2019年12月26日

探求型漫才


ミルクボーイの漫才はなぜ受けたのか。

M-1史上最高得点で優勝 ミルクボーイが見せた“革命”と、大会を決定づけた松本人志の一言(文春オンライン)
1本目の漫才では、ボケ担当の駒場孝が「母親が好きな朝ごはんの名前を思い出せない」という話を振って、その特徴を順番に述べていく。駒場が「甘くてカリカリしていて牛乳をかけて食べる」という特徴を言うと、ツッコミ担当の内海崇は「コーンフレークやないか」と答えを言い当てようとする。
だが、駒場が「死ぬ前の最後のご飯もそれでいいと言っている」と次の特徴を言うと、内海は「ほなコーンフレークと違うか」と意見を翻す。コーンフレークらしき特徴とそうではない特徴を交互に言い続ける駒場に対して、内海はそれを真摯に受け止めて、答えを探ろうとする。
日本の学校教育は、探求学習が花盛り。

【学びの場づくり】新たな価値を生む方法論「フォーサイト・クリエーション」で探求学習の質を高める②(ベネッセ教育総合研究所)
「課題研究(探究学習)」では、研究を他者に説明し、質疑応答に答える機会が多くあります。様々な質問に臨機応変に対応し、他者に自分の考えを伝える力が高まった結果、入試の面接への対応力が身につき、大学合格につながる生徒も出てきました」
与えられる受け身の学習だけの昭和スタイルから、自ら課題を設定し探求する探求型を取り入れた令和の時代に入っています。

一見、昭和の漫才スタイルを取ってるけど、意外と中身が令和。それがミルクボーイの探求型漫才だと言ってみたいと思います。

P.S.
内海さんは姫路南高出身だそうです。

参考
探求は「楽しんどい」。変わる公立高校(372LOG 姫路)

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Posted by miki at 00:48│Comments(0)文化
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