2005年06月02日

Made in 姫路がシェア4割・軸受け鋼



姫路市の山陽特殊製鋼は、軸受け鋼で国内4割のシェアを持っていますが、先日、設備増強のニュースがありました。

山陽特殊製鋼、設備増強へ50億円投入−年産90万トン体制に(Yahoo!ニュース)

山陽特殊製鋼は05年度から2年間で約50億円を投じて設備の増強に乗り出す。
自動車向けなど堅調な特殊鋼需要に対応するのが狙い。


自動車関連で言えば、ブレーキホースのニチリン(二輪車ではシェア100%)、ランプのウシオ電機(旧姫路電球)、フェニックス電機、各種部品の三菱電機姫路製作所、ハイブリッド専用ライン設置を決めた東芝姫路半導体工場(太子町)など、姫路には多くの関わりがあります。

参考 市場シェアの話題
Made in 姫路が全国シェア75% レジ釣り銭機
人手不足!プロジェクターランプ技術者 プロジェクターランプの世界シェア2位と3位は姫路製
Made in 姫路 が世界シェア65% パワステ用モーターの世界シェア65%
太子町の世界トップシェア ディスクリート半導体は世界トップシェア
シュガーレスキャンデーで急成長・三星食品 袋入りのど飴で国内トップ
姫路でしか作ってないもの ツルハシの話題

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Posted by miki at 05:55│Comments(40)企業
この記事へのコメント
 ここか?黄泉の女神の封印をといたのは?
Posted by 神秘出云 at 2008年07月24日 19:43
神秘出云さん

コメントありがとうございます。
Posted by miki at 2008年07月24日 22:45
 女神とは安来製鋼所のことでは?
Posted by アナスタシヤ at 2008年08月11日 14:33
アナスタシヤさん

コメントありがとうございます。
Posted by miki at 2008年08月11日 22:12
【特殊鋼・鋳鍛鋼再編Ⅰ(大同篇)】

■大同特殊鋼(株) http://www.daido.co.jp/
●「八幡特殊鋼」構想 昭和41年1月(1966.1)
特殊鋼グループ4社,特殊製鋼・日本特殊鋼・愛知製鋼(トヨタ系)・三菱製鋼(>>49-50)合併合意→出来てたら面白かったかも。
「君津特殊鋼センター」構想
→新日鐵成立(S43年には稲山・永野両氏基本合意)で破談へ(富士系の「東海特殊鋼」がS43年には転炉完成で操業に入り八幡特殊鋼に歩がないことが判明)

●二社合併構想
特殊製鋼と日本特殊鋼は昭和45年2月に合併を仮調印して以来既定路線に。しかし両者業績は不調で合理化が先決というのが定説であった。

●3社合併へ
昭和50年12月に3社合併のニュースが流れる。各社否定するものの昭和51年2月18日"急転直下"合併が決まり発表。実際は49年末から新日鐵を交えて話し合いがもたれ,50年暮れには計画が完了した。大同の最大需要先にして大株主の日産などへの根回しを経て発表へ。

●大同特殊鋼 昭和51年9月スタート
特殊製鋼・日本特殊鋼・大同製鋼の3社合併で成立。事実上赤字の前2社の大同による救済
合併であったようだ。新日鉄が高級鋼の技術を死守するために働きかけたとも。

