2007年11月21日

新法案で一層苦しい神戸市

荷が重い・神戸ポートライナー

神戸市が、「連結決算」で苦しんでいます。

赤字「外郭」見直しへ/神戸市 神戸高速鉄道譲渡(神戸新聞)
阪急阪神ホールディングスに対し外郭団体・神戸高速鉄道の譲渡を決めた神戸市。深刻な財政難に加え、企業の連結決算と同様、自治体の会計と外郭団体の会計をひとくくりにした財政状況のチェックを目指す総務省の方針が背景にある。
(中略)
夕張市の破たんなどを契機に総務省が国会に提出した「自治体財政健全化法案」では、自治体単独の負債額に外郭団体の負債も加えて財政状況をチェックする。外郭団体の負債額が自治体の財政を左右することになる。

兵庫県内では神戸市を除けば市町の外郭団体はさほど多くありません。神戸市はその点、抜きん出ています。「外郭団体の負債を加えてチェック」というのは、かなり堪える(こたえる)気がします。(参考 財政状況等一覧表「神戸市」 4 第三セクター等の経営状況及び地方公共団体の財政的支援の状況

それにしても、累積赤字が神戸新交通(ポートライナー等)210億円、海上アクセス163億円って・・
物価が違うとはいえ、姫路市営モノレールは11億円の赤字で廃止しちゃったんですが。

P.S.
市町の財政状況は、いざというとき、「聞いてないよ!」と言われないように、兵庫県のホームページにまとめて掲載してあります。
全国の実質公債比率ワースト100にも入っている、香美町(28.8)、芦屋市(26.1)、神戸市(24.1)、赤穂市(23.8)、淡路市(23.1)だけでなく、一度自分の住む市町の財政状況をチェックしておくといいでしょうね。

参考
神戸高速鉄道から「神戸通過」鉄道へ(ひめナビブログ)

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Posted by miki at 01:30Comments(0)政治