2011年06月16日

協力拒否 vs 条件付協力

美浜発電所福井県美浜町

世間では「原発を再稼動しなければ、短期的にはなんらかの節電が必要だ」と感じていると思いますが、大阪では「節電拒否」というメッセージがやや強めに出ている気がします。

関電:15%節電要請 橋下・大阪府知事、協力を拒否(毎日jp)
(節電を強調して)原発の必要性を訴えようという意図を感じる」と不快感を示した。
世間の感覚では奈良市長のメッセージのほうがわかりやすい。

奈良市長「脱原発なら協力」 - 関電15%節電要請(奈良新聞)
奈良市の仲川元庸市長は14日の定例記者会見で、関西電力からの15%の節電要請について「15%削減で脱原発に向けた着実な歩みが進められるのなら協力すべき」との考えを示した。また「15%の妥当性は疑問だが、これを機に自然エネルギーへの転換を進める、もしくはよりエコな社会につなげるきっかけになる。市としても方策を考えたい」と述べた。
似たような立ち位置のような気もしますが、性格の違いなのでしょうか?

参考
福井県の原発、再稼働のハードル高く 西川知事「ボールは国に」(日本経済新聞)


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Posted by miki at 00:00│Comments(2)社会
この記事へのコメント
注文は付けているようですが、神戸市も協力の方向みたいですね。

http://www.city.kobe.lg.jp/information/project/environment/setsuden.html
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004170715.shtml

また、福井県と関電は核燃料税(法定外課税)の税率引き上げと新課税方式に合意したようですね。関電は原発を再稼働を認めてもらうための布石だと思います。
一方で、今までの課税方式だと原発が止まれば福井県はその分の税収がなくなってしまうわけですが、再稼働を拒否し続けたとしても、今までと同程度の税収が得られるようになります。
ちなみに、福井県と関電との合意ですが、福井県なども一部含みますけど、基本的に関西の住民が関電を通じて福井県に税金を納めなければならない、ということですね。
Posted by たー at 2011年06月16日 04:00
たーさん

コメントありがとうございます。
橋下知事のいうように、関電は独占の弊害なのか、どうかと思うようなところもあります。
だからなおさら、節電=脱電力の第一歩とも考えることができる。
さらに電気代upともなれば、さらに脱電力を考えざるを得ないし、自家発電も本格化するでしょう。
関西では大阪ガスが、ガス+太陽光発電 のCMを流してます。地域独占の今の枠組みの中でも、関電と大ガスは競争相手ですから、独占の弊害を緩和することにはつながる気がします。
Posted by mikimiki at 2011年06月16日 22:42
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