2009年10月31日

パナ、薄型テレビ販売目標2倍。姫路で年間2000万台

パナソニック・ビエラ

パナソニックが2012年度に今年度目標の2倍にあたる3000万台のテレビを販売する目標を掲げています。

パナソニック、薄型テレビ販売目標を2倍に 12年度、3000万台(NIKKEI NET)
2012年度の薄型テレビ販売目標を、今年度目標の2倍にあたる3000万台にすると発表した。内訳はプラズマテレビが1000万台、液晶テレビが2000万台。
パナソニック、2012年度に3,000万台の薄型テレビ生産目指す(AV Watch)
パナソニックでは、既存のプラズマパネル工場に加えて、2010年度に予定しているプラズマパネルP5尼崎工場の稼動により、年間1,000万台のプラズマテレビを生産。同じく2010年度の稼動を予定しているIPSアルファ姫路工場の稼動によって年間2,000万台の液晶テレビの生産が可能になるとしており、先行する韓国サムスンを追随する。
3000万台のうち液晶の2000万台は姫路工場で生産される模様。(参考

投資規模は尼崎第5工場と姫路で、累積4450億円とのこと。深い深い海を埋め立てた空港島の造成含めた神戸空港の総工費が3000億円というから、ともかくすごいわけです。(何と比較してんねん)

既に姫路工場は建物ができているようで、来年7月稼動後は、せっせとテレビつくらないと、この巨額な投資を回収できません。
もし回収できなければ株主に逃げられたり経営責任に問われるけれど、神戸市は空港島の土地がほとんど売れなくても市長は再選された上、返済を20年も先送りしたあげく、金利の増加分も「わからない」で済まされます。神戸市の経営はずいぶん楽チンですね。

参考
神戸空港の借金返済20年先送り 造成地4%しか売れず(asahi.com) - 神戸空港を運営する神戸市は、来年度に返済期限がくる空港島造成の借金395億円の償還が困難になったとして、新たに市債を発行し、返済を最長で20年先送りする方針を固めた。神戸空港は造成工事などで生じた多額の借金を造成地を売却して返す計画だったが、ほとんど売れず、資金調達のめどが立たなくなった。(記事より)

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Posted by miki at 07:47Comments(0)企業

2009年10月30日

ついに断念。インフルエンザ流行で音楽会中止



姫路でもインフルエンザが流行っています。

播磨地域で猛威(YOMIURI ONLINE)
姫路市では3中学校が休校、16小中学校、幼稚園が学年閉鎖となり、いずれも今季最多。児童数が市内最多の八幡小では学級閉鎖が相次ぎ、「11月の音楽会の練習が学年ごとにできない」(岩谷康教頭)という。
インフルエンザ:県が警報発令 /兵庫(毎日jp)
は28日、19~25日の1週間のインフルエンザによる1医療機関当たりの患者数が33・51人に達したとして、「インフルエンザ警報」を発令した。
(中略)
保健所管内別で多かったのは、姫路市保健所52・26人▽加東健康福祉事務所47人▽伊丹健康福祉事務所45・08人--など。
子どもの通う荒川小学校では、常にどこかのクラスが学級閉鎖をしている状況で、揃っての練習ができないとのことで、今年の音楽会を中止し、学年毎の発表会に切り替えるとの連絡がありました。
ともかく、早めにブログを書き上げて、早く寝るなど、健康維持に気を遣うこととします。

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Posted by miki at 00:00Comments(2)学校

2009年10月29日

姫路出身者の話題



姫路出身者の話題。1人は落語界の大御所・桂米朝師匠に文化勲章

桂米朝氏に文化勲章 文化功労者に元横綱大鵬の納谷氏ら(asahi.com)
政府は27日、名城大教授で材料科学の飯島澄男氏(70)、落語家の桂米朝氏(83)=本名・中川清=ら5人に文化勲章を贈ることを決めた。
(中略)
文化勲章で、落語家の受章は桂米朝氏が初めて。
もう一人は、ジョージマン北さん。モノマネをしている城島捕手阪神入団を決め、関西の仕事が増えそうだという話題。

ジョージマン北「仕事増えそう」(デイリースポーツ)
城島健司捕手のそっくりさんとして、本人公認で活躍しているお笑いタレント・ジョージマン北(43)が、城島の阪神移籍決定を受け、マリナーズのユニホームを脱いで縦じまに袖を通し、自身の移籍完了をアピールした。
(中略)
兵庫県姫路市出身で、子供のころは阪神ファン。今回の移籍はもちろん大歓迎で「ぜひとも頑張ってほしい」とエール。ただ「これで僕の仕事も増えそうです。オファーもきています」と、こちらもホクホク顔だった。
一時期ホークスファンだったそうですが、また阪神ファンに復帰したそうです。

どちらも、頑張ってください。

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Posted by miki at 00:00Comments(0)芸能

2009年10月28日

マイクロソフトが無料のウイルス対策ソフトを配布

Microsoft Security Essentials

Windows7が発売になりましたが、搭載パソコンは新型だけあってまだ高いんだろうな・・と思っていたら、OS搭載で29820円からあるのですね(HPのサイト)。ちょっとビックリしました。

ところで、ウィルスチェックソフトはこれまでAVG Anti-Virus Free Edition を使っていたのですが、マイクロソフトからも無料のソフトが出たので、変えてみました。

マイクロソフトの無料対策ソフト、公開から1週間で150万ダウンロード(ITpro)
Security Essentialsは、ウイルス(悪質なプログラム)を検出・駆除するソフト。同社が販売している企業向けセキュリティ対策ソフト「Forefront」と同じウイルス検出エンジンならびにウイルス定義ファイルを採用。市販のセキュリティソフトと同様に、パソコンに常駐してリアルタイムでウイルスを検出する。
ダウンロードもインストールも簡単で、使いやすい。とてもいい感じです。

有償ソフトでも、期限切れなどで更新してない場合は、リスクが高まるので、この際乗り換えるのも手かもしれません。

参考
マイクロソフト担当者に聞く、ウイルス対策無償提供の狙い(INTERNET Watch)

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Posted by miki at 00:59Comments(0)IT

2009年10月27日

選ばれる空港への脱皮。成田新時代

成田空港

成田がいい感じになってきましたね。

発着30万回へ成田新戦略(YOMIURI ONLINE)
航空アナリストの杉浦一機さんは羽田の国際化はさらに進むと予想した上で、「パリやロンドンも首都圏で複数の空港があるが、それぞれの空港が周辺の住民を利用者として受け入れることで住み分けている。成田も周辺地域の市場を拡大できれば、首都圏の航空需要が将来増加することもあり、羽田と共存できる」と話している。
前原国交相の羽田ハブ化構想に対し、地元では「オール千葉で成田振興を提案しよう」という声が高まってきた。
成田はこれまで、東京の国際空港担当という位置づけでした。しかし、「千葉の空港」ということをもっと意識したほうがいいと思います。成田空港は、千葉県の武器であり、宝物です。

やっと、国内線も積極的に増やして、国内-国際便の乗換が便利な空港を目指そうという姿勢を鮮明にしてきました。そもそも、今時、国内線も国際線もありません。国境などいちいち意識して活動している企業も減っているし、観光客だってそうでしょう。

羽田も国内線も国際線も飛ばす、成田も国内線も国際線も飛ばす。韓国などおよびもつかないほど、日本には航空需要がある。だからこそ韓国の航空2社はこれまで日本市場を狙ってきたのです。

成田は遠いというけれど、成田周辺から見れば羽田は遠い。貧弱な地方空港しかもたない県でも、海外航空会社などに県知事自ら飛行機を飛ばしてもらうようトップセールスをしています。
それに比べて千葉県が如何に恵まれていることか。この世界的に有名で歴史ある国際空港を、最大限活かして盛り上げていけば、千葉県の未来は明るいと思います。

