2005年01月31日

Uターンが増加

東京衰退の予感

東京衰退の予感でも書きましたが、少子化で親元を離れたがらない子どもたちが、東京に出なくなっているそうです。
それに加えて、本日発表された、国立社会保障・人口問題研究所第5回人口移動調査によると、Uターンが増えているそうです。
「30歳未満から40歳代前半にかけての上昇幅は、男性で約22〜24%、女性では16%程度であった。今後、人口が減少していくなかで、いまの30歳未満の県外他出者が、現在の40歳代前半と同じ程度のUターン率で出生県に帰還するならば、今後の地域人口の減少を多少なりとも緩和する働きをもつことが見込まれる。」
とあります。つまり、子どもが東京に出ない上に、Uターンも増加しています。

都会は高齢化と人口減少のダブルパンチ。地方都市は安泰(?・・だったらいいんだけど)

参考
Uターン割合は男性、女性とも増加傾向(毎日新聞)
中高年の出生県Uターン率が上昇、過疎化緩和の可能性(読売新聞)
定年後は地方で?中高年のUターン率上昇 人口移動調査(朝日新聞)
増えるUターン、定年前後世代は「田舎暮らし」志向(日経新聞)

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Posted by miki at 23:32Comments(0)社会

2005年01月30日

但馬牧場公園スキー場



兵庫県は関西でもスキー場のメッカ。ハチ北神鍋は特に有名ですが、但馬牧場公園スキー場をご存知でしょうか?
ゲレンデ脇にある駐車場は無料で、レストラン(但馬牛を食べることができます)などの設備も良い割に、リフト待ちもほとんどありません。
6歳、3歳の子どもを連れて行きましたが、メインゲレンデでそり遊びができるような貸し切り状態。6歳の長男は、ゲレンデにほとんど誰もいないので、安心して初スキーに挑戦することもできました。
ファミリースキーにはうってつけです。

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Posted by miki at 07:51Comments(2)スポーツ

2005年01月27日

関西空港が着陸料最大94%値下げ



競争こそ利用者最大のメリットで、関西3空港の競争を期待する旨書いていましたが、関西空港が動き始めました。

関空着陸料1万5千円も 増便狙い大幅割引によると、値下げによる増便を狙い、伊丹からのシフトを促すとのこと。
また、さきほどテレビのニュースでは、神戸、伊丹に乗り入れない関西空港単独乗り入れの場合は値下げ幅を大きくするとのこと。

まさに、「関西3空港の戦いの火ぶたは切られた」という感じです。

P.S.
マツケンサンバによると、関空会社設立20周年パーティで社長自ら企画して1000人もの関係者のまえでマツケンサンバを披露したらしい。
関西空港から目が離せません。

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Posted by miki at 00:01Comments(0)航空

2005年01月26日

鉄道に乗る人が減れば、駅前を歩く人はいなくなる



姫路駅乗車人員によると、昭和44年にJRと山陽電車合わせて3000万人いた乗車人員が、平成14年には2200万人と3割近く減っています。(逆に人口は40万人→48万人と2割近く増加)

駅前に人通りが少なくなったといいますが、電車を利用する人がこれだけ減っていれば、減っても当たり前のような気がします。

P.S.
逆に、駅前に来なくなったから電車の利用者が減ったという見方もできますが。

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Posted by miki at 23:21Comments(0)鉄道

2005年01月25日

ETC専用出入り口

いずれは姫路の顔に?安富PA

市町村分割案で、合併に慎重な意見を書いていましたが、周辺町の住民投票(家島香寺夢前)でも姫路市との合併が最多となり、合併が現実のものとなってきました。

現在、姫路市は中国自動車道に出入り口を持っていませんが、安富町との合併がうまく行けば、安富パーキングエリア位置)にETC専用出入り口をつけることにより、出入り口を持つことができます。
姫路安富PAとして、中国自動車道の通行車両に姫路をPRする拠点とし、またPAから姫路にアクセスしてもらうのが望ましいと思います。
西からであれば、山崎ICよりも若干利便性もあがります。
(もちろん、安富エリアや林田エリアへは、東からのアクセスも良くなります)

