2011年12月23日

播磨科学公園都市など、関西が国際戦略総合特区に

SACLA播磨科学公園都市

政府が全国の7地域を国際戦略総合特区として指定し、うち1つに播磨科学公園都市を含む関西地域が入りました。

国際戦略特区7地域を発表 総務相(日本経済新聞)
川端達夫総務相は22日の記者会見で、総合特別区域(特区)制度の「国際戦略総合特区」として7地域、「地域活性化総合特区」として26地域を指定したと発表した。政府は総合特区制度を新成長戦略の柱と位置付け、地域限定の税制優遇や規制緩和を通して国内外からの投資を期待する。合わせて約9兆円の経済効果と36万人の雇用創出を見込む。
関西イノベーション国際戦略総合特区として、播磨科学公園都市などが指定されました。

播磨科学公園都市を主な事業展開地区としているテーマは、放射光とシミュレーション技術を組み合わせた革新的な創薬開発と、SPring-8の兵庫県ビームラインを活用した次世代省エネ材料開発・評価です。

国際戦略総合特区は産業の集積拠点づくりを目指すもので、税制の優遇や規制緩和の対象になるとのこと。今後に期待がかかります。

参考
国際戦略総合特区「関西イノベーション」など7地域指定へ(MSN産経ニュース)
自由電子レーザのシンポジウム、創薬分野などに期待(Laser Focus World) - 立花隆氏はとくに生命分野において期待される成果について紹介。なかでも将来的には製薬の分野に革命を起こすことになるだろうという。薬は基本的に、細胞を包む膜の膜タンパク質に働きかけることで効果を得ている。しかし現状では膜タンパク質の構造はわかっておらず、ほとんどの薬が「経験的に効くことは分かっているが、そのメカニズムは分かっていない」(立花氏)。膜タンパク質をXFELで解析できるようになれば、目的の機能を設計する「創薬」が可能になり、大きなインパクトをもたらすだろうという。(記事より)
SPring-8は地球を救えるか?(372log@姫路) - 薬の開発は、採取したさまざまな細菌などの中から役立ちそうな候補を絞り込むという偶然発見的な方法や、過去の医薬品開発の経験にしたがったやり方が主流です。効能や副作用については、開発段階でさまざまな試験を必要とします。これに対し、ゲノム創薬が注目を集めています。(中略)ゲノム創薬を実現するためには、10万種もあるというタンパク質の構造がある程度解明される必要があります。ところが、1980年代後半まで、タンパク質の構造決定数は世界全体で年間数十を超えることはありませんでした。とても手間と時間がかかる作業だったのです。それが2004年には、1年間で約5500種もの構造が決定されました。この変革をもたらした大きな要因の1つが、放射光による構造解析技術です。(ブログより)
スプリングエイトに「さくら」咲く(372log@姫路)


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Posted by miki at 00:00│Comments(0)政治
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