2012年06月14日

ハコモノから人へ。職人集団の街・姫路で工芸職人展



姫路って、お城しかないんだよなぁ。と言われることがありますが、そうでもありません。
世界遺産になるほどの木造建築があるわけで、それには、世界有数の大工職人や彫刻師が必要。
灘のけんか祭りに代表される秋祭りの宝庫であり、屋台つくりや和太鼓つくりの職人も必要。

というわけで、お城や祭りに関ることだけ考えてもさまざまな職人がいる、職人集団の街だったりします。

そこで今月30日と来月1日の2日間、姫路文学館姫路市山野井町)では、「姫路ええやん 技・職人展」が開催されます。

姫路文学館で伝統工芸展-知られざる地域資源にスポット(姫路経済新聞)
実演部門では、彫師や錺金具師、縫師などの現役伝統工芸職人が技を披露するほか、体験部門では、小学生以上を対象に「刀工による銘切り」「金箔押し」「ミニ太鼓づくり」など9つのワークショップを用意。それぞれ職人の指導で作品を作り、持ち帰ることができる。
子どもが幼稚園だった頃、親子で太鼓をつくろうというのがありました。子どもが胴に絵を描き、白なめし皮を貼ったものが、今でも家にあります。(上掲写真)

グローバル経済の中で、規格化された安価な工業製品が日本からアジアへ締め出されていく中、脈々と受け継がれる「技」の放つ光が衰えることはありません。

かつての姫路観光は、姫路城というハコモノを「開けておくから見ておくれ」というだけのものでした。
でも、今回の試みは、姫路に居る伝統工芸職人という人を集めて展示するというもの。さらに姫路に根付く「技」を体験するというものです。

民主党の「コンクリートから人へ」じゃないけれど、「ハコモノから人へ」みたいな一大転換になるような気がします。

参考
2012年6月30日(土)・7月1日(日)姫路文学館にて「姫路ええやん 技・職人展」を開催いたします!!(姫路青年会議所)
太鼓職人の杉本さんと 太鼓づくり!(泉南市立鳴滝小学校) - 太鼓の皮を手にした子どもたち。牛の皮から、毛をぬいて太鼓の皮をつくることを調べていたので、「ほんまに毛がついてる」と生皮を調べている子もいました。(ブログより) ← ほんまに毛がついているんです。
姫路の伝統工芸 - 兵庫県指定伝統的工芸品(姫路観光ガイド)

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Posted by miki at 00:00│Comments(0)観光
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