参考
知事訪韓・訪ロの結果概要(9月4日(金)~7日(月))について(鳥取県) - 9月4日(金)から7日(水)までの間に、平井伸治(ヒライシンジ)鳥取県知事が尹永斗(ユンヨンドゥ)アシアナ航空代表取締役社長等との会談およびロシア沿海地方における「鳥取週間」事業にあわせ韓国とロシア沿海地方を訪問しました。(記事より)
知事記者会見(岡山県) - 現在週3便の運航となっております「岡山~ソウル線」の増便要請につき、千田県議会議長さんと岡﨑空路利用を促進する会の会長さん等とともに、明日大韓航空本社を訪問することといたします。(記事より)
千葉の知事も、国土交通大臣に向かうパワーの一部を海外の航空会社に回し、世界中から航空会社を引っ張ってきて欲しいものです。

以下は、成田も関空もがんがん増便するでーという話題。
トルコ航空、成田・関空路線増便で日本市場拡大へ-デイリー運航めざす(トラベルビジョン) - TKでは2010年3月28日から、成田/イスタンブール線を週4便から6便に、関空/イスタンブール線を週3便から4便に増便する。また、2010年がトルコにおける日本年であることから国や人との相互交流が深まると予想しており、航空路線の拡大でさらなる需要を取り込み、今後デイリー運航につなげたい考えだ。(記事より)
デルタ航空、関空/シアトル線に就航へ-来年夏スケ、成田線の増便も(トラベルビジョン)
チェジュ航空、関空/金浦線に就航-仁川線も増便でスケジュール調整(トラベルビジョン)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)航空

2009年10月26日

バスターミナルに農産物直売所も。神姫バスが農業ビジネス



政府の雇用対策本部など、マスメディアでも話題にのぼることが多くなった農業。若者メディアでも脚光を浴びています。

渋谷発“ノギャル”は農業革命を起こせるか? (Business Media 誠)
東京・渋谷の繁華街に集まってくるギャルの発信で、農業が今、若者たちの脚光を浴びている。自分たちの着こなしを思い思いに楽しみつつ、泥にまみれながらの米作りや夏野菜の栽培に励むギャルたちは「ノギャル」と呼ばれ、近ごろはテレビなどでの露出も増えるばかり。その勢いはとどまるところを知らない。
さて、姫路に本社がある神姫バスが、農業ビジネスに参入します。

神姫バス、農産物を出荷 卸と提携、小売りも検討(NIKKEI NET)
路線バス会社の神姫バスは16日、農産物の仕入れ・販売を手掛けるグレースファーム(兵庫県姫路市、井上智裕社長)と提携し、農業ビジネスに参入すると発表した。
(中略)
グレースファームは農産物卸会社の三五屋青果(同)が4月に設立。地元農家を中心に青果物を集め、小売店などに販売している。神姫バスはグループ内に約 2700人の従業員と、OBも多く抱える。農業も手掛ける同社の関係者に出荷を依頼するほか、近隣の住民にも声をかけてもらいグレースファームへの出荷を呼びかける。
将来はバスターミナルに農産物直売所を設けるとか。神姫バスグループで働きながらも、副業で農業をやってる人が多いから、そうした人脈を活かそうということなのでしょうか。

姫路市の農家は、全国平均や神戸市などに比べても圧倒的な「片手間農業」です。

統計でみる姫路の農業(姫路市)によれば、主業農家(農業所得が主な農家)の比率は、全国平均や神戸市が14~15%なのに対してたったの1%程度にすぎません。
つまり農業で食べているわけではなく、農業をしていても神姫バスのグループ企業など地元の企業で働いている率が高い。
では姫路でとれる農産物が不味いのかといえば、気候条件から言っても、実感としても全く逆で、極めて美味しい。じゃあ姫路でとれた美味しい農産物はどうなっているかというと、その多くが、つくった人自身が食べてしまっています。自給的農家の比率は神戸市が25%に対して姫路では55%もあります。

神姫バスの記事を見て思ったのが、こういう美味いんだけど流通に乗らない農産物をうまく流通させると、面白いと考えたんじゃないでしょうか。

私の生まれ育った環境では、誰々さんに野菜や米を貰ったとかあげたとか、そういう一般の流通に乗らない農産物が結構な量になる気がします。肉や魚はスーパーで買うけど農産物はあまり買わなくて、畑や田んぼで作ってるとか、よく貰うとか。
いかなごのくぎ煮がうまくできたので、あげたとか貰ったとかいうあのノリです。

農業ビジネスというと大そうですが、たくさん農産物ができたときはバスターミナルで売ってもらってもいいよ、みたいなノリの延長かなぁという気がします。
気候が温暖で、肥沃で良質な土地柄、美味い野菜が多いので、なかなか面白い新規事業だと思いました。

参考
播磨いかなご戦争?(372log@姫路) - イカナゴのくぎ煮が全国に出回らないのは、数量が限られるからです。そこで、知り合いにだけでもこっそりと送ってあげようというのが、播磨の風習になっています。(ブログより)
お米がたくさんできました(372log@姫路) - 姫路市でもお米がたくさんでき、稲刈りまっ盛りです。農業の盛んな神戸などと異なり、姫路は専業農家が少なく、自給(自分で食べるために作っている農家)が過半数を占めます。(ブログより)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)企業

2009年10月25日

今年は特別。秋開催の桜山公園まつり



姫路市青山~太市中にかけて広がる桜山公園一帯で、今年も桜山公園まつりが開催されます。
例年は夏に開催されているのですが、今年は11月1日、秋開催となります。

桜山公園まつりのサイト

姫路科学館星の子館姫路市自然観察の森兵庫県立こどもの館の4施設が共同で開催するもので、例えば姫路科学館では科学の屋台村が開催されます。

昨年は各施設の熱気もさることながら、外気温が39度(我が家の自動車外気温計調べ)というとんでもない暑さでした。何せ、屋外展示もあるので、大変。
今年は、その心配はなく、むしろ防寒対策に気をつけたほうがいいかもしれません。

参考
盛況の「科学の屋台村」。灼熱の桜山公園まつり(372log@姫路) - 昨年の様子。

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Posted by miki at 00:00Comments(0)観光

2009年10月24日

神戸空港あれこれ

神戸空港

神戸-那覇便のダイヤが発表になっています。前売りだと8800円からあるのですね。

神戸-那覇線、片道1万9800円 スカイマーク(神戸新聞)
5種類の事前予約割引もあり、搭乗日10日前までの予約「前割10」は大人1万2800円。21日前までの「前割21」は8800~1万1800円となっている。
SKYは、来年3月12日から神戸-新千歳線(1日1往復)の定期便を就航させ、来年1月からは神戸-羽田線も1往復増便し計6往復にする。
ところで、南海電鉄の会長がなんか言ってます。

神戸空港:関西財界幹部が「廃止」(毎日jp)
関西経済同友会山中諄(まこと)代表幹事(南海電気鉄道会長)は22日の会見で、関西国際大阪、神戸の3空港について「関西に三つの空港は必要ない。関空をハブ(国際拠点)空港、伊丹を地方空港とし、神戸は廃止するのがよい」と述べ、神戸空港を廃止することで関空のハブ空港化を目指すべきだとの考えを表明した。
仮に「関西に三つの空港は必要ない。関空を廃止すべきだ」というなら(ある意味)英断としてニュースになるでしょうが、南海電鉄や南海バスに関係ないほうの空港を廃止せよというのは、商売人としては自然で、驚きもありません。商道徳として問題だという取り上げ方なら多少ニュース性はありますが。
ちなみに、南海バスは姫路-関空間にも他社と共同運行でバスを走らせています。

ま、所詮鉄道事業者の発言であって、実際に空港に乗り入れる航空事業者の発言ではありませんから、聞き流しておけばいいのではないでしょうか。

府知事が伊丹空港廃止を言ったところで何の権限もありませんが、鉄道事業者も、全く関係ない空港のことをとやかく言ったところで、何の権限もないでしょうしね。

P.S.
それにしても関西財界とやらは、なんでもっと前向きな発想をしないのでしょうか。行ったことのある人ならわかると思いますが、あんなちゃっちい地方空港の神戸空港を廃港にしたぐらいで、巨大国際空港に影響なんかありませんよ(笑)
どうしたら関空をもっと活かせるだろう。関空の近くに国際物流の拠点をつくろうよとか、国際貨物の世界企業を連れてきたぞとか、JALが減便するんなら、我々で航空会社をつくって中国に飛ばしまくろうとか。何でそういう話にならないのか。
地方空港をいじめてそんなに面白いか?