国土交通省は、現在、全国でSA,PAにETC専用出入り口をつける実験を行っており、各地からの申請も受け付けている(いた?)ようです。

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Posted by miki at 20:00Comments(0)クルマ

2005年01月23日

姫路検定



雑学ブームに通じる? 「地域検定」が盛況! によると、京都商工会議所が「観光客へのもてなしの質を高めたい」と京都の知識を問う、京都検定を実施したところ、全国から老若男女1万人の受験生が集まったそうです。
ホテルやタクシー会社も「同業他社より一人でも多い合格者を出せ」と社を挙げて取り組んだとか。

姫路も姫路検定をやって、合格運転手の専用のタクシー乗場をつくったらいいと思います。
また、市外のかたでも、検定合格者は、図書館が利用できるとか(?)、松浦亜弥も好きだった、どんくりカードがもらえるとか・・。

P.S.
あと、「城郭検定」とか「世界遺産検定」を城郭研究センターで開催するなんてのも考えられます。

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Posted by miki at 00:02Comments(0)観光

2005年01月22日

姫路は宝の山

広峯神社。京都・八坂神社の本社。

私が幼少の頃、遺跡が出たと言って、姫路バイパスの工事がなかなか進まなかったことを覚えています。掘れば何か出てくる。姫路城こそ安土桃山時代の建築ですが、姫路の歴史は、気が遠くなるほど昔に遡ります。
例えば、辻井遺跡は縄文中期頃の集落跡で、縄文時代の人骨も発見されているそうです。
また、京都にある八坂神社の本社は、奈良時代に吉備真備が造った広峯神社と言われ、建物も国の重要文化財に指定されています。

学生の頃、北海道の離島に旅行していた時、ある旅館の主人が「何もない島なので、誰か自殺でもしてくれれば名所でもできるのだが」と冗談まじりに言っていたのを覚えています。

歴史のない土地にとって観光開発とは、それほどネタがなくて困っているものなのに、姫路ときたら、資源があふれているにも関わらず、ほとんどが眠っている状態。
全国で観光開発に興味があるかたは、姫路に来て、やりませんか?

参考 津村健二 望まれる「創造的破壊」

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Posted by miki at 21:33Comments(1)歴史

2005年01月21日

大阪の交通広告

近鉄奈良線のラッピング電車

姫路でもラッピングバスは良く見ますが、ラッピング電車は見ません。近鉄奈良線で見かけた電車ですが、一編成の全車両が帝塚山大学の広告で、車両毎に色を変えてありました。派手で目立つけど、こういうので大学行きたいなぁって思うのかな?
行ってる学生はどう思うんだろう。
大学の内容には自信があるけど、知られてないから、知名度を上げようということですかね?

P.S. 姫路市(?)もちゃんと観光活動してますね。


JR大阪駅・環状線階段の「姫路」の広告

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Posted by miki at 20:04Comments(0)鉄道

2005年01月20日

ISO9000で行政サービス品質保証を

環境マネジメントシステムISO14001取得済姫路市

先日の住民投票の結果、姫路市との合併が最多となった、香寺家島や、安富夢前の各町との合併がいよいよ現実のものとなってきました。
さまざまな事情や文化を抱えた自治体が、固有の持ち味を生かしながらも1つに融合していくのは、努力が必要と思います。

これを機会に、これまでの仕事を見直し、無駄を省きながらも実効性ある行政サービスに期待します。

こうしたサービスの品質を保証するマネジメントシステムに、ISO9000というのがあります。
私は昨年、ISO9000取得済という引越会社のサービスを受けましたが、そのとき、「ある一定の品質を継続的に確保する」ために、このシステムは有効ではないか。むしろ行政サービスのような分野にこそ向いているのではないかと感じました。