旧特殊鋼二社の工場を閉鎖して技術者などを渋川へ移転,3社のノウハウが結集される合併の要となる。

専業ではトップメーカー(鋼材生産130万トン体制確立)だが,熱間圧延鋼材のシェアは10%(昭和53年度)。新日鐵・住友・神戸鋼に次ぎ4位。

高級鋼分野では旧特殊鋼2社が日立金属と価格競争。合併に際しては一部で取扱品目シェアが高くなりすぎるので東北特殊鋼や日鍛バルブへの関与を減らさざるを得ず。

●現況
1999秋の時点での株主:新日鐵10.2%, 興銀4.2%, 明治生命4.2%, 日産自動車3.8%, 東海銀行3.4%
2004春の時点での株主:日T信信託口6.5%, 新日鐵5%, 資管信信託口(新日鉄)5.0%, 日M信信託口4.5%, 明治安田生命4.2%, みずほC3.5%, UFJ3.4%
※日産自動車は会社再建の過程で保有株式売却。
Posted by 特殊鋼歴史研究家 at 2008年08月12日 23:54
大同に吸収された特殊製鋼・日本特殊鋼は日立金属と価格競争で敗北したんですね。
Posted by キリン at 2008年08月21日 23:05
キリンさん

コメントありがとうございます。
Posted by miki at 2008年08月21日 23:26
 いざなみ景気、もうすこし踏ん張って欲しいな。
Posted by ケロロ at 2008年09月13日 19:27
ケロロさん

