2007年12月26日
MATSUEのRubyより、HIMEJI-BASIC

今年最も注目を集めたコンピュータ言語は、Ruby(ルビー)だという人がいます。Rubyは、BASICとかC言語と同じようにOSの上で動作するコンピュータ言語。松江市在住のまつもとゆきひろさんが開発して世界的に有名になりました。作ったのは今から15年近く前、まだ商用インターネットがやっと始まった頃のこと。
最近までほとんど注目されてなかったのですが、デンマーク人によりRubyで書かれたRuby on Railsというソフトウェアの使い勝手に注目が集まると、Ruby自体も世界的に脚光を浴びるようになりました。
松江市もこのRuby人気にあやかろうと、Ruby City Matsueプロジェクトを始動。日経地域情報化大賞2007を受賞しています。
「コンピュータ言語でまちおこし」というと何かピンと来ませんが、過去に「HIMEJI」と名の付いたコンピュータ言語がありました。
シャープのパソコンMZシリーズで動作するコンピュータ言語、「HIMEJI-BASIC」。言語仕様がこちらにあります。
しかし、当時メジャーだった、NECのN-BASICや、シャープのS-BASICと大して変わらない仕様です。「MUSASHI」という命令で二刀流のマルチタスクが走ったり、「SARAYASHIKI」という命令で自動的に9回繰り返すなんて処理があったら、もっと売れたかもしれません。
「WEB2.0」ならぬ、「HIMEJI-BASIC2.0」で、松江に先行(?)するのも一案です。
参考
Visual Basic が無料になった理由(ひめナビブログ) - 「HIMEJI-BASIC」というBASICがあり、びっくりしたことがあります。ネットで探すと、こちらのサイトに仕様が出てきました。以前、野島電機(現:インフォミーム)の社長にこの話題を出したとき、姫路工業大学の先生と作ったというようなお話だったと思いますが、定かではありません。(ブログより)
「オンリーワンが人の心に火をつける」---松江市長 松浦正敬氏がRuby City Matsueプロジェクトを語る(ITpro)
Matzにっき - 松江市在住、まつもとゆきひろさんのブログ。
Sarayashiki in New York(ひめナビブログ) - 播州皿屋敷の話題。

Posted by miki at 00:51│Comments(0)
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