姫路市はすでに環境マネジメントシステムISO14001を取得おり、合併を期に導入を検討して欲しいと思います。

参考 多摩市は既に取得済み

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Posted by miki at 21:14Comments(2)政治

2005年01月20日

地方空港が元気

大阪を経由して東京にも便利になった但馬空港

佐賀空港の貨物便によれば、佐賀空港を使った夜間の貨物便が、絶好調のようです。
佐賀空港と言えば、近隣に福岡空港があり、不人気で存在が疑問視されていた空港です。昨年7月から夜間の貨物輸送を始めたところ、好調で名古屋便や輸送機の貨物専用化の動きになっているとのこと。

地方らしくて面白いと思うのは、福岡空港(博多駅から地下鉄で5分。一説には日本一便利)は、都心にあるから渋滞があり不便。佐賀空港は車で行くのに都合がいいと、佐賀空港を愛好する人もいるみたいです。

但馬空港も、開港当初に比べると伊丹での東京便乗り継ぎが改善され、2時間程度で東京に行けるようになっていて、利用者も増えているようです。

また、新日本航空という会社が飛行訓練に使用していて、「但馬空港は、飛行制限を受けずにいつでも自由に訓練出来る数少ない訓練基地で、短期計画で、2ヶ月位の集中訓練を行いプロパイロットへの変身が可能です。」とのこと。
パイロット不足が深刻化するなか、但馬空港の役割は重要です。

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Posted by miki at 01:50Comments(4)航空

2005年01月20日

チーズケーキ・姫路っ子



日本一のおかき処として全国展開に目覚めた(?)播磨屋本店。姫路にも店はあるものの、総本店は今年4月に朝来市となる生野町。姫路よりかなり北のほうになります。
東京店があるところまでは知っていましたが、札幌、京都、大阪、神戸、豊岡、岡山、広島、福岡と、全国に展開しています。

姫路の会社はというと、御座候が、北は北海道から南は徳島まで、店舗を展開しています。
しかし、こちらは「播磨」とも「姫路」とも入っていません。

伊勢屋本店の玉椿にしろ、「姫路」の名のつくお菓子は聞いたことがありません。

と思ったら、ホリオロアール姫路っ子というプチチーズケーキを出していました。

ネットでも買えるみたいで、こちらのblogでも取り上げられています。

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Posted by miki at 00:47Comments(0)食べ物

2005年01月19日

小型航空機の時代



首都圏に、成田、羽田に続く第3の空港ができます。石原都知事が公約に掲げていた、横田基地の軍民共用化。東京都西部、中央線立川駅から北西部7キロ程のかなり便利な場所にあります。JR東福生駅にも隣接していますから、東京から新宿を経由して直通快速を走らせれば、羽田より便利になるかもしれません。現在は新宿から立川まで、特別快速で26分です。

民間機1日15便運航計画 騒音対策など課題

さらに羽田の再拡張が予定されていて、首都圏で不足していた空港のキャパシティが一挙に解消されます。

これまでは、「大型機による頻度の少ない運航」が日本の大手航空会社の体制でした。首都圏の旺盛な航空需要に対し、羽田だけで対応してきたため、地方空港から首都圏に乗り入れたくても乗り入れられません。本来なら、小型機で何便も飛ばしたいところですが、枠が無いため、泣く泣く大型機で乗り入れていました。

一説によると、1日5便までは、便数を増やすと、それ以上にお客さんが増えるとか。400人乗りの飛行機を1便飛ばすより、200人乗りの飛行機を2便飛ばしたほうが、客が増えるということです。

「小型機による多頻度運航」は欧米では既に潮流になっていますが、日本でも首都圏の空港キャパシティが改善されればこうした流れになり、経営が苦しい地方空港もよみがえる可能性があります。