参考
神戸空港をどう活用する(発言 05/1/27 神戸新聞)
橋下知事「伊丹廃止も視野」。ただし権限なし(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00Comments(10)航空

2009年10月23日

市庁をWTCへ、府庁は関空近くに移したらどうか

りんくうゲートタワービル大阪府泉佐野市

関空近くのりんくうタウンで、アジア太平洋航空局長会議が開催されました。日本での開催は45年ぶりとのこと。

大阪で開かれたアジア太平洋航空局長会議に参加(辻元清美のつじもとWEB)
アジア太平洋航空局長会議(DGCA)に参加。アジア太平洋地域の各国の航空当局責任者が一同に会して、航空安全や技術協力などについて意見を交換する場だ。毎年各国で開催されているが、日本での開催は東京オリンピックの年以来45年ぶりとなる。
関空対岸のりんくうタウンは、各国から集まるには交通至便。航空がらみの会議だけでなく、もっとさまざまな国際会議に利用すべき。例えば、日中韓・シャトル外交の拠点にすべきです。

さて現在、大阪府庁を大阪市内のWTCに移そうという話があります。府知事と市長が共に乗り気です。

府議会に異例の大阪市長招致(asahi.com)
大阪市の第三セクター「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)への府庁移転を説得しようと、平松邦夫市長が21日、府議会の共産を除く4会派合同の意見交換会で質疑を受けた。
大阪市庁ではなく、府庁を移転させることに市長が躍起になっているという、ちょっと分かりにくい構図です。市と府の二重行政、ここに極まれりという感じですね。

一般に政令市都道府県並みの権限があるとされるので、政令市の大阪市と大阪府は、似たような権限になるのでしょう。庁舎がどちらも大阪市にあるから、余計に紛らわしいんだと思います。

確かに、足の引っ張り合いをするよりは協力しあうほうが望ましいですが、大阪市内の活性化に大阪府が口を出したり、まして府庁を核として市域の街づくりをしたりというのは、どこかおかしいのではないでしょうか。

庁舎を核にまちづくりをするというなら、WTCに市庁舎こそ移すべきです。府庁舎のほうは、大阪市や堺市といった政令市を避け、関空近くのりんくうタウンに移してはどうでしょうか。
世界的にみてもトップクラスの関空を、大阪という地域のために最大限活かす。そのため、府庁を関空近くに移転し、周辺市とともに真剣に地域づくり、活性化に取り組むべきと思います。

府知事は、関空のために「伊丹を廃港に」などと言っていますが、潰し合いじゃなくて、活かし合いが必要です。関空ほどの素晴らしい空港を、周辺地域は、最大限活かしきれているのか甚だ疑問。
他の空港の攻撃ばかりしていないで、府知事自ら関空周辺を拠点として、朝から晩まで活性化を考えたらどうでしょう。

仁川空港の周辺にも新都市を建設しているのと同様に、関空周辺はまだまだ可能性があると思います。

参考
アジア太平洋航空局長会議、日本で45年ぶり2回目の開催(WING DAILY)
航空管制協力へ初の共同声明 アジア太平洋の各国(京都新聞)
韓国:世界第6位18.4キロの橋 仁川空港周辺に新都市(毎日jp)
二重行政無駄遣いの根源 解消を(神戸新聞) - 重複の構図は都道府県と市町の間にもある。兵庫県が地域密着、現地解決を掲げ二〇〇一年、県内六カ所から十カ所に増やした県民局。政令指定都市の神戸市にも農林水産、県税、土木の各事務所を統合した神戸県民局が初めて置かれ、市とは別にまちづくり支援などにも乗り出した。(記事より) ← 神戸のまちづくりは神戸市に任せればいいのではないでしょうか。そもそも県庁舎を政令市の神戸に置く必然性はあるのか?

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Posted by miki at 00:07Comments(0)政治

2009年10月22日

朝青龍の秋巡業参加は3年ぶり。明日は姫路場所

県立武道館姫路市西延末

福祉大相撲姫路場所が、いよいよ明日に迫りました。

姫路・武道館で秋巡業-「福祉大相撲姫路場所」開催迫る /兵庫(Yahoo!ニュース/みんなの経済新聞ネットワーク)
日本大相撲協会が行う秋巡業「福祉大相撲姫路場所」が10月23日、兵庫県立武道館(姫路市西延末)で開催される。
(中略)
朝青龍の秋巡業参加は3年ぶり。
今回からは、出欠が取られたせいか、18日の横浜巡業では、幕内と十両の全力士が顔を出したそうです。

参考
けいこ厳格化の秋巡業開始 関取は全員参加(47NEWS) - 秋巡業は23日の兵庫県姫路市から再開し、11月1日の山口県周南市まで合計9日間行われる。(記事より)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)スポーツ

2009年10月21日

求ム!鉄道会社の社長

北条鉄道

雇用情勢が思わしくない世の中で、社長を一般公募する鉄道会社が播磨にあります。

3セク鉄道が社長公募 兵庫の北条鉄道(神戸新聞)
社長には、柔軟な発想力や会社再建への情熱があり、経営感覚に優れた人を求めている。報酬は年700万円程度。12月下旬に着任し、半年間副社長を務めた後に昇格。中川社長は会長に就任する。
(中略)
応募は22日から、所定の申込書に同鉄道をテーマにした論文を添え、加西市経営戦略室(TEL0790・42・8700)へ提出。11月24日消印有効。
北条鉄道と言えば、ボランティア駅長でも有名ですが、今度は社長と部長を一般公募とのこと。

どんなユニークな社長が誕生するか、楽しみですね。

参考
加西・北条鉄道に熱い視線 ファン拡大で収入増(神戸新聞)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)鉄道

2009年10月20日

LRTを気軽に実現?広まるかBRT

ソウル

国土交通省が推進するLRT(ライトレール)ですが、計画を中止したり、反対するニュースが目に付きます。

堺のチンチン電車なくなる? 新市長、LRT「中止」(asahi.com)
「完全に中止したい。採算性がなく、町全体の景観モデルにも合わない」。8日に初登庁した竹山修身・堺市長は就任会見で、南海高野線堺東駅南海本線堺駅に新設予定だったLRTの中止を明言した。
LRT反対姿勢を確認 党勢拡大目指し塾開講へ 民主県連(下野新聞)
民主党県連は5日、宇都宮市内で幹事会を開き、同市が検討を進める次世代型路面電車(LRT)について、あらためて反対の姿勢を確認し、今後、表明することを決めた。
LRTは、行き過ぎた自動車依存を見直し、主に街中での公共交通利用を促進する目的で考えられました。

しかし、地下鉄ほどではないにしろ、軌道を敷設して運行や車両を維持管理するにはコストがかかり、独立採算は難しい状況があります。
日本では既存の路面電車の車両を低床型に更新する例もありますが、新規に軌道を敷設したLRTは、まだ事例がないように思います。富山もJRの廃線利用ですしね。

しかし、LRTと同様の効果が期待でき、コストも安価で迅速に行う方法があります。姫路の姉妹都市・ブラジルのクリチバで始まったといわれるBRT(Bus Rapid Transit)です。

