2017年11月17日
姫路産高級和牛は但馬牛・神戸牛・姫路和牛。何と呼んでも構わない

神戸で育った神戸牛、但馬で育った但馬牛。そんな単純なものではありません。
但馬牛「格下印象」に怒り 神戸ビーフと偽装提供で(神戸新聞NEXT)
兵庫県内で育てられ、加工された黒毛和牛の肉は、但馬産に限らず「但馬牛(ぎゅう)」と呼ばれる。肥育された地域によって「淡路ビーフ」「三田牛(ぎゅう)(三田肉)」などのブランド名が付くこともあるが、広い意味ではどれも但馬牛(ぎゅう)。姫路で育った和牛でも、基準を満たせば但馬牛と呼んでも神戸牛と呼んでもいいわけです。
但馬で販売する時は、但馬牛といって販売したほうが都合がいいので神戸牛と名乗ることができるお肉でも但馬牛として販売する。
ただ、神戸の西区で育った和牛だと、神戸牛だといって販売するには、その最低基準が高いということ。
「但馬牛(ぎゅう)は神戸ビーフの格下、という認識は間違い。ランクの高い但馬牛(ぎゅう)もあることを理解してほしい」「但馬牛」のすごさは単なる神戸牛のセカンドブランドと誤解されるには、あまりに失礼なほどの特別な意味があります。
但馬牛(wikipedia)
但馬牛(たじまうし)からとれる牛肉は資質・肉質が良いため、但馬牛(たじまうし)は松阪牛(三重県)や近江牛(滋賀県)の素牛となっている。また、前沢牛(岩手県)、仙台牛(宮城県)、飛騨牛(岐阜県)、佐賀牛(佐賀県)などのように、但馬牛の血統を入れることで牛の品種改良が行われていることも多い。但馬の畜産農家は子牛を出荷する「繁殖農家」が大半だそうで、全国の和牛を牛耳っているのが但馬。
兵庫県産の和牛を安易に「但馬牛」と呼ぶんじゃなくて「兵庫牛」でいいでしょう。
参考
神戸ビーフの輸出拠点、姫路に完成(372log@姫路)
播磨で育てた牛を「姫路和牛」に(372log@姫路)
姫路産「但馬牛」、姫路産「神戸ビーフ」(372log@姫路)

Posted by miki at 00:00│Comments(0)
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