参考 航空自由化の進展と空港大改革

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Posted by miki at 21:59Comments(2)航空

2005年01月18日

はりまスマートスクールプロジェクト・地域づくり総務大臣表彰

ネットデイの様子

姫路市を中心に活動しているはりまスマートスクールプロジェクトが、「平成16年度地域づくり総務大臣表彰(情報化部門)」を受賞しました。
昨年は「日経地域情報化大賞2004」も受賞しました。

同プロジェクトは、地域情報化の核となる場として「学校」に着目し、県下すべての教室でのLAN環境の整備に向け活動しています。

P.S.
昔から活動は知ってたのですが、最近だったら、無線LANを設置したら楽なんじゃないかとか、いらぬ想像をしてました・・。

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Posted by miki at 00:02Comments(0)IT

2005年01月17日

姫路の市会議員もブログの時代



ミスコンテストもブログの時代になったのにはびっくりしましたが、姫路の市会議員もブログの時代になるとは、時代も変わったものです。
議会制民主主義はこれからどうなるのでしょうか?

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Posted by miki at 02:12Comments(0)政治

2005年01月15日

姫路市にメール



姫路市地域経済再生プランで、「私もこんなとこで愚痴ってないで、ぜひ前向きな意見を応募したいと思います」と書きましたが、さきほど役所にメールしました。
書いてあることはほぼその通りと思いますが、市民に訴えかけるインパクト(わかりやすさ)が必要と思います。そこで私案を考えてみました。

[私案]
市役所を駅ビルに移転(飲食店、みやげ物等のフロアも併設)

[背景]
1 分散から集中への転換
(駅前の人通りが減った主因は駅前に行く用事が減ったから)

右肩上がりに人口が伸びていた時代に必要な仕事は混雑緩和。混雑地区から郊外への分散が必要とされます。
人口減少時代には、分散していると効率が悪いので、できるだけ集中させる必要がでてきます。
すでに福崎町など一部を除く姫路市周辺市町の人口が減少し、姫路市のみ微増傾向にありますが、まもなく姫路市も人口減少時代に入ります。
これまで郊外に移転したものを、再び中心部に戻していくという視点が重要です。

2 行き過ぎた自動車依存社会からの転換
(環境共生社会への転換)

駅前に大型商業施設を持って来ようとしても、それなら駐車場無料の郊外に行くといって、逃げられてしまいます。
自然に任せれば自動車依存はますます強まります。自動車依存が駅前中心街を衰退させているもう一つの理由です。
まちづくりや環境の観点から、クルマ社会見直しの動きは、ヨーロッパをはじめ、アメリカでもあるようです。
自動車には乗りたいけど、駅前中心街の衰退も寂しいというのが市民の平均的感情だと思います。
自然に任せて上手くいかない仕事こそ、役所の仕事。郊外で自動車に乗るのは自由だが、せめて中心街は公共交通を使おうというメリハリある誘導は必要。
せめて行政は、自動車利用が不便な中心街に行かざるを得ない用事をつくるべきです。
商売人(民間)の力は大事ですが、今のままでは基盤が弱い。もし商売の魅力だけで駅前に人を集めるほどパワーのある商売人がいたら、地方都市だったら郊外で商売するでしょう。

3 「サービス業」としての市役所職員の意識転換
(地方都市では単に職員数を減らすだけではなく、質的変革こそ望まれている)

都会(首都圏、京阪神)では、優秀な人は大企業に就職しますが、地方都市で優秀な人は転勤の無い市役所職員や教員になります。地方都市にいる優秀な大企業の社員は、転勤でいつか他都市に行ってしまいます。
都会で人材豊富な民間活力に期待するのは当然ですが、地方都市ではそれだけでは無理。民間に任せるというのを言い訳にするのではなく、市民の目にさらされるところで市長はじめ市役所職員が先頭を切って活躍して欲しいと思います。
市の職員は、とくに地方都市において貴重な資源です。

