2013年10月28日

消えた「環神戸パートナーシップ構想」

神戸観光壁紙写真集より

神戸市民は新しい市長に、現市長が後継指名した久元喜造元副市長を選びました。
市長選をきっかけに神戸が変わるかも?と思いましたが、今回もいつもと変わらぬ市長選でした。

神戸市長に久元喜造氏初当選=5新人の争い制す(時事ドットコム)
久元氏は、退任する矢田立郎市長の後継指名を受け、市中心部の大規模再開発などを掲げた。総務省出身のキャリアを生かした国や県とのパイプをアピール。自民民主公明3党の全面支援を受けた組織戦で支持を広げた。
樫野氏は、矢田氏を含む歴代4市長がいずれも市助役から「昇格」したと批判。民間の経営感覚を取り入れた行政改革を訴えたが及ばなかった。
落選した樫野候補の公約を見てみると、「神戸成長戦略」の筆頭に、「環神戸パートナーシップ構想による415万人経済圏の形成」を掲げられていました。
神戸市を中心に、芦屋西宮尼崎明石加古川、姫路、三田三木小野、そして淡路島に415万人の人が住んでいます。これは県別人口で比較すると全国10位の規模になります。神戸市は、周辺都市のハブとなりアンテナショップ機能を果たし、それぞれの特産物や観光名所を神戸に来れば一目瞭然となるようにします。さらに兵庫県外への情報発信について神戸市が他都市の分も担うことで、関西圏、中四国、そして首都圏に向けて環・神戸経済圏の豊かさ、素晴らしさを神戸市がプロデュースするのです。これが環神戸パートナーシップ協定です。
姫路、加古川、三木、小野は、播磨広域連携協議会に入っているので、どうなんだろうと思ったのですが、そもそも神戸市民は、そんなことには興味が無い、あるいは興味があるのは少数派なのでしょう。

P.S.
それにしても、この「環神戸パートナーシップ構想」。神戸市と接しているのに入っていない宝塚市稲美町、飛ばされた高砂市播磨町の人はどう感じるんでしょうね。

参考
人口の都市規模は全国5位。156万人の播磨が団結(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:15Comments(0)政治