バスを専用走行路を走らせることで、定時性を確保するシステム。名古屋基幹バスと異なり、一般車のレーン乗入れを認めていません。

このBRTに、アジアで初めて本格的に取り組んだのがソウルです。

ソウル市 BMS ~アジア初の本格的BRT(交通とまちづくりのレシピ集)
2002年に就任したソウル市の李明博市長は、新たに策定した「ビジョンソウル2006」(ソウル市の長期計画。日本でいえば市町村総合計画=市町村マスタープラン)の中で「公共交通システムの再編」として、非効率なこれまでのバスシステムを改善し、地下鉄中心からバス中心に変更していくことで、公共交通の分担率を46.3%から75%に向上することを目標とすることを表明し、具体的な対案として全面的な変更を実施し、クリチバ型のBRTシステムを基軸とする新たなバスシステムを形成しています。
常々、バスの持つ威力、柔軟性には注目しているのですが、比較的安価かつ迅速に、自動車依存からの切り替えに効果があるこの考え方は、日本でも大いに参考になるように思います。

参考
「躍動の都市、ソウルを行く」第2回 交通システムの改編(みずほ情報総研株式会社)
世界一革新的な、姫路の姉妹都市(372log@姫路) - クリチバの話題。
急ぐときはバスで行こう(372log@姫路) - 公共車両優先システムの話題。

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Posted by miki at 00:58Comments(4)バス

2009年10月19日

おかーちゃんのハブ空港議論。実は大当たり

荒川神社姫路市井ノ口

昨日は、荒川神社の祭りでした。相変わらず、狭苦しい境内に、屋台と露店と担ぎ手と見物客がひしめき合う、イモ洗い状態でした。

同じようなネタばかりで、いよいよ誰も読まなくなるんじゃないかと思うのですが、またハブ空港ネタ。

ハブ空港議論 おかーちゃんの反応は?(無光塾ブログ)
羽田のハブ空港化が話題になっている。
それを横で聞いていたおかーちゃん。
「ハブ空港って沖縄にあるんやろ?なんで橋下さんが怒るんや?」
ハブ(毒蛇)空港?
確かに、コウノトリ但馬空港なんてのもあるから、「那覇ハブ空港」なんてのがあっても、全然おかしくありません。

いえ、それどころか、全日空は来週から那覇空港をハブ空港にするのです。マジでっせ。

那覇空港をアジア向け貨物のハブに、全日空、10月26日から(NIKKEI NET)
全日本空輸は29日、沖縄・那覇空港を10月26日からアジア向け貨物の中継基地(ハブ)として稼働させると発表した。グループで国際宅配サービスを手掛ける海外新聞普及(OCS、東京・港)と協力し、成田羽田関西の国内3空港から那覇空港に荷物をいったん集め、仕分けした上でソウル、上海、香港、台北、バンコクの5拠点に運ぶ方式にする。アジア地域への配送にかかる時間を半日から1日程度短縮する。
潰れかけの日航を横目に、全日空は着々と、那覇を貨物ハブ空港にしようと進めていたのでした。

昨日のブログで、荷物は文句を言わないからハブ化が優位と書いてましたが、わが国最強の航空会社は、既にきちんと要を押さえていたのでした。「羽田ハブ化論議」というのは、政治ショーの色合いが強いのではないかという疑いが・・。

ハブ空港をどこにするかというのは、国土交通大臣や地方の首長が決めるんじゃなくて、航空会社が戦略で決めるものです。

直感に頼った(?)おかーちゃんのハブ空港議論が、最も的を得ていたという、オチでした。

参考
ピント外れの羽田ハブ化論議(372log@姫路) - 航空貨物の場合は、乗換型のハブ化で問題ありません。荷物は文句言いませんから。しかし、相手が人間の場合は、可能な限り直行型を選ぶ。供給者論理では乗換型、利用者論理では直行型を選択するのです。(ブログより)

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Posted by miki at 00:16Comments(0)航空

2009年10月18日

ピント外れの羽田ハブ化論議

羽田空港

国土交通大臣の「羽田空港ハブ化」発言から、予想を超える大騒ぎに。森田千葉県知事の大げさなパフォーマンス「千葉県は怒りますよ」から一転、「今夜はよく眠れそうです」で、一旦は終息しましたが、火種は残っているとも報道されています。

13日のブログで、
ハブ空港にこだわりすぎる単純な論議にも疑問があります。
日本からせいぜい数時間のアジアに飛ぶのに、わざわざ乗り継ぎをしたい人はいません。
(中略)
大事なことは、航空利用者視点の利便性やコストパフォーマンス。日本にハブと呼ばれる空港があろうがなかろうが、そのこと自体に大した意味はありません。
と書きました。また、昨年9月のブログで、
「ハブ空港」というのは、主に供給者の視点です。しかし、ボーイングのいう「ポイントトゥポイント」というのは、乗客の率直な要求に基づいた発想です。787に代表されるように、航続距離が伸びていけば、今よりもハブ空港の役割は低下し、必要な都市間をダイレクトに直結するニーズが強まっていきます。アジアのハブ空港を目指してあらゆる航空需要を関西空港に集中させることに成功した頃、世の中の大勢は「ポイントトゥポイント」になっていましたというのではショックが大きいので、都市型空港の神戸伊丹を廃港にするのだけは思い留まって欲しいですね。
と書きました。

航空業界でも、「ハブ化」と「ポイントトゥーポイント」、つまり乗換型と直行型の2つの考え方が並存しています。
航空貨物の場合は、乗換型のハブ化で問題ありません。荷物は文句言いませんから。しかし、相手が人間の場合は、可能な限り直行型を選ぶ。供給者論理では乗換型、利用者論理では直行型を選択するのです。

供給者論理で乗換型が優位ということは、利用者側から見ると、低コストということ。だから、直行型を中心に考えつつも、コストバランスを考えて乗換型(ハブ化)も組み合わせていくと考えるのが妥当。

日本からの国際便の中で重要性を増すのは、アジア便。比較的短距離ということと、多様な地点への多頻度運航ということになり、全体的には乗換型(ハブ化)よりも直行型が主流になると思います。
ハブ化は補助的な役割に追いやられていくのです。

つまり、北米路線とアジア大陸を中継する成田のような国際間ハブ空港に比べて、(前原大臣が問題にしている)国内・国際ハブ空港は、小さな問題だということです。そもそも国際間ハブ空港の仁川と比較すること自体が議論の的を外しています。

交通計画・交通政策が専門の加藤浩徳氏は、「地方空港は海外と直結すべき」と言います。

地方空港は海外と直結せよ(日経ネットPLUS - 無料会員登録要)
日本には100弱の空港がある。日本航空の経営危機に絡めて空港の数が多すぎるという議論があるが、基準が不明確だ。収支をきちんと公開した上で地元住民が存続を判断すればよい。地方空港は海外との直行便を増やすなど利用客増の方策を打ち出すべきだ。
(中略)
すでに整備した空港は有効活用するのがまっとうな発想だ。地方空港は国際線を増やすのが利用客増の近道だろう。地方の住民が羽田空港経由で成田空港から海外に行くのは利便性に劣る。路線開設の自由化(オープンスカイ)が前提となるが、地方空港と海外を結ぶ直行便を増やせばよい。
(中略)
ハブ空港の発想は航空会社の論理だ。大型機で大勢の旅客を1度に運べば収益性は高い。顧客の利便性は乗り継ぎより直行便の方が高い。地方空港は羽田便の維持だけに注力するのではなく、アジア各国の都市と結ぶという発想の転換が必要だ。地方空港問題はアジアの中の地域間競争を勝ち抜く知恵を絞る好機だ。
特定の空港をハブ化したいというのは、その空港がある地域にメリットを及ぼすと考えられているから。羽田ハブ化に、東京神奈川の知事は評価するとコメントしているし、千葉の知事は激怒。関空ハブ化を唱えるのも大阪の知事です。

つまり、大抵の人は、国全体や利用者のことを考えて「ハブ」「ハブ」と言ってるわけではありません。地域間競争の一手段に過ぎない。あたかもそれが国全体のためになるとか、関西全体のためになるという言い方をしますが、惑わされてはいけません。

人の意見は、誰のために言っているのか(または言わされているのか)が重要ですが、「ハブ論議」では、地域間競争をそのまま反映した発言のオンパレード(笑)

