2009年09月03日
デジタルシネマ市場が急拡大?

姫路市の播磨などに事業所を持つウシオ電機。近年力を注いできたデジタルシネマ市場が、ついに離陸?
ソニー デジタルシネマ設備10月初納入 受注体制強化 ウシオ追撃(FujiSankei Business i.FujiSankei Business i.)
映画館のデジタル化は需要の拡大が期待され、ソニーは対応を強化し、ウシオ電機など先行他社を追い上げる。ウシオ電機(6925) ついに加速し始めたデジタルシネマ市場。(JPモルガン証券)(毎日jp)
JPモルガン証券は9月の月報で、過去3年間で15本前後しか上映されていなかった3Dシネマが、今年だけで15本程度も上映される見通しとなってきたと解説。米国で3万3,000、世界では7万スクリーンとも言われている映画館のスクリーンが、今後急速にデジタル化される可能性が高い。同社サイトの「5分でわかるUSHIO」には、デジタルシネマプロジェクタの世界シェアが80%とあります。
(中略)
同業他社も製品投入を始めているが使用されている消耗品のランプはウシオ電機(6925)製がほとんどであり、市場拡大により最終的にはウシオ電機の消耗品が増加するという見通しを報告。
それにしても何でこんなに世界シェアが高い製品が揃っているのでしょうか?
こちら(戦後日本の企業家と生産性運動・三田商学研究2007年4月)に、会長の牛尾治朗さんが話したことが書かれています。
わりとランプというのは開発に時間がかかるんです。企業経営にせっかちな米国人や中国人はやらないから、競争相手がいないということなのですね。
(中略)
こういう「巣立ちの悪い」製品というのはアメリカ人も中国人もやらないんです。うちは「巣立ちの悪い」製品ばかりやっているから、他が真似できない。だから、収益率が高いんです。
参考
世界シェア80%。デジタルシネマは姫路にお任せ(372log@姫路)
ウシオ電機が姫路にある理由(372log@姫路)
姫路電球が高収益企業になった理由(372log@姫路)

Posted by miki at 00:02│Comments(0)
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