[考えられる効果]
1.直接効果
 職員食堂を造らなければ、少なくとも、職員が駅前で昼ごはんを食べるだけで飲食店が生き返ります。
(姫路市職員数 3,631人。ただし本庁の職員数は不明)
2.間接効果
 1)市役所に用事のある市民や企業人が、駅前中心街に出てくるため、人出が増えます。
 2)姫路を訪れるビジネスマンや観光客を、玄関口で市長ほか市の職員が出迎えることができます。
   (「おもてなし姫路」を市民の先頭に立って実践できる)
 3)市の中心街で市民と触れ合うチャンスが増え、より市民の立場に立った仕事ができます。
3.行き過ぎた自動車依存体質の見直し。
 市民が無料駐車場の少ない駅前に出る機会を増やすことにより、公共交通の再評価のきっかけをつくることができます。

[実現可能性]
民間に期待するとか市民に期待するというのは、理屈ではその通りですが、行動と結果の因果関係が見えにくいため、評価が困難。
できなかったら、「市民が頑張れませんでした」で終わってしまいます。

本私案では、
1.実行が容易
 1)市役所が市議会に諮って可決されれば、期限を決めて実行可能。
2)民間誘致をあてにしたわけのわからないビルを建てて、空室をつくるというようなリスクがありません。
2.市民の抵抗感が少ない
 どうせ駅ビルは建てるのだから、無駄使いという批判が少ない。
3.定着性が期待できる
 大型商業施設誘致もいいけど、民間は撤退も自由で、業界の競争が激しいため進出と撤退を頻繁に行っています。いつ撤退があるかわからず、その時の打撃は計り知れません。とくに姫路では郊外店との激しい競争が考えられます。

[参考までに]
日刊工業新聞(1月14日)によれば、福島駅前の閉店する百貨店に、福島市庁舎を移そうという案が、市議会に提案されるそうです。イオンに誘致を働きかけたが、断られたための案とのことですが、土地・建物を所有する積水ハウスも「市役所なら(提案に)のりたい」とのこと。
個人的には、いつ撤退するかわからないイオンを誘致するよりいい案だと思います。
郊外店が撤退するならまだしも、その街の顔が企業の都合で撤退するのは打撃が大きすぎます。

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Posted by miki at 00:26Comments(6)政治

2005年01月14日

IBMパソコン撤退で、「神戸」が見える

神戸・六甲アイランド

神戸は山が海岸に迫り土地も少なく江戸時代までは一寒村で歴史も蓄積もありませんでした。国家戦略として明治の開国とともに港が造られ、ここを通じて人、モノ、金が入ってくることにより貿易都市が形成されました。
神戸にとって、「港」は切っても切れない重要な存在です。

昨年末、こんなニュースがありました。

IBMがパソコン撤退

天下のIBMでも、パソコンシェアTOPのデルにはかないません。しかし、デルのパソコンは、なんであんなに安いのでしょうか?

デルは、生産コストを抑えながら、在庫を持たずに流通コストも抑え、かつ顧客の多様な組み合わせに応えることができる受注生産のしくみを創りました。
例えば、日本からの受注情報はマレーシアのペナン工場に送信され、組み立てられた製品は、ペナン空港から専用機により成田空港へ空輸後、成田のロジスティックセンターから顧客別に配送されます。所要日数は平均5〜6日とか。

デルのビジネスモデルを成立させているのは、航空輸送。これ抜きでは語れません。

パソコンはあくまで一例で、世の中は、海運から空輸にどんどんシフトしています。
現代は地球規模の分業体制で世界を相手にビジネスを行うことが、常識になりました。
海運でのんびり運んでいてよいものが伸び悩み、空輸の割合が急増しています。

このため、貿易の主役が横浜や神戸から、成田や関空に移行しつつあります。
2003年に、貿易額で神戸は関空に追いつかれ、横浜は成田の半分になりました。

主要港別輸出入額より)