事実、ネットで九州関連のサイトを見れば、熊本にハブ空港を・・とあるし、北海道にも千歳をハブ空港に・・とある。「ハブ空港」の持つ語感の魅力に溺れる地域がなんと多いことか。

現実の魅力は言うほどでもないような気がします。もう少し、冷静に・・

参考
【トップインタビュー】「PHP総合研究所」代表取締役社長 江口克彦氏(7)(九州企業特報) - 熊本は韓国・仁川を超えるハブ空港をつくればよい。(記事より)
国際ハブ空港への提言(中川義雄ホームページ)- 最適地は千歳・苫小牧地域(記事より)
ハブ アンド スポークス VS ポイント トゥ ポイント なのだ(初級者FS2004と(FSⅩ)日記)

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Posted by miki at 00:00Comments(6)航空

2009年10月17日

和田山-姫路間が980円に。播但道割引拡大

拡大(兵庫県道路公社)

今月26日から、播但連絡道路の割引が拡大します。

播但連絡道路、料金割引を拡充 26日から(神戸新聞)
播但連絡道路の通行料金割引が26日から拡充される。土日・祝日の普通車割引は、時間帯を「午前9時~午後5時」から終日に、平日深夜(午前0~4時)割引は、対象をトラック・バスから全車種に拡大する。現金払い、自動料金収受システム(ETC)利用とも対象。
平日通勤時間帯割引(午前7~9、午後5~7時)は、ETC搭載車のみが対象。普通車から全車種に拡大した上で、割引率も2割から3割に上げる。
中国道山陽道は、休日1000円割引の対象なので、あまりインパクトはありませんが、播但道は、ETCだけでなく現金でも割引くので、ETCを搭載していない人には、意義は大きいですね。

一方、高速道路無料化のほうは、10年度予算に5千億円計上されています。

高速無料化に5千億円 概算要求で国交省方針(asahi.com)
10年度当初予算の概算要求で国土交通省は、民主党がマニフェスト(政権公約)に掲げる高速道路無料化の財源として約5千億円を要求する方針を固めた。
(中略)
地域や曜日、時間帯などを限定して無料化し、経済効果も含めて影響を検証しながら11年度以降、段階的に無料化の範囲を広げていく方向で検討している。
同じ実験するなら、敢て実験しなくても何の問題も起きそうにない極端な田舎ではなく、都会から田舎まで多種多様な山陽・中国道で実験したらどうでしょうか。

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Posted by miki at 00:00Comments(2)クルマ

2009年10月16日

みんなが乗るなら乗る



ホンダが、簡易ハイブリッドを開発するとのこと。

簡易HV、ホンダ新兵器 発進時限定システム開発へ(FujiSankei Business i.)
ホンダは14日、エコカーの主軸と位置付けるハイブリッドシステムで、新たに軽量・小型・低コストの「マイクロ・ハイブリッド」を開発する方針を明らかにした。
(中略)
街乗り用途を中心にした小型車は消費者の低価格志向が強く、現行システムではコスト的に限界があり、簡易型へのニーズは大きい。伊東社長も「(マイクロ・ハイブリッドは)だんだん当たり前になっていくのではないか」と普及に自信を示している。
新しい技術に(たとえ高価でも)飛びつくのはせいぜい2割ぐらいまででしょう。あとの8割のうち、6割くらいは「みんなが乗るなら乗る」。

この「みんなが乗るなら乗る」という人たちは、高価なのはだめ。普及価格でないといけません。
今後、一部は電気自動車に興味を示し始めるでしょうが、大多数の人は、「リーズナブルな」ハイブリッドに向かうだろう。そんな狙いでしょうかね?

P.S.
残りの2割は、「みんなが乗るなら乗らない」人とか、「みんなが乗っているものに、そもそも関心がない」人とか。
数年後の私かも・・

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Posted by miki at 01:15Comments(0)クルマ

2009年10月15日

伊丹存続という当たり前の選択

航空機需要予測(日本航空機開発協会)

前原国土交通大臣が、伊丹存続という当たり前の選択を明言しました。

伊丹空港は存続=前原国交相(時事ドットコム)
前原誠司国土交通相は14日午前、国交省内で兵庫県伊丹市の藤原保幸市長と会談した。藤原市長は関西3空港(関空、伊丹、神戸)のあり方について、「地域のニーズに合わせた航空政策を実施してほしい」と要請。伊丹空港廃止への懸念を口にする同市長に対し、前原国交相は「(廃止を)心配していただかなくてよい」と応じた。
森田千葉知事との会談からわかった、前原国土交通大臣の頭の中はこうです。(例のパターン・・(笑))

1 国際線の需要は今後ますます伸びる
2 羽田(昼間)アジア便、羽田(深夜早朝)欧米便、成田(昼間)欧米便 と棲み分ける
3 羽田も成田もこれまでより増便する。それでもまだ需要に追いつかない

インフルエンザや世界不況など、短期的には国際便の需要は頭打ちになっていますが、前原大臣の頭には、中長期的には国際線の需要が増えるという前提があります。
ここが、マスメディアや関西の某知事と根本的に異なるところです。

伊丹廃港と言う人の頭の中には、限られたパイを国内の空港で奪い合うという図式が刷り込まれています。だから、関空のために伊丹をなくせというわけです。

読売新聞もそんなことを書いてますね。

羽田空港 ハブ化推進は当然の選択だ(10月14日付・読売社説)
伊丹、神戸両空港と客を奪い合う状況が変わらなければ、債務が減っても立て直しは難しい。伊丹の廃止・大幅縮小も視野に入れ、関西の空港行政を見直すことが支援の大前提となる。
東京の記者が関西を牽制するために書いたのかもしれませんが、近視眼的なピント外れの意見です。
前原さんは大臣就任直後から、観光立国を口にしていますし、鳩山政権は東アジア共同体を口にしています。ブロック経済にでも走らない限り、日本-アジア大陸間の航空需要は、増えざるをえないのです。

航空産業は成長産業。アジアが世界最大の旅行市場に(372log@姫路)
JALの経営不振が報道される中、航空分野の将来性に疑問を持つ人も多いと思いますが、事実は全く逆。航空ほど将来性のある分野はありません。
ボーイング「アジアが世界最大の航空市場に」(インド新聞)
民間航空機部門マーケティング担当バイス・プレジデントのランディ・ティンゼス氏は、「世界の航空旅客市場でアジア地域が占める割合は、現在の32%から20年後の2028年には41%に上昇するだろう。また、アジア市場の成長こそが世界市場の復興をリードするものと期待している」とコメントしている。
つまり、羽田も成田も関空も伊丹も神戸も、拡張できるものは拡張、使えるものは全部使い、空港機能を強化・国際化しないといけません。

そういう方向では、前原大臣は一貫していると感じますね。関空よりも利用者の多い伊丹を縮小したり廃港にするなんて、おおよそ出てこない発想でしょう。読売や某知事にも冷静に考えていただきたいですね。

参考
森田千葉県知事が前原国交相と会談、羽田・成田の一体的運営に理解(ロイター)- 前原国交相は、羽田・成田空港の現在の拡張計画が実現すれば両空港の発着回数は合計で現在の年間50万回から71万回に増えるが、「需要は2030年に年94万回まで増え首都圏空港の容量不足が続く」との予測を示し、羽田・成田ともに国際線の需要拡大の恩恵を受けると強調した。(記事より)
前原国交相、福岡空港の滑走路増設に「お墨付き」(asahi.com) - 前原誠司国土交通相は14日、福岡県麻生渡知事と会談し、福岡空港の滑走路の増設を進める考えを示した。(中略)福岡空港については那覇空港とともに「能力をアップしなければいけないことはよくわかっている」との認識を示し、「今までの方向で進めていこう」と述べたという。(記事より) ← 空港について、使えるものは全部使う・強化するというのは当然です。
空港が足りない(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00Comments(6)航空

