2004年12月28日
空港の活用を考えよう

神戸空港に3社23便の就航が決まったそうです。世論は神戸空港建設是非論から伊丹空港縮小論に話題が移りつつあるように感じます。しかし、根本的に何か違う。
関西3空港についての議論で、最も残念に思うのは、いかに需要を分け合おうかと言う「分配論」に終始していることです。
JAL、中国の貨物扱い拡大によれば、上海の貨物を船で博多港まで運び福岡空港から国内や欧米に運ぶサービスを開始するそうです。上海からの距離的優位性と博多港を近くに持つ国際/国内線機能を備えた福岡空港ならではの空港活用アイデアだと思います。
また、中部国際空港の近くに自動車工場をつくり、各地から空輸してきた自動車の部品を組み立てて船で出荷することを考えているメーカーもあります。
「空港ができるのか。それならどんなビジネスが考えられるだろうか?」「伊丹空港は、こういう特徴を持った空港だから、こんなビジネスはできないか?」と言うような前向きな議論が、関西でも始まることを期待します。
新幹線が「線」に対して、航空機は「面」。したがって応用範囲が広いと思います。

Posted by miki at 19:10│Comments(0)
│航空
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遅ればせながら、あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。
もう去年の事になってしまいましたが、12月28日、日本航空と全日空が揃って神戸空港への就航...
神戸空港【Transit】at 2005年01月03日 19:26