2012年02月02日
近所の子どもが水遊びをするサンクンガーデンに!

姫路駅北側に、姫路城外濠の石垣をイメージした庭園、「サンクンガーデン」の起工式がありました。
姫路駅北サンクンガーデン建設工事の起工式について(姫路市幹部職員ブログ)
サンクンガーデンは旧姫路駅ビル跡の地下1階に整備する吹き抜けの庭園です。そこは、かつてこの付近にあった姫路城の外濠の石垣をイメージした壁面や中央を流れるせせらぎには飛び石を配置するなど、水と緑にあふれた憩いと潤いの空間として整備します。「サンクン」というと、ギニア出身のタレント、オスマン・サンコンさんを連想します(?)が、建築用語だそうで、通常より低い位置にある庭園のことだそうです。
いろいろ知恵を絞って、ハードウェアを煮詰めるのは大事ですが、いくら立派な施設ができても、人影がまばらでは気持ち悪いだけで逆効果。
姫路はB-1のようなイベントがあれば人が集まることは証明されましたが、イベントがなければ人影がまばらで気持ち悪くなる可能性もあります。
東京でも大阪でも、常に人がいる場所は限られます。通常、新宿とか渋谷、梅田などの乗換え駅周辺です。
姫路の場合は、路線バスも鉄道も、姫路駅めがけて走っているため、ミニ新宿や渋谷、梅田になれる素質はある。
ところが単なる乗換駅になってしまい、誰も駅の周りを歩きたいと思わないという場所になってしまう恐れもあります。
乗り換えるだけのつもりだったのに、ついつい道草をしてしまう場所。ぶらぶらしている人が多い場所。家族がのんびり散歩している場所。そういう生活感、まったり感を醸し出すには、近所に人が住んでるのかどうなのかがキーになるだろうと思います。
車に頼らない街づくり…都市コンパクト化へ法案(YOMIURI ONLINE)
国土交通省は、都市をコンパクト化して環境に配慮した街づくりを自治体に促す新法を通常国会に提出する。姫路駅周辺地区総合整備事業・キャスティ21の資料にも、「コンパクトシティの推進」がトップに挙げられています。
病院や学校、商業施設などの都市機能を中心部に集約し、車に頼らない都市にすることで温室効果ガスの排出を抑える狙いだ。
新法は「低炭素まちづくり促進法案」で、2012年度中の施行を目指す。新法で対象地域になると、省エネルギー基準を満たした住宅やビルの住宅ローン減税を拡大したり、事業費を補助したりするなどの優遇措置を設ける。震災復興を進める被災地や、人口の空洞化に悩む地方都市の活用を見込んでいる。
車に頼らなくても生活できる街の最右翼が姫路駅周辺地域であるはずですが、そうとも言い切れない現状があります。
郊外に比べると、姫路の駅周辺ほど子ども連れの少ない地域もない気がします。
姫路駅周辺こそ人がたくさん住んでいて、生活感があって、サンクンガーデンではいつも近所の子どもが水遊びをしている。そういうのが目指すべき姿なんだろうと思います。
B-1をやれば人が集まりました。でも、次の日になったら(急ぎ足の)駅-バス乗り換え者だけが多い場所、というんじゃ面白くありませんね。
参考
地方でも都心回帰(372log@姫路)
Posted by miki at 00:00│Comments(2)
│観光
この記事へのコメント
コンパクトシチィとは真逆の街になってしまった姫路ですが、これをけいきに、コンパクト化になることを願います。広場と言いながら、広いフラットな土地になっていないのが気がかりです。赤の広場、パリの広場を想像を夢見てしまいます。
Posted by 大谷 充 at 2012年02月02日 11:44
大谷 充 さん
コメントありがとうございます。
コメントありがとうございます。
Posted by miki at 2012年02月02日 22:34