横浜 10兆円(1990年)→9兆円(2003年)
成田 10兆円(1990年)→18兆円(2003年)

神戸 8兆円(1990年)→6兆円(2003年)
関空 3兆円(1995年)→6兆円(2003年)

神戸だけを見ていると「震災の影響だよ」とか「関西が元気ないから」と見誤る危険があります。横浜まで含めて見ると、これが世界的規模でおきている構造変化によるものだということが見えてきます。

神戸にとって「震災復興」というのは、震災以前に戻るのではなく、構造変化を見据えた「未来への前進」が必要になります。

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Posted by miki at 06:45Comments(8)社会

2005年01月13日

誕生・県営名古屋空港

我が国初のGA空港・岡南飛行場(岡山市)

中部国際空港開港に伴い、現在の名古屋空港は、県営名古屋空港として再スタートしますが、帯広、秋田、山形、新潟、高知、松山にJALグループのジェイエアーが就航することになりました。

「関西に3つも空港が必要か?」なんて、のんきな人がいますが、結局名古屋も2つの空港を活用する道を選びました。

広島には広島空港広島西飛行場があり、岡山にも岡山空港と岡南飛行場があるというように、先進都市では複数の空港があり、それぞれ活用していく方向にあります。

岡南飛行場は、我が国発のGA空港(小型航空機の拠点飛行場)として3年前から第1期施設の供用を開始しました新管理棟も完成したそうです。
但馬空港に運行所を持つ新日本航空も、岡南に訓練所を持っています。

使えるGA空港が整備されていけば、日本にもビジネスジェット時代が来るかもしれません。

参考 「ビジネスジェット」時代、日本にも

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Posted by miki at 00:32Comments(8)航空

2005年01月12日

姫路の浜松町・神姫バスターミナル



金が無いから飛行機を使うで、「東京の浜松町やJR岡山駅には航空機の格安情報が溢れていますが、姫路にはそういう情報が入ってきません。」と書きましたが、今日たまたま神姫バスターミナルで神姫観光のパンフレット「出張じょうず」を見つけました。
ANAの伊丹-東京往復航空券+ホテル宿泊+朝食の3点セットで、東京23900円〜。

姫路駅-伊丹空港間には本社が姫路の神姫バス空港バスを走らせているので、姫路では神姫バスターミナルが航空ネットワークの窓口になるわけですね。

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Posted by miki at 18:43Comments(0)バス

2005年01月12日

その街の香り

オランダゴーダ市中心部。

上の写真は、4年前に行った、人口7万人のゴーダ市街です。中心街は車が入れず、少し離れたところに車を止めて、マルクト広場まで歩きました。街中は、自転車を押したり、歩く人でごった返してました。
オフシーズンで観光客もまばらな真冬の平日なのに、この人出は立派。

アーケードもなければビルも建ってませんし、お店も古い建て物を大事に使っているだけだと思いますが、我々よそ者にすれば、それがいいのですよ。

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Posted by miki at 00:39Comments(0)社会

2005年01月11日

西播磨に新市が誕生

形はなかなか(?)の西はりま市(仮称)

2005年を迎え、まもなく西播磨に新市が誕生します。一つは、龍野市、新宮町、揖保川市、御津町の1市3町が合併し、「龍野市」「たつの市」「西はりま市」のいずれかの名称になる新市(仮に「西はりま市」とします)。もう一つは山崎町、千種町、一宮町、波賀町の4町の合併による「宍粟市」です。
西はりま市は再来月、宍粟市は4月1日の誕生です。

紆余曲折があったにせよ、新たな気持ちで前向きに新市づくりに取り組み、西播磨や播磨全体を元気にして欲しいものです。

P.S.
姫路市の合併の行くえは・・・ わからない。

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Posted by miki at 01:19Comments(2)政治