コメントありがとうございます。
Posted by miki at 2008年09月14日 22:38
 現在の機械工学における構造材料の耐久性に対する主な問題点は強度ではなく、摩擦にある。島根大学の客員教授である久保田邦親博士らが境界潤滑(機械工学における摩擦の中心的モード)の原理をついに解明。名称は炭素結晶の競合モデル/CCSCモデル「通称、ナノダイヤモンド理論」は開発合金Xの高面圧摺動特性を説明できるだけでなく、その他の境界潤滑現象にかかわる広い説明が可能な本質的理論で、更なる機械の高性能化に展望が開かれたとする識者もある。幅広い分野に応用でき今後48Vハイブリッドエンジンのコンパクト化(ピストンピンなど)の開発指針となってゆくことも期待されている。
Posted by 地球環境直球勝負(GIC結晶) at 2017年09月06日 13:59
 久保田博士はダイセルの首席技師として赴任してきたようです。ということは樹脂と金属の組み合わせのトライボシステムを開発するつもりかなと思ったりもします。
Posted by 日本刀ファン at 2017年11月12日 22:40
 私はこの時期に特機部門の開発責任者として赴任したのであれば、当然北朝鮮の核兵器の無力化にも絡んでいるとおもうが。
Posted by 広畑の鉄鋼屋 at 2017年11月30日 00:11
とにかくマハカラビスなど
の正規分布ロジックの詐欺的
論法には現場はついてゆけない。
Posted by 姫路研究所 at 2017年12月15日 00:30
 和鋼博物館で博士の講演を聞いたことがありますが、日本刀の美については理解できないが、刀剣鑑賞の発達には科学技術的に理由があり、高性能な武器は非破壊で性能を鑑定することに人々の関心が集まるとの内容を覚えています。
Posted by 化学で未来を変えるのダ at 2018年01月24日 19:35
 ガンダム級の巨大ロボット開発可能性をしめしたのは偉大だ。
Posted by ダイセル最強 at 2018年02月24日 22:22
 それにしてもスサノオの再来だとか謎めいていないだろうか?
Posted by 噂ウォッチャー at 2018年03月08日 21:41
 特殊鋼関係だらそういうことになるのか?いずれにしてもこれは、科学的大発見であり、ノーベル賞級の理論だなCCSCモデルは。
Posted by ラマン分光ファン at 2018年04月12日 14:49
 高面圧トライボロジーの扉がラマン分光によって拓かれようとしていますね。
Posted by ナノベアリングファン at 2018年04月14日 12:04
 合金設計の巨匠がジュラコンを気に入っているのならダイセルはもっとジュラコン製造プロセスの拡張の規模を大きくすべきだと思う。
Posted by スタンダードマン at 2018年05月30日 22:23
 神戸に美の無敵艦隊上陸。
Posted by 放射光 at 2018年10月03日 20:25
 それはまだ早すぎる。博士はジュラコンがいいと断言している証拠はないが。しかし、CCSCモデルを読み解くと、分子がバラバラになってもガスか水になる点ではジュラコンは優れもの。しかしオイルをアクティブにグラファイト化を維持する機能を本当にオイルに任していいものだろうか?
Posted by 低フリクション研究者 at 2018年10月21日 03:37
 エボニックはどうなの?
Posted by マルチマテリアル at 2018年11月03日 01:03
境界潤滑下におけるCCSCモデルを念頭におい たアダマンタン添加実験 ◆久保田邦親,上島稔(ダイセル)
Posted by 結構重要 at 2018年11月30日 06:07
 首席技師殿は本当のところ何をやっているのか知りたい。
Posted by 部品メーカー at 2019年01月11日 21:19
無機材料が潤滑油と相互作用を引き起こし滑りをよくするとは画期的ですね。
Posted by ナノベアリングファン at 2019年02月11日 18:58
 久保田邦親博士はfacebookやResearchgateで近況が分かりますよ。
Posted by 科学技術ウォッチャー at 2019年02月25日 22:06
 「境界潤滑現象の本性」なる論文を読み勇気づけられました。
Posted by トライボロジー関係 at 2019年09月07日 13:59
 日立金属にいた方ですね。材料の耐久性に関する問題でお世話になりました。
Posted by CCSCモデルファン at 2019年10月05日 16:24
 ラマン分光法がトライボロジーに役立っていきそうですね。
Posted by ハイテン成形関係 at 2019年10月29日 05:09
 ダイセルではガンダム開発を狙っているのでしょうか?この前、兵庫県立大学(理学部)で講演されたようです。
Posted by ボールオンディスクマン at 2019年11月02日 21:33
ダイセルの久保田邦親博士は元高級特殊鋼メーカー日立金属の方で、放射光を利用したトライボロジー(境界潤滑)の研究者ですが姫路での講演、印象的でした。
Posted by 原田特殊鋼関係 at 2020年02月17日 13:31
 私はなぜか203高地の戦争映画を思い出してしまいます。
Posted by CCSCモデルファン at 2020年04月14日 11:04
 それは司馬遼太郎の「坂の上の雲」が良かったですね。司馬遼太郎の街道を行く「砂鉄の道」というのが、安来や和鋼記念館やたたら製鉄のことを書いていましたが旅行に行きたくなりました。
Posted by 宇宙開発ファン at 2020年06月27日 18:29
その特殊鋼、古代の大刀のマルテンサイト構造をヒントに解析したようです。
Posted by 戦艦ヤマトファン at 2020年07月30日 08:37
ダイセルでも卓越した社会実装能力に期待しています。
Posted by ピストンリング関係 at 2020年08月05日 17:14
それにしても「材料物理数学再武装」という博士の講義資料興味深いです。私は個人的には鋳造工学関係なので、クボリノフの式導出が素晴らしいと思いましたが、工業製品の破壊力学と転位論を使った安全率の確率密度関数の考察や、土木、建築に重要な座屈問題、金属物理の比熱、鉄鋼材料における熱処理のTTT曲線、トライボロジーのストライベック線図などを人工知能の基礎的考え方である関数接合論から言及し、関数とは切り貼りして作るものと開き直ったのが人工知能であることを教えているのは素晴らしいと思いました。
Posted by ダイカスト関係 at 2020年09月13日 12:35
SLD-MAGICはトランプエレメントで界面摩擦現象を制御するという画期的、合金設計で躍進中の鉄鋼材料だ。
Posted by サステナブルエンジニア at 2021年04月23日 08:02
 大物の金型の熱処理では半冷曲線が重要なのですが、なかなか実測データに巡り合えませんでしたが、やっと見つけました。
Posted by 明日の専門家 at 2021年06月06日 19:57
XPS、放射光とラマン分光をつかった極最表面分析が重要なんですね。
Posted by 金井 at 2021年12月29日 03:22
日立金属さん、プロテリアルに社名が変わったみたいですね。
Posted by 大物熱処理ファン at 2023年09月14日 20:04
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