2015年06月17日
著しく低い首都圏の出生率

出生率の回復基調が再び途切れたみたいです。
出生率低下対策 有識者会議発足へ(NHKニュース)
有村女性活躍担当大臣は閣議のあとの記者会見で、1人の女性が産む子どもの数の指標となる出生率が去年、前の年を下回ったことを受けて、より効果的な少子化対策を検討するため、近く、有識者会議を発足させることを明らかにしました。漠然と平均で物事を判断しているように見えますが、少子化は、
1 日本全体というより、特定地域(首都圏)の問題
2 所得が低いから出生率が低いわけでない
という認識が必要です。
東京の出生率低すぎ!! まじで危険水域レベル(永江一石のITマーケティング日記)
●1人あたりの県民所得ナンバーワンの東京がもっとも出生率が低く、人口比で考えても日本の出生率を大きく引き下げている。個人レベルでも、東京圏に住むことが出生可能性を減らすことは、強く意識しておいたほうがいいと思います。
●一都三県の出生率が著しく低い
●出生率ベスト10の県のうち、なんと7県が県民所得ワースト10入り
※県民所得が少ないほど出生率は高いという傾向値は確かにある!
感覚的にも、地方のほうが何かと子育てはラクな気がします。クルマ使いやすいし。
私たちが満員電車でベビーカーをたたまない理由 (お湯アナ渡部郁子の湯むりえ日記 ~ぬる湯のすすめ~)
建物に入ったり、電車の乗換えなどの場面ではまだまだ階段が多く、ベビーカーを担ぎ上げなければ進めません。毎日、筋肉痛との闘いです。首都圏で子育てすることの覚悟は、地方の比ではありません。地方でクルマ使っても駐車代1万円なんてことないでしょう。
(中略)
私もなるべく、満員電車は避けたいし、できれば車で行きたい。でも、電車で行けば1日1000円もかからない交通費が、車で行くと駐車代だけで1万円を超えることもある。
もっとも、首都圏が北欧フィンランドのヘルシンキのように、トラムの路線網が完備していて、ベビーカーを押している大人の運賃がタダになったり、他の乗客がベビーカーの乗車スペースをサッと開けてくれる社会なら話は別です。

ヘルシンキではどんなに混雑しているトラムでも、ベビーカー最優先です。たとえ外国人観光客であろうが、サッと場所を空けない大人には、周囲の乗客から厳しい視線が向けられたあと、場所を空けるよう注意を受けます。(経験者は語る)
日本で、満員電車でベビーカーをたたまないといけない雰囲気があるなんて聞いたら、ヘルシンキ市民は相当驚くだろうと思います。
参考
地方への機能移転で出生率向上(372log@姫路)
1万円預けると5千円しか返さない銀行(372log@姫路)
世の中には、保育園に入るために徹夜する人がいるらしい(372log@姫路)
東京衰退の予感(372log@姫路)
さすが子育て先進国フィンランド! ママトラベラーに嬉しい5つの子連れポイント(べビトリップ) - 「ヘルシンキ市内の公共交通機関ではベビーカー連れの乗客の運賃は無料なんです。トラムやバスだけで無く、水上バスも対象でした!」とアヤコさん。片手でベビーカーを操作しながら運賃を払うのは難しく、危険をともなうという状況を考慮して設定されたこの制度。(記事より)

Posted by miki at 00:00│Comments(0)
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