2014年04月26日

ピーチがピンチになる理由

ANAのサイトより

ANAグループは、中長距離国際線や高価格帯のビジネス(従来型)と、国内・短距離国際線の低価格帯ビジネス(新規需要)を分けて考えています。

マルチブランド戦略(ANA)
ANAブランドは、フルサービスキャリアとして、利便性を考慮した時間帯での運航便設定やネットワークの充実、欧米線をはじめとする中長距離路線の拡大、ビジネス利用を中心に高価格帯旅客をターゲットとした商品・サービスの提供に注力します。一方、LCC 2社は、多頻度運航、ポイント・トゥ・ポイントでの路線展開、国内線や短距離国際線での路線の充実、従来は航空機を利用しなかった低価格志向の旅客をターゲットとした新たな需要の創出を図るなど、新しいビジネスモデルを確立していきます。
多頻度運航、ポイント・トゥ・ポイントをやろうとすると、パイロットがたくさん必要。
というわけで、「ピーチがピンチ」。

仙台-関西線466便欠航へ ピーチ、機長確保できず(河北新報)
格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは24日、病欠などで機長の確保ができないとして、夏ダイヤ期間中の5月19日~10月25日、最大2088便が欠航する恐れがあると発表した。
さらに他のLCCも多頻度運航、ポイント・トゥ・ポイント。
LCCの春秋航空は、今後中国20都市から日本に乗り入れるといいます。

格安便、中国20都市から 春秋航空が日本線拡充(日本経済新聞)
5年後をメドに日本と中国20都市を結ぶ構想だ。増加する訪日観光客の取り込みを狙うアジアのLCCの動きがさらに活発になりそうだ。
春秋航空はパイロット確保のメドがあるのかどうか知りませんが、航空会社の全ての戦略の要は、「パイロット確保」になってきました。

参考
今後20年間で運航スタッフが100万人必要(372log@姫路)
空港も足りないが、パイロットはもっと足りない(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00│Comments(0)航空
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