2009年10月14日

平成の大修理が始まった姫路城



姫路城の大修理が始まりました。

姫路城改修工事「平成の大修理」始まる-来春から一時登閣不可に /兵庫(Yahoo! Japanニュース)
11月16日からは、大天守をすっぽりと覆う素屋根の資材を運ぶための補強工事が始まり、12月30日まで喜斉門付近の通行が規制される。
素屋根の建設が始まる2010年4月12日までは通常通りの見学が可能だが、素屋根の工事が始まると完成するまでの約10カ月間は大天守内部への入場ができなくなる。
(中略)
2014年夏ごろから素屋根の解体工事が行われ、きれいにお色直しを済ませた大天守が徐々に現れる。
ただ、素屋根の建設が始まるのは来春なので、それまでは天守閣が隠れるわけではありません。
この秋から春にかけてが、生まれ変わる前の姫路城の雄姿を堪能する、最後のチャンスとなります。

参考
【政治部遊軍・高橋昌之のとっておき】姫路城に行くなら今!(上)大天守が見られなくなる(MSN産経ニュース)

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Posted by miki at 00:34Comments(0)観光

2009年10月13日

日本にハブ空港がない? ハブ論議は冷静に

成田空港

前原国土交通大臣が、「日本にハブ空港がない」と言っていますね。

国交相、羽田の国際ハブ空港化示す 橋下知事と会談(asahi.com)
前原氏は「日本にハブ空港がなく、仁川空港(韓国)が日本のハブになっている」と会談後に記者団に延べ、2010年に羽田の発着枠が増えるのを機に国際化をさらに推し進める意向を示した。
この発言、引っかかる人もいるんじゃないでしょうか。

間違いだらけのハブ空港論(東雲の独語)
成田は現実に世界に冠たるハブ空港である。ユナイテッドANAJALアメリカンの提携のおかげで東アジア(特に中国線)の乗り継ぎ需要は相当なものであるし、豪州や南太平洋地域と欧州の間でもハブ空港の機能を果たしている。
それだけではなく、ユナイテッドとノースウェストは成田を自社のハブとしているのは周知のことだ。特にノースウェストのアジア線などは日本発着の旅客はわずかであり、アメリカからでも半分か三分の一の旅客は成田で乗り換えている。そのためにノースウェストは北米7都市(もうすぐデルタとの統合に伴う増便でNYアトランタソルトレイクシティーが入って10都市)からの便とアジア10都市の便をわずかな時間で接続させている。おかげで、以前に書いたように、午後1時ころから4時ころの成田の第一滑走路はアジア各地からのノースウェストの便が着陸し、アメリカ各地に飛び立っていき、まもなくアメリカからの便が到着して6時ころを境にアジア各地に飛び立っていく。こんな空港は世界に成田だけである。
成田は、世界有数の国際ハブ空港なんだという認識は、必要と思います。

前原大臣の頭の中はこうです。
1 日本には何箇所か国際空港があり、地方の人は地方空港から国際空港まで飛び、国際線に乗り換えるのが自然である
2 ところが、国際空港(と位置づけられる)成田や関空は、羽田や伊丹といった国内専用空港と離れているため、国内→国際線の乗換えが不便
3 国内→国際線の乗り換えが便利なハブ空港が国内にないので、結果として地方空港→仁川→国際線利用が増加している
成田は世界的な国際ハブ空港ではあっても、前原大臣の頭にある国内→国際乗り継ぎ空港としてのハブ空港ではないわけです。

「アジア諸国は大規模空港を次々造っていて、例えば韓国では国際ハブ空港である仁川空港を造った。しかし日本には国際ハブ空港がなく、世界から遅れている」という意見に対しては、「成田という国際ハブ空港がずっと以前からあり、北米路線を中心にアジアのハブ空港として君臨してきた」と切り返すことが可能です。

一方で、国内線と国際線を分離したため、国内→国際線の便利な乗り継ぎ空港としてのハブ空港は、存在しないということは言えます。
では韓国はどうかと言えば、ソウル市内には金浦という国内専用空港があり、韓国国内からの国内/国際ハブ空港は、存在しないということになり、日本と事情は大差ありません。

韓国は、国内よりもむしろ、隣国・日本や中国の経済力、航空需要に照準を合わせてハブ空港を運営していますが、そもそも韓国国内だけでは航空需要が足りなかったという背景があります。

「国際ハブ空港」と言われる空港には、アムステルダムスキポールシンガポールチャンギなど、自国の需要だけでは飛行機を飛ばせないから、他国同士を中継することで成り立つ空港が目立ちます。日本には、自国に旺盛な需要があったから、これまで、韓国のように「国際ハブ空港」を敢て必要としなかったのです。

ハブ空港にこだわりすぎる単純な論議にも疑問があります。
日本からせいぜい数時間のアジアに飛ぶのに、わざわざ乗り継ぎをしたい人はいません。北京にしろソウルにしろ、直行便が望ましく、例えば岡山から飛んでない路線があれば、広島から飛ぶといった対応の方がよほど自然。空港まで自家用車で移動するような地方の場合は尚更です。

結局、前原大臣が提起する問題は、地方空港から仁川を経由して欧米などの長距離路線に乗り換えるケースに限られると思います。
ただ近年は、搭乗航空会社の選択が、航空会社の国籍と言うよりも、スターアライアンスか、ワンワールドか、スカイチームかといった航空連合の選択に移りつつあり、連合の事情によって経由する空港の国籍は変わる。そんなレベルの話になりつつある気がします。
日本での空港乗り換えに拘る理由が、どれほどの意味を残しているのでしょうか。

大事なことは、航空利用者視点の利便性やコストパフォーマンス。日本にハブと呼ばれる空港があろうがなかろうが、そのこと自体に大した意味はありません。

参考
「羽田をハブ空港に」と前原国交相、橋下知事反発(YOMIUR ONLINE) - 「関空がハブ化しないのに、(府が関空に)お金を使うのはおかしい。府民生活に振り向ける」と反発、関空への財政支援を打ち切る可能性を示唆した。(記事より)←「ハブ空港」「ハブ化」という言葉を金科玉条のごとく取り扱う様が、滑稽に思えます。
ボーイング次世代機。心臓部は播磨から(372log@姫路) - 「ハブ空港」というのは、主に供給者の視点です。しかし、ボーイングのいう「ポイントトゥポイント」というのは、乗客の率直な要求に基づいた発想です。787に代表されるように、航続距離が伸びていけば、今よりもハブ空港の役割は低下し、必要な都市間をダイレクトに直結するニーズが強まっていきます。(ブログより)
神戸からJALを追い出し、新興航空社の国際便を(372log@姫路) - もうJALにとっての古き良き時代は終わっているのです。国交相は「できれば2社体制」というけれど、世界の現実に目を向けるとそうもいかない気がします。(ブログより)← 国際線は基本的に無国籍の世界。空港や航空会社の国籍に拘るというなら、国防上の理由なのか何なのか、きちんと理由を示さないと、情緒的に言ってるようにしか聞こえません。

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Posted by miki at 00:00Comments(8)航空

2009年10月12日

神戸-那覇便を、神戸-台北の那覇経由便に!



