2009年10月02日

佳境に入ってきた? 近大高専の誘致合戦

近大姫路大学姫路市大塩町

8月のブログで、近大高専の誘致に関し、名張と姫路の競争になっている話題を書きました。「年内がひとつのポイントになりそう」とも。

大学が消える:皇学館撤退 学舎跡地「高専の移転を」--名張市議会 /三重(毎日jp)
姫路市は近大に対し、校舎用地提供や移転費用の半額負担を提示。9月1日には市長が大学本部を訪れ、要望したという。
名張市によると、姫路市は、校舎用地の提供や移転費用の半額負担を提示しているそうです。
校舎用地の紹介だったのが、無償ともとれる「提供」に変わってる気が・・

近大からすれば、どんどん競ってもらったほうが条件は上がるのでしょうね。

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Posted by miki at 00:11│Comments(7)学校
この記事へのコメント
お久しぶりです。半年振りでしょうか?

姫路は市議会が反発しているそうですね。
今時この地域で高専なんか、という感じで。

実は私は高専出身です。
長時間電車に揺られて神戸の方まで5年間通っていました。
加古川東高にするか明石高専にするかでも
大変迷った思い出があります。懐かしい。
(結局、校舎が新しくて綺麗な神戸市立を選びました)
Posted by 高砂市民 at 2009年10月02日 02:50
高砂市民さん

コメントありがとうございます。
一貫教育はトレンドですが、「今時」というのは・・?
Posted by miki at 2009年10月02日 07:31
「今時」というのは…最近は姫路市内の
工業高校の人気がなく、中学生が敬遠しているので
今から高専を作っても定員割れするだろうと
市議会が考えているそうです。
よって誘致を推進しているのは市の経営幹部だけで
議会はそれに対してノーを突きつけていると。
読売新聞の東播欄にそういう趣旨で書いてありました。

尚、一環教育ではありません。
5年間で「大学卒業程度の分野を学ぶ学校」なので
高校なら普通に習うはずの分野は学習しません。
即戦力のエンジニアを養成するために
社会の役に立たない、いわゆる意味のないものは学びません。
中高一貫の教育とはそこで大きく違います。
(工学に必要なものだけチョイスして、独自に学習します)

また、生徒ではな「く学生」であり、先生は教諭ではなく「教授」です。
15歳や16歳の学生が、教授から教育を受けます。
早い話はスパルタ教育です。
学ぶも学ばないも全ては自己責任ですし、全ては自由です。
そして教授は教員免許を持っていません。
元国立大大学教授や、大企業の研究者が多いです。


高校のように生徒が、教員免許を持った
教諭から学ぶのとは違います。
高校はさぼっていても留年することはありませんし
その多くはスパルタ教育ではありません。

いわゆる大学と同じ高等教育機関ですから
文科省の管轄でも高等学校とは切り離されています。


ただ、高専の学生は閉鎖的で、世間知らずが多いです。
今ではもう過去の遺物なのかも知れません。残念ですか。
Posted by 高砂市民 at 2009年10月03日 02:08
高砂市民さん

コメントありがとうございます。

慎重な意見はわかりますが、
工学的即戦力のニーズは、以前よりもむしろ高まっていると思うので、少なくとも過去の遺物ではないと思います。
姫路は、高等教育機関が強いわけでも過剰でもなく、むしろ弱すぎるので、大学であれ、ものづくり大学校であれ、航空大学であれ(?)
全面的に強化すべきと思います。
Posted by miki at 2009年10月03日 09:28
追記です。

wikipediaによると

>本科の募集総定員は、ピークであった1999年度の11,070名に対し、2006年度では10,935名と、漸減傾向となっている。

高専って、マイナーなんですが、昔に比べて減ってしまったわけではなく、昔からマイナーなんですね。
ピーク時に比べてもほとんど減っていません。

高砂市民さんの場合は、違うわけですが、市議会の中に高専出身者がいるかというと、その可能性は低いわけです。

私は非常にマイナーな、通信制の大学というのを卒業したことがあるのですが、一般的に、マイナーな学校種というのは、理解されない。
人間、「よくわからないものは慎重」になるんです。

マスメディアや素人コメンテイターに限って、慎重な、否定的な意見をいいます。よくわからない、調べないから、慎重な意見を言ってしまうのです。

そうしたことを頭においた上で、市議会も、市の幹部が主張していると思われる高専のいいところに耳を傾けて欲しいですね。
Posted by miki at 2009年10月03日 09:44
高専制度自体は素晴らしい制度だと思います。無駄がありまません。この制度にぴったりはまった学生は素晴らしい技術者になっています。そうでない学生も3流どころの理工系大学生に比べると、かなり技術的能力は高いと思います。実際、高い就職率や求人状況、そして容易な国立大編入状況などがそれを物語っています。

高専はほぼ理系だけと言ってもいいくらいですから、特定の業界を除いて知名度が低いというか、その実態が理解されていない現実があると思います。

豊かな日本ではありますが6-3-3-4の学制だけではなく6-3-5(7)でより専門性の高い人材を育成するのは良いことだと思います。
外国語や体育の分野などにもこの制度が広がれば、かなり効果が高い制度だとも思います。

そもそも大学がすべてのように考える日本人がおかしいかも知れません。戦前の日本のように、大学・専門学校・師範学校など、多様な種類の教育機関があっても良いと思います。
日本はつまらない大学を創り過ぎたように思います。コンピニと同じように感じたりします。
Posted by 黒部の太陽 at 2009年11月08日 00:11
黒部の太陽さん

コメントありがとうございます。
Posted by miki at 2009年11月08日 06:42
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