2015年03月22日

地方鉄道が生まれ変わる? 京都丹後鉄道が来月開業

WILLER EXPRESS

北近畿に新たな鉄道が開業します。

ウィラーグループが鉄道事業に参入、京都丹後鉄道が4月1日誕生(Car Watch)
高速バス事業などを手がけるウィラーグループは、鉄道事業を行う新会社「WILLER TRAINS株式会社」を設立し、4月1日より京都丹後鉄道(略称:丹鉄)の運行を開始することを発表した(本社は京都府宮津市に予定)。
現在、北タンゴ鉄道として運行する路線や車両を引き継ぐ形での開業となります。

ウィラーグループは、全国で高速バスを運行するバス事業会社。
ネット予約などのノウハウがあり、会員が200万人います。天橋立など沿線に有名観光地を控える地域を、全国の会員にPRすることも容易。

すでに企画きっぷのネット予約が始まっていますが、その種類たるや、26種類(うち8種類は継続商品)。
ユニークなものが多く、他の地方鉄道でも参考になります。(参考サイト)

例1)週末ファミリーパス(新商品)
ご家族での週末のお出かけを応援!
大人2名と小児2名の最大4名までが、丹鉄全線乗り放題(普通・快速・特急自由席)となる1日フリーパスです。週末(土・日・祝日)にご利用いただけます。
大人1名分のフリーパス料金で子どもも乗れてしまいます。家族でマイカーで出かけることを想定すれば、これぐらいの割引がないと経済的に鉄道はなかなか利用できません。

例2)55&キッズ全線パス(新商品)
お孫さんとの楽しいお出かけに!
おじいちゃん・おばあちゃんと、お孫さんとのお出かけにお使い頂ける、1日フリーきっぷです。55歳以上の方1名と、同行する小児2名までが、丹鉄全線乗り放題(普通・快速・特急自由席)となります。週末だけでなく、平日もご利用いただけます。
こちらはマイカー関係なくニーズが多そうです。

例3)あんしん通院ペア乗車券(継続商品)
ご家族の通勤・通学・通院を応援する定番の企画きっぷです!
通院されるご本人とその付き添いの方2人で1人分のお値段となります。
ご購入の際は、通院証明書(診察券・予約券など)のご提示をいただき発売します。
助かります!

例4)片道通学定期券(継続商品)
行きはバスで帰りは鉄道。そんな新しい移動が可能です!
片道のみの利用ができる、通学定期券です。登校時は親御さんの自家用車に便乗、下校時のみ鉄道利用といった利用が可能です。
地方だとありがちなシーンじゃないですか?

例5)イブニングフリーきっぷ(新商品)
夕方からのイベント時に設定する時間制きっぷ
夕方以降に沿線で行われるイベント時に設定される、16時~終電まで全線乗り放題となる時間制フリーきっぷです。
イベントに合わせて時間帯を区切ったフリーきっぷです。

地方の生活シーンが目に浮かぶような企画切符、ネットによる観光客誘致や予約システムは、地方鉄道や地方公共交通のあり方を変える可能性を感じます。

参考
BRT vs LRT。神戸市に5社が提案(372log@姫路) - ウィラーグループは、神戸市に対してLRTの運行提案を行っています。

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Posted by miki at 00:00│Comments(0)鉄道
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