2005年01月10日

2005年01月09日

あややのご褒美はお預け? ボクシング金井敗れる



デビュー14連続KO 金井、日本ボクシング初で取り上げた、姫路木下ボクシングジム金井晶聡選手ですが、昨日後楽園ホールで行われたタイトル戦で敗退。同じ姫路出身・松浦亜弥さんからの「ご褒美」もお預けとなりました。

残念でした。

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Posted by miki at 00:47Comments(2)スポーツ

2005年01月08日

姉妹都市 フェニックス市



姫路市の姉妹都市の1つであるフェニックス市。姉妹都市と言っても、アリゾナ州の州都で、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、ヒューストン、フィラデルフィアに次ぐ全米6位の大都市(人口132万人)。

ラスベガスから比較的近く、1700人の日本人が住んでいて、HPで情報を提供されているかたもいらっしゃいます。

それによれば、大都市の割に治安は良く、魚や納豆も手に入るとのこと。

姫路市と提携したのが20年ちょっと前ですが、その頃は同規模だったのでしょうか。フェニックス市はその後急成長しましたが、姫路市は・・。

こちらにもフェニックスの情報があります。

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Posted by miki at 01:24Comments(0)政治

2005年01月07日

オリックスバッファローズは何処へ?

3月2日にオリックス千葉ロッテ戦が行われる姫路球場

昨日の神戸新聞を読んでいたら、オリックスバッファローズの宮内オーナーが、現在の大阪神戸のニ本拠地制(主催ゲーム同数)を1年で一本化することもあると言っていました。観客の多いほうに一本化するとか。
これ読んで「なんだ、来年から本拠地を大阪にするんだ」と思いました。
ニ本拠地制なんて、旧オリックスファンに対するガス抜きだったんだなと。

ただ、球団別入場者数を見ると、必ずしもいつも近鉄の方が多いわけでもないみたいです。果たしてどうなるんでしょうか?

3月2日のオープン戦(千葉ロッテ戦)は、姫路球場であるみたいです。

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Posted by miki at 22:59Comments(0)スポーツ

2005年01月04日

観光名所「モノレール遺跡」

姫路最大の観光名所?・モノレール廃線跡

姫路モノレールで書いたように、姫路にはモノレール廃線跡が見事なまでに保存されています。実際には撤去費用が何億もかかるために放置されているのですが、旅行者によっては、姫路城以上の(?)インパクトがあるみたいです。

モノレール廃線跡について、さまざまな活用法を検討されているようですが、ギリシャローマの観光地のように、観光名所「モノレール遺跡」として宣伝すればと思います。

他の都市には無いもの全てが観光資源という目で見れば、歴史ある姫路にはお城以外にも多くの観光資源が眠っているような気がします。歴史をひもとけば、姫路城だって、解体費用が捻出出来ずに放置されていた物を外部の人が評価したのですから。

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Posted by miki at 15:48Comments(1)歴史

2005年01月03日

デフレ時代と中心市街地

年々地価は下がり、人通りが減少する姫路駅前

姫路の商業地価が下がったと一喜一憂するマスコミの記事を見て、アホかと思う私の意識の根底に、藻谷浩介さんの意見が影響しているように思います。

藻谷さんは、全国にある全ての市町村(3村除く)を自分の目で見て回っていらっしゃいます。以下は、藻谷語録です。
「市街地にとっては、地価が高どまりする方が痛いのじゃないか」
「市街地というのは、だいたい日本全国どこでも停滞ないし衰退しているんです。」
「いまどき、SC(ショッピングセンター)の中のにぎわいなら人口数万人のまちでもあるのですが、市街地がにぎわってるなんていう都会のような現象は、そうそうあるものではない。」
「多くの町が、郊外に負けたから、大型店のせいだから、うちはだめだだめだと人のせいにしているんですが、本当は客の数%、消費の1割でもいいから呼び戻していれば、にぎわいは出せる。」
「よく町の中ににぎわいを取り戻すために核店舗を、とかいいますけれども、ご存じのとおり、核店舗だけでにぎわいが戻るということは、これだけ大型店の増えた今の時代にはもうないです。」
「高度利用=容積率フル利用 という常識を考え直さなければなりません。現場を歩いている私からみれば空想の世界に浸っているとしか思えない、東京の本当の都心ならいざしらず」
「2割、3割の物好きを町の中に住まわせる、さらに少ない物好きに町の中で商売をさせる」

