2011年08月04日

島に救急車がやってきた



姫路市内には、昨年度まで救急車が来ない地域がありました。

救急車:軽自動車改造、道路狭い2島で活躍 姫路の家島本島・坊勢島に導入 /兵庫(毎日jp)
姫路市消防局は、今年度から軽自動車を改造した救急車を家島本島と坊勢島に計2台導入し、運用している。島内は道路が狭く、標準的な救急車では通行が困難なため、小回りの利く車体に着目した。
(中略)
赤色回転灯とサイレンを備えた4駆車に気道確保器具、自動式心臓マッサージ器などの救命器具を搭載。救急隊員3人が乗り込んで島内を駆け巡り、4~7月に急患など140人を搬送した。
これまで軽自動車は救急車と認められず、普通の軽ワゴン車で運んでいたとか。なんか本末転倒なルールがいっぱいあるのですね。

軽自動車の消防車バージョンもできたみたいです。

軽自動車ベースに消防車 宇都宮のネイチャーが開発 国内初(下野新聞)
消防ポンプ自動車製造販売のネイチャー(宇都宮市江曽島町、山本努社長)は、国内初の軽自動車ベースの小型消防ポンプ車を開発した。従来の消防車が入れなかった狭い道にも進入でき、迅速な消火活動が可能になる。
よく、救急車両が往来できるように山奥に立派な道路を造ったりトンネルを掘るという話がありますが、実は、軽自動車の救急車両を配備すれば不要になったりしないのでしょうか?
山村に行くと、農家のおっちゃんが軽トラで走り回っていますよね。田舎には細い道路と軽トラ・軽ワゴンが名コンビな気がします。

スズキのワゴンRは月に1万5000台も売れているし、都会だって田舎だって軽自動車のほうが便利なことが多くあります。
これまで軽自動車を販売していなかった自動車販売最大手のトヨタも、9月から軽自動車を販売します。

トヨタ、軽自動車発売 ダイハツの供給受け 9月下旬(asahi.com)
トヨタ自動車が、子会社のダイハツ工業のOEM(相手先ブランドによる生産)供給による新型軽自動車を9月26日から発売することが22日、わかった。ダイハツのワゴン型軽乗用車「ムーヴコンテ」をトヨタブランドで発売する。
関連企業のダイハツの邪魔にならない程度に売ろうということなのでしょうが、トヨタの販売力をもってすれば、軽自動車市場の未来が変わる可能性もありそうです。

参考
トヨタの売れているクルマ(372log@姫路)


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Posted by miki at 00:00│Comments(2)政治
この記事へのコメント
そういえば、役割を終えたとして一旦終了していましたが、最近「間違いだらけのクルマ選び」が復活しました。他の著書でもしばしばそうですが、その本でも自動車評論家の徳大寺有恒氏は軽自動車という規格を批判していました。
もっとも、売れている車はその本で評価が低い車で、高い車は一般受けしていない傾向があるように気がします(笑)。
Posted by たー at 2011年08月04日 01:01
たーさん

コメントありがとうございます。
2011年版間違いだらけのクルマ選びは、
島下泰久さんとの共著で、個別の自動車評論は島下さん担当のようです。
Posted by miki at 2011年08月04日 22:11
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