルク市で運転する人々が渋滞に巻き込まれて無駄にした時間は平均33時間になるのだとか。
きっかけは、(国境を越えて)他国から国内に通勤してくるマイカーによる渋滞。

渋滞は生産性を落とし、人生で最も重要なもののひとつである時間を人々から奪います。
そこで、(一人当たり)輸送効率の高い公共交通を通勤に利用してもらおうと、無料化に踏み切ります。

今と同じような車社会は続いているのか(372log@姫路)
播磨は長年、新たな道路を造ってはクルマに優しい状況をつくり、利用者が減ったからと言って、公共交通を切り捨ててきました。
いい加減目を覚ませと言いたい。
新規に道路を造る主目的は、既存道路の流れをスムーズにすることですが、巨額の予算を使うくらいなら渋滞を緩和する方法はほかにもある。
むしろ、そうした方法のほうが益々高齢化が進み(運転できない)高齢者が増える我が国でもメリットが大きいと思います。

参考
世界屈指の富裕国、知られざる小さな大国「ルクセンブルク」ってどんな国?(TABIZINE)
埋まらない座席。神戸地下鉄海岸線が無料で乗り放題に(372log姫路)
公共交通機関無料化(372log姫路)

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Posted by miki at 03:20Comments(0)交通