下記のサイトから全文が読めます。
第173回都市経営フォーラム・デフレ時代と中心市街地

かなり以前になりますが、このURLをある姫路市会議員のかたに紹介したところ、ずいぶん感心されてました。

私が特に感じるのは、姫路は東京でも神戸でもなく、一地方都市だと言う認識の大事さです。東京のまちづくりの情報も神戸のまちづくりの情報も、真に受けてはいけない。また90%以上東京に集中してしまったマスコミの情報は、基本的に東京人の価値観で組み立てられているということです。
地方には地方共通の構造と各土地の事情があります。それは、往々にして東京とは正反対の場合があります。

勘違い事例? 小田原駅東口に市が30階建てビル計画

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Posted by miki at 02:38Comments(0)社会

2005年01月01日

空港と都市



新年あけましておめでとうございます。

新年のTOPは、早稲田大学戸沼教授の空港は地方と世界を繋ぐ「グローカル」時代の核からの引用で始めたいと思います。

江戸時代の都市は城下町として発展した。これらは江戸とは五街道で結ばれていたが、隣接する藩との交通網は閉ざされ、物流は主に藩港を通じて海路を利用していた。
明治時代には鉄道が交通の主役となり、駅が近代都市のシンボルとなる。駅前には商店街が発達し、街は駅を中心に栄えた。また、海外との貿易が始まり、函館、新潟、長崎、横浜、神戸など本格的な港湾都市が生まれた。
しかし、自動車時代の到来で、駅を核とした地方都市の構造は一変する。駐車場を持たない駅前商店街は寂れ、大資本による郊外型ショッピッグセンターが地方都市を席巻していった。


姫路市や姫路商工会議所の議論を聞いていると、神戸や大阪の鉄道依存社会との比較から駅前商店街の衰退に危機感を持ち、通行量調査や駅前地価発表に一喜一憂しているように思えます。
姫路は神戸や大阪とは異なり、自動車時代の到来で事情が一変した地方都市です。
その大波の到来という構造変化をまず正確に認識する必要があります。
姫路駅前が衰退してもいいと言ってる訳ではなく、「駅前衰退=姫路の衰退」などと言う的外れな議論は不毛だと言いたいのです。

鉄道、自動車、船舶、航空機といった主要輸送機関において、今も右上がりの高い伸びを示しているのは航空機である。1903年にライト兄弟の初飛行以来、わずか100年足らずの間に航空機産業は急激な発展を遂げた。
当初、航空機の発着場所にすぎなかった空港は、利用者の増加とともに「人の集まる場所」として注目を集めるようになった。世界の空港の中には、レジャー、ビジネス、ショッピング、宿泊、アミューズメント、リラクゼーションなど、ひとつの都市機能を備え、半日いても飽きないような楽しい空港も出現している。


ロンドンには国際空港が4つあり、空港同士が激しく競争しています。そのうちの1つヒースロー空港では、着陸料をできるだけ抑え、空港にあるショッピングセンターの売り上げ収入で運営していると聞きます。
国内の空港に「空港とまちづくり」という発想がでてきたのはつい最近。国内の航空業界や空港のありかたはこれから激変すると思います。
姫路市も都市間競争の中で、空港戦略を持つ他の地方都市との競争を余儀なくされます。
播磨空港をどうするのか。あるいは神戸伊丹岡山関西空港からみた姫路は?という視点が今後ますます重要になると思います。

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Posted by miki at 07:28Comments(0)航空