スカイマークが再来月から神戸-那覇便を飛ばします。

スカイマーク、那覇-神戸線12月25日就航 1日2往復を予定(沖縄タイムス)
国内格安航空会社のスカイマーク(SKY=東京、西久保愼一社長)は3日、新たな定期路線として那覇―神戸線を12月25日から就航すると発表した。運航便数は1日2往復の予定。
(中略)
SKYは10年上半期に国際線に参入し、第1弾として那覇―台湾(台北)の定期便を就航することも検討している。10月に決まる羽田空港の発着枠数を踏まえて最終判断する考えだ。
スカイマークは国際便にも積極的で、来年上半期には那覇-台北便を飛ばす予定。
ところが、羽田の発着枠が多く取れるようであれば、機材が不足するため那覇-台北便が延期になるのだそうです。

羽田の発着枠や機材のやりくりなど、恵まれない環境のなかでも国際便をなんとしても飛ばしたいスカイマークのやる気を感じますが、それなら、神戸-那覇便を台北まで延長して、神戸-台北の那覇経由便にしてはどうでしょうか。

スカイマークは、神戸を西日本の拠点空港にする中期計画を発表しているのですから、スカイマーク初の国際定期便を神戸発にするほうが、より望ましいと思います。

神戸が国際化することを懸念する勢力に対しては、「あれはあくまで那覇(国内)便メインです」と、説明することも可能ですしね。

参考
路線廃止?動けぬ自治体 日航経営再建、方針説明なし(神戸新聞) - 市は日航に再考を促すと同時に、市幹部が全日空本社を訪問し増便を要望する“二面作戦”を取る。スカイマークの西久保慎一社長にも、市長が電話で「神戸を西日本の基幹空港とする中期経営計画を前倒しし、路線増を」と訴えたという。(記事より) ← 事実上の「脱JAL宣言」かも。
神戸からJALを追い出し、新興航空社の国際便を(372log@姫路)
スカイマーク、神戸発着路線を大幅拡充へ(神戸新聞) - 中期経営計画によると、神戸関連は、今年十二月に那覇便(一日二往復)の定期運航を開始。2010年には新千歳便(二往復)、福岡便(四-六往復)を運航し、11-12年には熊本便(三往復程度)を就航させる方針。一四年までに航空機を小型のボーイング737-800型(百七十七席)に統一して現在の十機から二十機に増やし、一三-一四年に仙台、松山便を新設することも検討する。(記事より)
神戸空港マリンエア国際化

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Posted by miki at 10:46Comments(0)航空

2009年10月11日

太鼓の音が鳴り止まぬ

姫路市青山

今月に入ってから、週末を中心にあちこちで太鼓の音が聞こえています。
昨日は、青山と北条に行っていたのですが、どちらでもそれぞれの地区の神輿屋台を目にしました。

播州の秋祭りが本格化 飾磨まつり宵宮 姫路(神戸新聞)
播州秋祭りの本格開幕を告げる「飾磨まつり」の宵宮が8日、姫路市飾磨区の恵美酒宮天満神社浜の宮天満宮の両神社であった。
浜手(海岸沿い)は祭りが盛んと言われますが、そうでない地域でも、そこかしこで太鼓が鳴ってます。
東京は「ピーヒャラ」「ポンポコ」という軽妙な笛・太鼓ですが、播磨は「どーん」という重厚な太鼓の音で統一(?)されてます。
太鼓の音が聞こえてくると、いてもたってもいられないという人、多いですね。

参考
イケメン俳優も失踪。「播磨カレンダー」の季節(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)文化

2009年10月10日

東大が播磨に専用実験装置

東京大学

播磨に東京大学が15億円かけ、専用の実験装置を稼動させました。

東大ビームライン稼働 スプリング8専用実験装置(NIKKEI NET)
世界最大の放射光施設「SPring―8(スプリング・エイト)」(兵庫県佐用町)に、東大が専用の実験装置「ビームライン」を設置し、このほど稼働させた。スプリング・エイトにはすでに、トヨタ自動車など企業や大学が設置している専用ビームラインがあるが、東大のラインはそれらと比べ、放射光が数倍明るいなどの特徴を持つ。
兵庫県立大学理学部を姫路から播磨科学公園都市に移転しましたが、いっそのこと、東大の理学部も、東京・本郷から播磨に移したらどうでしょうか。国策として文部科学省に検討していただきたいですね。

参考
東京に引きこもらない大学(372log@姫路)
播磨に東京大学が進出か(372log@姫路)
上海にも「スプリング8」(372log@姫路)
世界大学ランキング 東大22位 京大25位 英誌(asahi.com) - そもそも、世界最大の顕微鏡を持ってるのに、22位にしかなれないのは、顕微鏡と学校が離れているからに違いありません。

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Posted by miki at 00:00Comments(0)学校

2009年10月09日

加古川に棋士が集合。来月、第35回将棋の日

(写真は関係ありません)

来月、加古川で将棋イベントが開催されます。

羽生名人、久保棋王の公開対局も 加古川「将棋の日」(神戸新聞)
11月7、8日に加古川市で初開催される「将棋の日」イベントの参加者を実行委員会が募っている。同市出身で3月に初タイトルを獲得した久保利明棋王と羽生善治4冠の公開対局や、プロ棋士との交流会など多彩な催しを楽しめる。
2日間にわたって、プロ棋士の対局指導対局ジュニア戦NHK公開イベントなどがあります。

鳥取県琴浦町では子ども将棋合宿もあったみたいですね。(参考 毎日jpの記事

P.S.
最近、小学3年の次男に勝てなくなりました。

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Posted by miki at 01:47Comments(0)社会

2009年10月08日

航空産業は成長産業。アジアが世界最大の旅行市場に



JALの経営不振が報道される中、航空分野の将来性に疑問を持つ人も多いと思いますが、事実は全く逆。航空ほど将来性のある分野はありません。

日本に経済発展をもたらす航空産業(2009. 4 RIETI LETTER)
昨年の秋以降、金融危機が世界を襲い経済停滞を引き起こしていますが、このような状況下でも将来的に大きな成長が見込まれている分野がいくつかあります。航空産業がそのひとつです。
(中略)
日本のように人口密度が高く、しかも周囲を海にかこまれている国にとって、航空輸送の重要性は強調するまでもありません。特に日本を含めたアジアの航空輸送の成長は世界平均を上回ることが予想されており、航空産業の重要性はますます高まっています。
前原国土交通大臣もテレビで言ってました。

国内線9割が採算割れの日本航空は大臣のテレビ出演も反応薄(asahi.com)
前原国土交通大臣がテレビ朝日に出演、「再生委員会にまかせてある。結論が出るまで話すことはできない」と述べた。また、一方で、「日本からの海外旅行者は約1700万人。日本を訪れる観光客についても2000万人にもって行きたい。この観点では航空産業は成長産業である」とも述べた。
航空機メーカー大手のボーイングも、とくにアジアで高い成長が期待できるとしています。

ボーイング、アジア太平洋地域の市場を予測~世界最大の航空市場へと成長~(ボーイング)
「20年後には、世界全体の40%以上がアジア太平洋地域に関連する路線になっているでしょう。これは、1950年代から始まったボーイングの市場予測でさえも言及してこなかった大きな成長です」
メディアによっては、あたかも日本には空港が多すぎると誤解を与えかねない報道が見受けられますが、そんなことはありません。人口・経済規模とも日本を下回るドイツ・フランス・英国は、いずれも日本より空港が多く、都心からのアクセスも概していい。播磨のような空港空白地帯には新設も必要です。

前原大臣も言ってますが、道路予算を削って、空港や港湾整備に大胆にお金を回すべきでしょう。

参考
活発化する空港整備。道路から空港へ予算シフトを(372log@姫路)
前原さん!徹底したオープンスカイ政策の実現を(372log@姫路)
福岡に航空産業誘致 北九州空港周辺 県が計画 自動車不振、成長株に期待(西日本新聞)
世界の空港 - フランス136、英国124、ドイツ100に対し、日本は92しかありません。英国のように英仏海峡トンネルもない日本が、東アジア共同体と言うなら、せめて英国以上の空港を整備するのは最低条件でしょう。

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Posted by miki at 00:00Comments(4)航空

