2010年11月21日
国内生産の7~8割を占める姫路のマッチ

姫路の地場産業の1つに、マッチがあります。現在、姫路で国内の7~8割を生産しています。
姫路地域の地場産業 マッチづくりについて学びましょう(電子じばさん館)
明治維新直後、失業士族救済、国内産業振興のため、全国各地にマッチ工場がつくられました。マッチ工場が全国に造られたのは、明治維新直後に失業士族を救済する目的もあったのですね。
兵庫県では姫路の就光社、尼崎の慈恵社が設立されましたが明治10年~20年に起こった経済恐慌には持ちこたえる事が出来ませんでした。そのため職員がそれぞれ「独立」をし神戸、大阪にマッチ工場をつくり、日本を代表する貿易港である神戸港からマッチが輸出されるようになりました。
神戸で造船・鉄鋼・ゴム製品などの工業が発達するとマッチ生産の中心が西へ移動し、現在は姫路地域で国内の約80%を生産しています。
士族の場合(明治人の俸給)
明治新政府の頭を最も悩ませていたことの一つは、士族(旧武士階級)の扱いでした。 当時3000万の人口に対して、5%の士族とその家族がいました。 この「座食」の階級のために国家予算の3分の1を消費しており、近代化をすすめるための大きな障害となっていました。 思い切ったリストラが必要でした。世の中が大きく変わるとき、いつの政府も人材活用に頭を痛めるということでしょう。
(中略)
士族の多くは、それまでのプライドを捨て、農業、商業(武士の商法)、工業(といっても傘張り・提灯作りなど)に転じざるをえませんでした。
参考
姫路科学館で企画展「おもしろマッチ展」を開催します(姫路市) - 姫路は、国内生産の7割を占めるマッチの産地です。姫路が日本に誇る産業のひとつであるマッチのすごさを紹介します。1827年にイギリスのジョン・ウォーカーが、マッチを発明してから火起こしが飛躍的に進化しました。マッチ棒の頭を擦れば簡単に火が起こせるマッチには、化学がいっぱいつまっています。そんなマッチのひみつを説明します。(記事より)
Posted by miki at 00:00│Comments(0)
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