2005年12月29日

ベストセラー「一生賃貸!」



エイブル編「一生賃貸!」(ダイヤモンド社)がベストセラー1位(単行本部門)になっています。読者評価も総じて高いようですね。(参考 Amazon.com

おそらく、姉歯建築設計事務所の構造計算書偽装問題から、住宅ローンを抱えて購入することのリスクが広く知られたこともあるのではないでしょうか。
不動産を担保に購入するし、住宅ローン返済完了まで所有者は銀行なんだから、その不動産に瑕疵があっても銀行が被害を背負ってくれても良さそうなものなのに、銀行は知らん顔なんですね。

かつて2002年4月から9月にかけて住宅新築について調べた記録があります。その、最後の行に、
--------------------------------------------------------------
また、別に一生賃貸だから悪いというわけではない。賃貸住宅には普通預金と同じく「流動性」という優れた特性がある。変化の激しい時代にはピッタリだ。
--------------------------------------------------------------
と書きました。2005年12月現在も、たまたま賃貸に住んでいますが、ここに来て賃貸ブームの大波が来そうな気がします。

少なくとも、「賃貸派で肩身が狭く感じていた」人とか、「考えは賃貸派なんだけど少数派ゆえの面倒さから購入」という人にとっては、生きやすい時代になると思います。

参考
これから5年・地価は半値になる(sukemaroの「面白きこともなき世を面白く」 ) - 家族の主人は、家を買うのを躊躇することが多くなっているらしいが、そこでの抵抗勢力はなんと言っても奥さんらしい。やっぱり自分が一番多く居る場所だし見栄とかもあるのかも。そんな時有効なセリフは「家を買うと子供がいじめられた時逃げられなくなるよ」だそうだ。(blogより)

← クリックして頂けるとRankが上がります  

Posted by miki at 20:45Comments(0)社会