2009年10月07日

注文殺到で工場新築。姫路特産、景気のいいタケノコの話

太市のタケノコ

日本で一番美味しいタケノコは、言うまでもなく姫路・太市のタケノコですが、大変なことになっています。

【移動編集局 JA兵庫西】水煮タケノコ注文殺到 缶詰工場を新築/姫路市の農事組合(日本農業新聞)
兵庫県姫路市の農事組合法人・太市筍(たけのこ)組合は、水煮タケノコの増産に向けて、新たな缶詰め加工施設を建設する。昨年は中国産タケノコを国産と偽る事件が相次ぎ、国産の水煮の引き合いが強まった。同組合にも今年は例年の3倍以上の注文が殺到した。既存施設では注文に対応しきれなかったため、施設を来年2月までに一新する。
(中略)
近畿以外のスーパーからも注文が殺到、業務用の水煮1万缶(1缶18リットル)もの注文が入ったが、約3500缶を出荷するのが精いっぱいだった。
玉田弘芳組合長は「10社が新たに取引を求めてきた。来シーズンも同じように注文が殺到するだろう」とみる。
これを機会に、より多くのかたに、本物の味に触れて欲しいですね。

参考
タケノコ産地偽装、業者を書類送検 大阪府警(MSN産経ニュース)
甘く白く味の太市、姿も良し(神戸新聞) - 昔から「姿は京都山城、味は姫路太市」と言われる。(記事より)

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Posted by miki at 00:03Comments(0)食べ物

2009年10月06日

姫路モノレール、最初で最後の屋外展示

旧手柄山駅

姫路モノレールの屋外展示日が、来月15日に決まりました。

懐かしのモノレール35年ぶり公開(YOMIURI ONKINE)
昭和40年代に姫路市のJR姫路駅と同市の手柄山を結び、廃止後は旧手柄山駅に保管されていた市営モノレールの車両が11月15日、35年ぶりに1日だけ一般公開されることが決まった。
(中略)
市みどり整備室の担当者は「モノレールは市民の昭和ロマンをかき立てる存在。外に出るのは最初で最後だろうが、常設展示に向けた弾みにもなる。多くの人に来てほしい」と話している。
なお、屋内での常設展示は再来年の4月頃からとのこと。どちらの展示も、今から楽しみですね。

参考
幻の姫路モノレール、1日限りの公開(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00Comments(2)鉄道

2009年10月05日

神鋼加古川製鉄所が、エコ通勤優良事業所に

神戸製鋼

昨年9月のブログで書いていた、神戸製鋼のマイカー通勤半減運動ですが、すでに8000台のうち3300台の自動車やバイクを減らすことに成功したそうです。

バスでマイカー通勤3300台減 神鋼加古川製鉄所(神戸新聞)
昨年7月、製鉄所から約5キロ離れた加古川市内の社宅・寮の居住者(マイカー・バイク通勤約600台分)をバス通勤に切り替え。同12月に通勤バス路線のバス停から1キロ以内の居住者(同約600台分)、今年4月にはJRと山陽電鉄の最寄り駅などから1キロ以内の居住者(同約2100台分)を順次、バス通勤に切り替えた。
播磨地域だとクルマ通勤が多そうなので、他の企業も実施すれば目に見えて効果が現れる気がします。

CO2や駐車スペースの経費削減だけでなく、通勤時に渋滞を引き起こしている加古川バイパスの渋滞緩和や、切り替え先である公共交通機関の活性化にもつながるでしょうね。

通勤以外にも、ちょっとした工夫でクルマを減らす方法はあります。事業所や施設のパンフレットに最寄の公共交通機関の案内を入れるようにするとか。公共交通機関の利用方法が分からない、調べるのが面倒だからクルマで行っちゃえというのは、播磨だとよくあります。都会では逆に、クルマで行くと駐車に困るから公共交通機関で行こうとなるのですが。

参考
急ぐときはバスで行こう(372log@姫路) - 通勤時間帯は、マイカーよりバスの方が早く着くというのが徹底できればマイカーより公共交通通勤のほうが人気が出るように思います。バス優先を守らないマイカーを、全然取り締まらない警察にも問題ありです。神姫バスも、警察にもっと言ったほうがいいように思います。
「通勤交通に関する調査」調査結果概要(愛知県)- 「事業所のマイカー通勤を削減したい理由」として圧倒的なのは、「通勤途中での事故リスクを軽減したいため」だそうで、「地球環境問題への対応のため」は2番目です。
姫路市職員飲酒事故。再発防止にバス通勤を(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00Comments(2)企業

2009年10月04日

20-30%割安? ジンエアーが、関空-ソウル線12月開設

関西空港

大韓航空の子会社ジンエアーが、12月から毎日、関空-ソウル(仁川)に就航する模様です。

KE子会社のジンエアー、12月に関空就航を計画-来年1月までに国際線5路線へ(トラベルビジョン)
大韓航空(KE)の子会社の、格安航空会社(LCC)であるジンエアー(LJ)は、今年12月から関空/韓国線に就航する方針だ。
(中略)
LJによると、運賃は韓国の大手航空会社と比較して20%から30%割安に設定しているという。
ジンエアー就航1周年 “グリーンマネジメントプラン”を発表(観光経済新聞社・大韓航空投稿)
12月より仁川-関空および仁川-武漢線の開設を計画しており、それぞれ毎日運航のスケジュールで検討しています。さらに来年1月から仁川-グアム線の開設も計画しています。価格は既存の韓国系航空会社の20-30%程度安い料金を設定する予定です(仁川発料金基準)。機内食は関空や武漢など運航時間が3時間以内の国際線では、おにぎり、サンドイッチ、ジュースなど、グアム線など3時間以上の国際線では、ちらしずし、サンドイッチ、ケーキなどの無料サービスを計画中で、アルコール類は有料サービスの予定です。
関空は24時間離発着可能な2本の滑走路を持ち、LCCの路線開設も積極的で、日本で最も世界標準の本格空港ですね。

参考
関空~マニラが片道99円!セブ・パシフィック航空(372log@姫路) - いま、関空が熱い。混雑して既にパンクしている成田を横目に、全国から関空に熱い視線が注がれている!(ブログより)
2009年国際空港ランキング、トップ10に日本の2空港入る--英・Skytrax社調査(マイコミジャーナル) - 関空は、世界の空港ランキング常連。

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Posted by miki at 10:16Comments(0)航空

2009年10月03日

野生シカとの遭遇

姫路市青山

姫路科学館に行った時のこと。科学館裏手の駐車場にクルマを置いてふと見ると、野生のシカが目の前に・・。

野生のクマじゃなくて良かったのですが・・。山の中といえばそうなのですが、すぐそこは市街地という青山小学校区にもいるのですね。

播磨には、シカ肉を食べさせるところもあるようです。

野生の味、多彩に調理 宍粟のシカ料理(神戸新聞)
フランスなどでジビエ(野鳥獣)料理として親しまれているシカ肉だが、日本では、食材としての流通は少ない。新たな郷土の味にと、一年かけてシカの部位に合わせた調理法を工夫し、今シーズンからメニューに加えたという。
まずテーブルに出てきた一品は、ももの薫製。ひときれ口に運ぶと、かむほどにうまみが広がり、ビールがほしくなる。次は背肉のステーキ。柔らかく、意外とあっさりとしている。赤ワインソースとの相性がいい。シカ肉のイメージが一変した。
播磨平野は、関東平野みたいに広くはないけれど、自然がいっぱいの山々が近所にあるのは、魅力です。

参考
姫路市自然観察の森 - 姫路科学館の近所にあります。

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Posted by miki at 00:00Comments(0)自然

2009年10月02日

佳境に入ってきた? 近大高専の誘致合戦

近大姫路大学姫路市大塩町

8月のブログで、近大高専の誘致に関し、名張と姫路の競争になっている話題を書きました。「年内がひとつのポイントになりそう」とも。

大学が消える:皇学館撤退 学舎跡地「高専の移転を」--名張市議会 /三重(毎日jp)
姫路市は近大に対し、校舎用地提供や移転費用の半額負担を提示。9月1日には市長が大学本部を訪れ、要望したという。
名張市によると、姫路市は、校舎用地の提供や移転費用の半額負担を提示しているそうです。
校舎用地の紹介だったのが、無償ともとれる「提供」に変わってる気が・・

近大からすれば、どんどん競ってもらったほうが条件は上がるのでしょうね。

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Posted by miki at 00:11Comments(7)学校